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「司法・人権・女性・スポーツ」の記事

 臨時国会の会期末の今日。土曜日にもかかわらず、異例の質疑と法会議採決が行われました。日本共産党は極めて不十分な政府の統一協会被害者救済法案に対して修正案を提出し、実効ある法律にするために国会を延長して審議をすることを提案しましたが、残念ながら本会議での採決が行われました。 

 朝から、岸田総理出席で消費者問題特別委員会で審議が行われ、午後に山添議員が質問。その後に討論・採決が行われました。 

 15時から各委員会で順次、請願の扱いの協議と閉会手続きが行われ、内閣委、倫理選挙特別委、拉致問題特別委、懲罰委員会に連続して出席。懲罰委は参院選後初めて開かれ、理事予定者のままでしたが、正式に理事に選任されました。 

 17時から本会議。法案の採決が行われ、その最後が被害者救済法案。仁比議員が最初に反対討論に立ち、続いて五会派が賛成討論に立つという異例の進行になりました。仁比議員は実効ある法律にするためにただちに見直しの協議に入ることを呼びかけ。賛成した各党の賛成討論も法案には足らざる部分があることを認めたものでした。速やかな見直しが必要です。 

 終了後、尾辻議長、長浜副議長、石井議運委員長が国会閉会にあたっての挨拶に来られました。 

 今日は京都で憲法学習会、事務所開き、演説会などの予定がありましたが、残念ながらキャンセル。演説会にはビデオメッセージを送りました。みなさん、ご迷惑をおかけしました。

 

 

 国会の会期と統一教会の被害者救済法案の審議をめぐって断続的な協議となった一日でした。     12:30からの立憲、国民、維新との国対委員長会談では、自民党から救済法案の質疑を明日の衆院本会議で送られてきた直後に参院本会議で質疑し、明後日は特別委員会で質疑をとの提案があることが報告され、意見交換しました。

 私は、参院審議を形骸化させるものであると共に、会期末を迎え審議時間が十分にとれないのは不祥事や不手際など政府・与党の責任であり、会期を延長して十分な審議を行うことを主張しました。結局、16時半からの議運理事会では明日の本会議立てが確認されました。

 それをうけて国IMG_3108.jpg対で議論。明日、参院議長に会期延長を申し入れること、衆院に救済法の修正案を提出することなど確認しました。明日の本会議では山添議員が質問に立ちます。

 8:30から超党派の「2025年デフリンビック東京大会推進議員連盟」の設立総会に参加。ろう者のオリンピックしての大会で、全日本ろうあ連盟の招致活動が実り、100年の歴史上初めての日本開催になります。吉良さんが会長代行に私は幹事長代行に選出されました。

 明日の内閣委員会はPFI法改正案の質疑。午前中に内閣府からレクをうけ通告を済ませました。

 22.12.5 倉林.jpg明日、衆院本会議で審議入りする統一協会被害者の救済法案について自民党から野党に対し、「委員会審議において対応を検討する」として修正案の概要が示されました。第3条の「配慮義務」について、「勧告」「公表」の対象として「報告」を求めるとするなどです。

 国対で議論し、夕方の小池書記局長の記者会見で「きわめて不十分」として、「配慮義務」ではなく「禁止規定」とするべきこと、また、法案第4条6号の禁止行為は見直し「困惑」しないで行う寄付を対象とすべきこと、見直しを「施行後1年を目途」とすることなど求めました。

 午前中には参院本会議か開かれ、障害者総合支援法改正案の審議。日本共産党から倉林議員が質問にたち、「束ね法案」に多くの障害者団体から「私達の声を封じることになりかねない」と抗議の声があがっていることを示し、法案を出し直し、それぞれに十分な審議を行うことを要求。そのうえで障害者権利条約の初の日本審査による総括所見を示しながら日本の障害福祉法制や法案について厚労大臣をただしました。

