活動日誌

「2017年6月」の記事

 松岡.jpg都議選告示前の最後の土日。音の出る宣伝が思い切ってやろうと全国的支援が行われ、国会議員団も東京に集中します。私は10時から新人二人で議席増をめざす大田区に入りました。

 午前中は佐藤伸候補の地域で街頭演説。蒲田の駅前で演説しているとハンドマイクをもったグループが立ち止まって聞いてくれました。実は、応援のために羽田空港から丁度到着したところの熊本県委員会の皆さんでした。松岡衆院比例候補らと共に記念撮影。

 藤田りょうこ.JPG午後は藤田りょう子候補とともに街頭演説。途中、やはり応援演説中の真島議員ともエール交換しました。隣の神奈川県からも宣伝支援の皆さんが続々来られ、事務所には全国からのオルグの皆さんも。地元の猛奮闘と全国的支援で必ず議席増を!

 通常国会の会期は18日の日曜日までなので、金曜日の今日が事実上の最終日。各委員会で請願の採択を議論し、閉会中審査を行う会期末手続きを行います。

 請願の採択は委員会での全会一致で行われます。外防委では、01年以降18回にわたり採択されてきた、個人通報制度を認める「女性差別撤廃条約選択議定書の速やかな批准」を求める請願が、採択されないことに決定。日本維新の会が「大阪市の姉妹都市の三フラシスコで慰安婦像を設置が問題担っている。設置する動きを応援することになる」と「保留」を表明したため。

 私は「長年にわたり採択してきた請願。法務委員会としては後退することになる。議定書は個々の問題に触れているわけではなく、慰安婦像とは関係ない」と述べましたが、態度は変わらず「保留に。本当に残念です。

 午後から予算委の集中審議。加計問題での文科省の再調査結果が昨日明らかにされ、急遽、今日の予算委員会が決まったもの。小池議員が、文科省発表の資料を示して「加計ありき」の実態を厳しく追及しました。

 許せないのは委員会室に衛藤晟一参院議員・総理補佐官が来て、大声で妨害ヤジを飛ばしたこと。私が厳しく抗議していると自民党理事もとんできて「政府の一員がここに来ちゃだめだ」と注意した程、前代未聞のこと。政府の危機感を示しています。

 17:30から最終の本会議。

 強行後集会.jpg徹夜国会で共謀罪の採決が強行され、抗議の国会議員団の集会の後、議員会館前の「総がかり」行動にみんなで合流しました。民進、自由、社民、沖縄の各国会議員も参加し、それぞれに、直ちに廃止の闘いに踏み出そう、市民と野党の共同広げ安倍政権打倒をとの決意が続き、市民の皆さんとコールをしました。

 10時からは外交防衛委員会で、スロバキアとチェコとの社会保障協定の質疑。今日質疑・採決をしなければ、30日ルールで自然成立になってしまうという状況の下で、共謀罪強行の直後ではありますが、予定通り開会されました。

 私は、米トランプ政権のパリ協定離脱問題、南スーダンPKO日報隠ぺい問題について特別防衛監察を行っているとして、会期末になってもなんら国会に報告がされていないことについて特別防衛監察を隠れ蓑にした責任のがれだと追及しました。

 さすがに完徹明けのため、委員会室に座っていても激しい睡魔に襲われますが、なんとか乗り切りました。

 明日は急きょ、参院予算委員会が開かれことになり、午後から小池書記局長が加計学園問題や安倍政権の基本姿勢についてただします。、

 10:00から本会議。昨日提出された、山本国家戦略特区担当大臣、金田法務大臣問責決議の採決等が行われ、田村副委員長、本会議デビューである山添議員が賛成討論に立ちました。

 本会議はお昼を挟んで開かれ、昼休み中に民進・棒葉参院国対委員長から「自民党から共謀罪法案の中間報告を求められた」と驚きの電話。中間報告とは、委員会で審議中の議案について委員長に本会議で報告させ、そのまま採決を可能にするもの。委員会から審議権・採決権をとりあげて強行する「禁じ手」ともいえるやり方です。

 過去、野党が委員長の場合に悪法強行のためにおこなわれたことが何度かありますが、法務委員長は公明党であり、与党委員長に対して行われたのは初めてのことです。都議選前に委員会で強行採決して影響がでることを公明党が嫌がったのでしょう。そのためにこのような議会制民主主義をこわすうよなやり方を行うことは許されません。

 緊急に対応を協議し、野党四会派で議長、副議長にこうした暴挙を行わせないよう申し入れ。私は各派の幹事長とともに郡司副議長に申し入れました。議運理事会でも激しい協議が続き、本会議の再開は18:20になりました。

