活動日誌

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外防委で集団的自衛権ただす

DSC01993.JPG 外交防衛委員会で質問。衆院憲法審査会で参考人の憲法学者が全員、安保関連法案について「違憲」と述べたことを受け、歴代政府が違憲と解釈してきた集団的自衛権行使を合憲へと変更した理由に安倍政権があげている「安全保障環境の変化」とは何かと質問。

 中谷元・防衛相は「グローバルなパワーバランスの変化」など、抽象的な説明に終始。私は、政府が集団的自衛権行使による海外派兵の唯一の具体例とする中東・ホルムズ海峡の機雷封鎖をめぐり、これが日本の存立を脅かすと判断するに至った「安全保障環境の変化」とは何かと追及しました。

 中谷氏は、「中東地域でもISILの勢力拡大や大量破壊兵器の拡散の懸念、イエメン情勢の混乱など安全保障環境はますます厳しさを増している」と説明。私は、集団的自衛権は行使できないとした1972年の政府見解当時の吉国内閣法制局長官が、「非常に緊密な関係にあってもその他国が侵されている状況は、わが国の国民が苦しんでいるとこまでは行かない」と答弁したことを指摘。中東の事態が日本の存立を脅かすと認識を変えたのか質問しました。

 中谷氏は、湾岸戦争時に機雷掃海に長期間要したなどと説明するのみ。私は、「まともな説明は何もない。『安全保障環境の変化』だけ振りかざして憲法解釈を百八十度変えることは立憲主義に反する」と強調しました。

 衆院では厚生労働委員会では、共産、民主が反対しているにもかかわらず、明日の委員会で労働者派遣法改悪法案を採決する構えを見せており、総理入りの質疑が一方的ににセットされました。安保法制得も強引にセットされ、緊張が高まっています。

 夜は山崎参院議長、輿石副議長と日本共産党議員団幹部との懇談。市田団長とともに参加し、有意義な時間を過ごせました。

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