 明日の内閣委員会で視覚障害者等の読書の権利を保障する「読書バリアフリー」について質問するため、今日はその原稿の仕上げ。午後に通告しました。

 赤旗一面.jpg今朝のしんぶん「赤旗」一面は、辞任した寺田さんの後任の松本総務相の政治資金規正法違反疑惑のスクープ。
 午後からの本会議で岸田総理出席で行われる補正予算案の審議で取り上げる必要があるのではと、早朝に参院国対の会議を開きました。
 本会議のバッターは急遽、山下さんから紙さんに変更になっており、全文で前日に通告済みですが、この問題を追加通告してもらいました。
 本会議で総理に、政治資金規正法を所管する総務相に寺田氏に続けて政治資金にかかわる疑惑のある人物を任命した総理の責任は重大であり、調査するよう求めましたが、紙さん本会議.jpg例によって「まず本人が説明することが大切」という答弁。この間の事態に何の反省もありません。
 午前中に内閣委員会の理事懇が開かれ、12/6が想定されていたマネロン対策法案の質疑を24日に行いたいという与党理事からの提案。一か月に三人の閣僚が辞任という異常事態の下で、補正予算審議の最中に閣法の審議を行うという原則から外れた日程に反対しましたが、結局、24日審議が決まりました。
 国連自由権規約委員会の総括所見の共謀罪に関する指摘や金融機関での旧姓使用による口座がマネロンに悪用されている問題で関係省からレクをうけ、夕方には質問を通告しました。
 倉林本会議.jpg法相としても人間としても許せない暴言をはいた葉梨法務大臣が辞任しました。当然のこであり、遅すぎます。10時から開かれた本会議で岸田総理は倉林議員をはじめ野党議員からの罷免要求にたいして「厳重に注意した。説明責任を果たし、発言は慎重に」と答弁するだけで応じませんでした。
 ところが本会議後に一転、大臣の辞任へ。国会質疑を愚弄するものであり、しかも「辞表」を受け取る形にとどまりました。山際大臣の時と同じ。自らの任命責任を明らかにし、「罷免」するべきでした。
 
それにしても国民生活に責任をもつ経済再生担当大臣の山際氏が統一協会の広告塔になって国民に被害を与え、人権に責任をもつ葉梨法務大臣が死刑執行を軽んずる発言をしていずれも辞任し、さらに政治資金を所管する寺田大臣が自らの政治団体や後援会の会計で次々と規律違反が発覚――内閣全体が不適格だといわなければなりません。
 本会議は感染症法改正案の質疑が行われ、日本共産党から倉林議員が質問にたちました。この間の医療や介護、保健所の現場の苦闘を語った倉林さん。保健所の新入職員が、研修を受けるまもなくコロナ対応の最前線で困難な仕事にあたり、「ベランダに足を掛けたことも」と言いながら、奮闘していることを紹介したときに、倉林さんの声が詰まると「頑張れ」の声がかかり、与野党超えて聞き入りました。
 本会議は予定より伸びて三時間かかり、続いて短時間の倫理選挙特別委。法相辞任へというニュースに接したばかりなので、寺田総務相の法案趣旨説明を「次はあなたが辞任する番」と思いながら聞きました。
 その後、防衛省からレク。つづいて来週以降の質問準備で、法務省からマネーロンダリング防止の法案に関してマネロン罪の法定刑引上げや共謀罪の問題についてレク。夜の新幹線で京都へ。
 22.11.10内閣.jpg昨日の葉梨法相の「死刑のハンコを押す地味な存在」という発言には朝から怒りの声が広がっています。あまりにもひどい発言です。朝の国対でも法相の資格なし、辞任を求め、岸田総理の任命責任を厳しく追及することを確認。午前中の法務委員会で仁比議員が法相をただし、辞任を求めました。
 午前中の内閣委員会で、国家公務員の非常勤職員である「期間業務職員」について取り上げました。年々非常勤職員の割合は高まり、ハローワークでは相談員全員が期間業務職員で、全職員の七割近くになります。常勤職員と同じ恒常的業務を担っているのに三年ごとに「公募」にかけられる不安定な雇用です。
 相談員の皆さんの「現在はキャリアアップ助成金を担当している...人件費増額分の補助として国が税金を投入して正社員化を促進している制度だ。しかし、その業務を担う私達はずっと非正規労働者のままで、毎年、雇い止めの不安に脅かされ、公募にかけられている。安心して働きたい」
「ハローワークの支援は相談者の人生を左右してしまう重要な仕事だ。しかし、現実に目を向けると私達非常勤職員は常に自らの雇い止めの心配をしなくてはならない。私も公募を体験しているが本当につらい。さらし首に合うような感覚で受けている本人からすれば過酷だ」
 などの切実な声を紹介しながら、是正を河野国家公務員制度担当大臣に迫りました。
 河野大臣は、「各省が適切に対応している」と述べたので「実態をつかむべき」と求めると「しっかりつかみたい」との答弁。三年公募は廃止し、常勤職員と同様の業務を行っている非常勤職員については常勤への転換すべきだと求めました。
 来週の論戦の打ち合わせや準備などあれこれ。
 IMG_0218.JPG 内閣委員会で質問。男女賃金格差の是正と公務労働での常勤と非常勤の格差是正について取り上げました。
 女性活躍推進法にもとづく男女賃金格差の把握・公表が企業に義務づけられたことについて、さらに実態を明らかにするために、正規雇用の男性と非正規の女性との格差の割合、従業員300人以下の企業にも公表を義務付けることを求めました。
 さらに、格差是正の法的措置をとっているEUや同加盟国の取り組みを紹介し、日本も、格差の公表にとどまらず国際水準に基づき是正のための具体的措置を検討すべきと小倉担当大臣に迫りました。
 