 中間報告の暴挙に応じた山本議運委員長の解任決議案を民進が提出。再開された本会議では金田法務大臣問責決議案を採決した後、議運委員長の解任動議を議題とし、日本共産党から山下よしき議員が賛成討論に立ちました。

 一方、衆院には野党四党で内閣不信任案を提出。参院本会議は、21:40に延会手続きをしたうえで休憩に。衆院本会議は23過ぎにに延会手続きをしたうえで、0:10から不信任案を議題とし、日本共産党から志位委員長が賛成討論。決議案は与党等の反対多数で否決にされました。

 IMG_1439.JPG2:40に再開された本会議では、中間報告を議題にすることを与党の多数で決めた後、中間報告が行われ、それを審議する動議に対しての討論・採決。日本共産党から私が討論に立ち「採決はやめ法務委員会でさらに審議を」と訴えました。動議を可決した後、再び休憩。

 5:40に再開され、中間報告に対する質疑を行った後、いよいよ共謀罪法案の討論・採決。仁比議員が質問と討論に立ち、怒りの演説を行いました。法案の記名採では、怒りをこめて反対の青色票を投じました。与党と維新の多数により憲法違反の共謀罪が可決・成立したのは8時前。この怒りの瞬間は絶対に忘れません。

 ただちに議員団控室に戻り、見守っていてくれた衆院議員の皆さんと合流。志位委員長が、「国民の怒りに追い詰められるなかでの暴挙」「共謀罪廃止に向け、ただちに戦いを始めよう」と訴え、まずは目前の都議選で必ず勝利をと誓い合いました。

 昨日から完全徹夜で、休憩をはさんで9時間半の本会議。全国の皆さんがネットで見守り、議員会館前にもたくさんの皆さんが徹夜で声を上げ続けてくださいました。いっそう、市民と野党の共同を強め、安倍政権打倒、戦争法も共謀罪も廃止へ力を尽くします。

 

  安倍政権が加計問題の究明に背を向ける一方、共謀罪の強行を狙う中での緊迫の日々が続きます。国家戦略特区法案審議中の参院内閣委員会で、わが党田村議員の質問終了したところで与党が質疑打ち切り動議を提出。「質問封じだ」などの怒号が飛び交う中、委員長が休憩を宣言しました。

 露骨な加計問題追及つぶしです。直後に民進党が山本国家戦略特区担当相の問責決議案を提出し、内閣委は散会になりました。この与党の動きに連動して、法務委員会でも共謀罪の採決強行の動きがある中で、わが党山添議員の質問が終わったところで、野党共同で金田法務相の問責決議案を提出し、法務委も散会に。強行採決は許しませんでした。

 日比谷.jpg夜は日比谷野音で、総がかり行動実行委員会と共謀罪NO!実行委員会による集会。民進・蓮舫、共産・志位、自由・山本、社民・福島の四党の代表が挨拶し、共謀罪廃案、加計問題徹底究明で力を合わせようと訴え、檀上で手をつないでアピールしました。

 今日は10時からの外防委で、スロバキアとチェコとの社会保障協定の趣旨説明を受けた後、情報交換や打ち合わせなど夕方まで断続的に続きました。

 明日は朝から本会議で二つの問責決議の採決。対決の一日となります。会期末へさらに、知恵と力を尽くします。

 18日までが会期の通常国会の最後の一週間。政府か共謀罪の強行を狙う中で、徹底審議を通じての廃案、加計学園問題の徹底解明を求める野党と市民との間で緊迫の日々となります。朝の国会対策委員会で対応を議論しました。

 参院法委員会の理事会は午後から三回にわたり協議。与党はの明日午後の対政府質疑を野党の合意ないままに委員長職権で決めました。午前中は参考人質疑を行うことが合意されており、野党は徹底審議の立場から明日は採決しないことの確約を求めましたが、与党は確約せず。自民・民主の国対会談でも同様でした。

 夕方には四野党の国対委員長会談が開かれ、加計問題での文書の文科省再調査の報告を明日の午前中に出すことや予算委・証人喚問の実現など求めることで一致しました。これにも応じない一方で共謀罪の強行採決など絶対に許されません。

 16時から、犬猫の殺処分ゼロをめざす動物愛護議員連盟の総会。動物愛護法の改正に向けた10回に及ぶPTの報告を受けて議論しました。

 NHK日曜討論を見てから、京阪淀駅前のまちかど街頭演説会に向かういました。丹波橋駅で「中書島駅で人身事故のため運転見合せ」とのアナウンス。電車を降りてやっとタクシーを見つけたけど周辺の京阪の遮断機が閉まったままで大渋滞。