質問の後、自民党の議員から部屋に電話があり、「今日の質問、問題の所在をよく突いた、非常に的確で素晴らしい質問だった。いつも女性活躍推進の問題を取り上げている井上議員の質問は注目している。与野党問わず前進させていかないといけない問題だと思っている。自民党の議員から非常に感激して、電話してきたと伝えてほしい」との伝言。うれしいなあ。
 IMG_3007.jpg終了後、参院の野党国対委員長会談。今後の国会対応について意見交換しました。衆院本会議や倫理選挙特別委の審議を院内テレビで見つつ、明後日の給与法の質問準備。
 会館を出て宿舎に歩いて帰っているとちょうど皆既月食が進んでいるところ。東京は雲もなく、とってもきれいに見えました。
 22.10.25野国.jpg山際大臣が統一協会との癒着への国民的批判の中で辞任。岸田総理の任命責任やこれまで続けさせてきたことへの責任を明確にしなければなりません。
 予定されていた内閣委員会は中止。他の委員会は大臣の所信的あいさつを聞くだけにとどめ、新たな質疑日程はきめずに午前中に参院の野党国対を開いて対応を協議。その後、自民・立憲間の与野党国対が開かれ、28日に総理、新たな後藤大臣出席のもとで本会議質疑を行うこと、27日には各委員会を開くことで合意しました。
 その後、自衛隊情報保全隊による人権侵害の調査について防衛省からレク。

優生保護法.jpg 午後には、「優生保護法問題の全面解決をめざす10.25全国集会」参加者の皆さんの車いすを先頭にした請願デモを激励。優生思想に基づき、障害のある人を中心に強制不妊や中絶手術を強要されました。  国の責任を認め被害者すべてに謝罪と補償、人権と尊厳の回復を求める請願を受け取り、実現へがんばると挨拶しました。

 22.10.7小池.jpg岸田総理の所信表明演説に対する参院の代表質問2日目。公明、維新、国民に続き日本共産党の小池晃書記局長が登壇しました。国葬、統一協会、物価高騰対策、農業、学級給食無償化、消費税減税、原発、敵基地攻撃能力、辺野古新基地の問題など多岐にわたり取り上げた、議場を圧する質問でした。 

 小池さんが本会議や予算委で質問するときに毎回こだわってとありあげているジェンダー平等の問題。パンプス強制や選択的夫婦別姓、ハラスメント規制、男女賃金格差などに続いて取り上げたのが、「リプロダクティブ・ヘルス/ライツ」=「性と生殖に関する健康と権利」の問題です。 

 小池さんは、母体保護法で人工中絶に配偶者同意を必要として、女性に自己決定権がないと指摘。妊娠や出産は母体に大きな影響を及ぼし、女性の人生設計も大きく左右するものであり、産むか、産まないか、いつ生むかを決めるのは当然女性であるべきですとのべ、「リプロダクティブ・ヘルス/ライツ」が今日、女性の人権の重要な概念の一つとして国際的にも確立していることについて総理をただしました。 

 総理は答弁で、自らの見解を明らかにしなかったものの国際的に重要な権利とされていることを認めました。さらに総理は、女性の人工中絶の自己決定権を奪っている刑法の自己堕胎罪や母体保護法に配偶者同意要件の廃止について「国民的な合意形成が必要」だと答弁しました。すでに多くの女性の共通の願いです。

 

党国会議員団の「ジェンダー平等推進委員会」に出席しました。高橋議員が責任者、山添議員が事務局長です。
 慰安婦など国際人権問題、選択的夫婦別姓、性暴力、ハラスメント、女性の貧困、女性の政治参画、格差是正、女性差別撤廃条約選択議定書、LGBTQ、リプロダクティブヘルス&ライツなど議員団で担当を決めており、それぞれがメモと資料を出して報告します。
 各議員がそれぞれの分野でジェンダー平等問題を位置付け、共同を広げながら一歩一歩前に進めていることがよくわかります。私は選択議定書の問題とODAにおけるジェンダー平等について報告しました。
 また『女性のひろば』の藤田文編集長が次号の「統一教会とジェンダー、性の多様性」特集の内容も紹介しながら統一協会がどのような影響を与えてきたのか報告がありました。面白かった。ぜひ、ご購読を。
 午後からは内閣部会として、臨時国会に提出予定のマネーロンダリングやテロ資金供与対策等に関する法改正、「フリーランスにかかわる取り引き適正化のための」法改正についてオンラインで政府レクを受けました。様々な論点があります。今後、各方面のご意見も聞かねばなりません。
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