 結局、街宣は断念。一緒に訴えるはずだった金森3区候補、集まって下さった皆さんすいませんてした。

IMG_1429.JPG 午後は京都AALAの総会で、韓国問題研究会代表で同志社大嘱託講師の康宗憲(カン・ジョンホン)氏の講演を聞きました。在日二世の康さんは韓国の大学に母国留学していた時に北のスパイ容疑で逮捕され死刑囚に。その後無期懲役に減刑、仮釈放、再審、無罪確定という経歴をお持ちです。

  「緊張高まる!?  朝鮮半島の今」と題してのお話しは、朝鮮半島危機の要因と本質、トランプ政権、韓国・文在寅政権の外交政策、日本の平和運動の課題など示唆に富んだものでした。

 地方選ビラ.jpg午前中の本会議終了後、倫理選挙特別委員会で「地方選ビラ解禁法案」の質疑。地方議員選挙でも町村議員以外は、公示後に候補者名入りのビラの配布を可能とするものです。

 一歩前進ですが、国政選挙などと同様に枚数制限があり証紙貼りが必要。ネット選挙解禁により、画面では見られるのに印刷して配布すると違反という矛盾が生じています。従来、ビラなどは、「選挙に金がかかる」として規制されてきましが、ネットではいくら拡散しても金がかかるわけではなく、こうした理由でビラ規制する根拠も失われています。ビラも自由化すべきと求めました。

 午後には参院改革協議会が開かれ、総務相の行政評価制度について報告を受けて議論しました。

DSC_0317[1].JPG 夜、フジテレビ「金曜プレミアム 女の大事件」で、私が国会で質問した「メルボルン事件」を放映。旅行中に逮捕された日本人が、知らずに麻薬の運び人にされたとして冤罪を訴えた事件です。

 本人たちは何が起こったからわからないままに逮捕され、通訳者も能力が不十分で、事実や意思が伝わらない取り調べが行われました。番組では逮捕や取り調べなどの当時の画像を入手して放映しており、改めてそのひどさを実感しました。

 私にとって海外で事件に巻き込まれた日本人に対しての適切な通訳の配置やその国の刑事司法制度に即した支援など、大使館が行うべき邦人保護のあり方について直面した初めての事件でした。また、国連個人通報制度を日本人として初めて活用した事件としても勉強させられました。

 有罪判決を受けた女性は十年以上、オーストラリアの刑務所に私も当時の質問の映像や、先日取材を受けたところが放映されました。

IMG_1423.JPG 午前中の外交防衛委員会で日本イスラエル投資協定承認案で質問。イスラエルは、国際法違反の入植地を拡大させており、昨年12月に安保理は非難決議を挙げました。イスラエルは反発し入植地での主権を主張しています。日本は入植地での同国の主権を認めていませんが、この点の一致のないままの投資協定は国際法違反を容認につながると追及しました。

 午後には日本原水爆被害者団体協議会の皆さんと日本共産党との懇談。被団協からは新代表委員の田中さん、新事務局長の木戸さんらが、日本共産党から志位委員長、笠井政策委員長、本村、大平各議員と私が参加。

IMG_1411.JPG 核兵器禁止条約、被爆者援護制度の抜本見直しなど要望を頂きました。核兵器禁止条約草案の前文に「ヒバクシャ」が書き込まれ、核兵器の使用等で影響を受けた人への支援が盛り込まれたことに、被爆者から「温かい条約」との言葉が印象に残りました。日本も参加をさせなくては。

 明日の倫理選挙特別委の質問準備と通告。

 今日は午前中、四野党の党首会談が開かれ、憲法九条改悪反対、共謀罪反対、加計・森友疑惑究明、総選挙の協力を加速などで一致しました。国会最終盤、結束して対応します!

 午前中の本会議で、秋野法務委員長(公明)の解任決議案の討論採決が行われました。日本共産党から仁比議員が怒りの賛成討論。短い参院質疑の中でもさらに浮かび上がった共謀罪法案の問題点や徹底審議の土台を与党が壊していることを厳しく批判しました。続いて決算の討論・採決が行われ、吉良議員が反対討論に立ちました。

 午後から皇室典範特例法の特別委員会に出席。天皇退位についての特例法の審議、採決が行われ、日本共産党からは小池書記局長が質問に立ちました。私は、理事会対応でした。全会一致とされていた附帯決議に自民党の議員が一人反対したので委員会室はざわめきました。

 その後、明日の質問準備と通告。

 夜はキューバのカルロス・M・ペレイラ大使の公邸での夕食懇談会に志位委員長、緒方副委員長、笠井政策委員長、大平衆院議員らと共に出席。核兵器禁止条約から中南米情勢、野党共闘など幅広く有意義な意見交換ができました。私は、78年にキューバで開かれた世界青年学生祭典に参加した時の思い出話。

ページ最上部へ戻る