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「司法・人権・女性・スポーツ」の記事

 シャドービジネス.jpg映画『シャドー・ディール 武器ビジネスの闇』を観ました。「金と権力と個人の野望」が、平和や人権より優先される国際武器取引の実態を映像と多くの生々しい証言によって描くドキュメンタリー。
 日本でも問われています。先日の予算委で、穀田衆院議員がイージスシステム搭載艦に搭載予定のレーダーシステムの選定をめぐる疑惑を追及し、それをうけて立憲の議員も質問するなど問題が広がっています。
 映画の中では、「そこにビジネスがある限り戦争は決して終わらない」「対テロ戦争ほど都合のいいスローガンない」「腐敗は武器取引の単なる一部ではなく国際武器取引の原動力」との証言もありました。コロナ禍のなかで世界の医療や保健の脆弱さが明らかになる一方で、武器取引が膨れ上がる世界でいいのか、考えるうえでもお薦めです。 
 東京五輪組織委員会の森会長が、女性差別発言への国内外の厳しい批判の中で辞任するとのニュース。当然のことですが、やめれば済む問題ではありません。やめれば済む問題ではありません。逆切れ会見のままでなく、きちんとした撤回・謝罪を行うことが必要です。
 
 また、組織委員会、JOC、そして森氏をかばい、辞職を求めなかった政府・自民党も、これまでの対応について厳しい反省が必要です。 これを機に、ジェンダー平等指数153ヵ国中121位という恥ずべき実態をただしていきましょう。

本会議で抗議.jpg 10時から開かれた本会議。昨日の衆議院につづき、野党女性議員が白いジャケットで、男性議員はポケットに白い花や白いチーフをつけて森会長の女性蔑視発言に対し抗議の意思表示。私もポケットに白い花を挿して参加しました。

 終了後、参院での予算論戦への打ち合わせ会議。午後は、国交省、厚労省、内閣府から説明のための来室が続きました。

 法学者・法曹1022人の皆さんの共同声明「選択的夫婦別氏制度の早期実現を求めます」を呼びかけ人である二宮周平立命大教授、犬伏由子慶大名誉教授から党議員団として受け取りました。
夫婦別氏共同声明.jpg 「共同声明などにはこれまで距離を置いてきたが、今度は加わる」など、かつてない広がりがありったとのこと。大学の授業では学生から「なぜ、まだ実現していないの。当たり前ことですよね」などの声が上がるというお話も聞きました。
 ぎっしり並んだ1022の名前が圧巻。一刻も早く実現へ超党派でがんばります。
作家の平野啓一郎さんが「分人化とメディア~表現の自由を巡って」と題して講演をされた、京都弁護士会主催の第五十回「憲法と人権を考える集い」に参加しました。
 全体のテーマは「あなたが呟く今とこれから」。他の人権より「優越的価値」があるとされ、最大限尊重されるべきなのが「表現の自由」です。かつては、もっぱら、送り手=報道機関等、受け手=国民という図式でしたが、ネットの急速な普及の中、多くの国民が送り手にもなっています。
 ツイッター等での個人のつぶやきが世論を形成するなど重要な役割を果たす一方、匿名性の下での暴力的で人権侵害の書き込みなど、様々な新しい問題が起きています。こうした中で、表現の自由をどのように担っていくのか。
 講演の後、平野さんは、二人の弁護士によるインタビューを受け、その中で会場から文書で出された質問にも答えられました。文学、社会、法律など様々な角度から議論を深められた、意義深い集いでした。
 平野氏は京大法学部在学中、当時は最年少で、「日蝕」で芥川賞を受賞しました。インタビューした二人の弁護士はいずれも同時期に京大に在学していた方。「面識はなかったけど卒業式で一緒に写真を撮ってもらいました」など、当時のエピソードも披露されました。
 終了後、明日の長野県での行動のために東京に移動中。パソコンをひらくと、ベナンが核兵器禁止条約の51ヵ国目の批准国になったとのニュース。被爆者の声が世界を動かしています。
 アムネスティ申し入れ.jpgアムネスティ・インターナショナル日本の出入国管理庁・佐々木聖子長官への申し入れに、アムネスティ議連副会長として同席。アムネスティから中川英明事務局長、議連から牧山ひろえ事務局長が参加され、移民・難民の人権保護を求める17571筆の署名を提出しました。
 法務省は、今年六月の「専門部会提言」をうけ、「出入国管理及び難民認定法」の改正作業を進めています。一方、九月には、国連人権理事会の恣意的拘禁作業部会は日本の入管における収容が「自由権規約党に違反する」との意見書を出しました。
 申し入れでは、日本での長期収容の実態と国連作業部会の意見書を受け、外国人の長期収容に終止符を打つべく、「国際人権基準にそった法改正」の実現を求め、特に、ノン・ルフールマン原則(帰国すると人権侵害を受ける恐れがある場合は強制送還してはならない)の遵守と収容の期間に上限を設けることを要請しました。
 今日は衆院厚生労働委員会で閉会中審査が行われ、日本共産党から宮本徹議員が質問に立ちました。院内テレビで視聴しつつ、資料整理や原稿執筆などなど。
 IMG_3687.JPG午前中は外交防衛委員会で質問。科学技術担当の井上大臣が、軍事と民生の両方に使われる「デュアルユース」(民生技術の軍事転用)の検討を学術会議に求めたことを明らかにした内閣委員会の答弁を取り上げました。
 防衛省は2015年にデュアルユース推進のために、大学などに資金を出す「安全保障技術研究推進制度」創設。学術会議は一年近い議論をへて軍事研究に反対する声明を出しました。
 大臣の答弁はその見直しを求めるものであり「政府から独立して職務を行う」とした学術会議法に反していると指摘。軍事研究の押し付けは、学問が戦争に動員した痛苦の経験からつくられた学術会議の原点を壊すものだと批判しました。
 そのうえで、防衛省の制度について、学術会議の声明が問題を指摘している点について具体的に質しました。
 防衛省の答弁で、▽制度の目的は民生技術を軍事に取り込むことであること▽防衛省の職員が防衛装備品という出口を目指して進捗管理をし、資金打ち切りもあること▽研究成果について軍事企業が使うことを拒否できないことを確認。
 声明の指摘しているように「学問の自由と自主性の関係が問題がある」制度であることが浮き彫りになりました。こうした制度の押し付けはやめ、学術会議の任命拒否の撤回を強く求めました。
 朝7:40から、日弁連、弁護士政治連盟と党議員団の朝食懇談会に参加。日弁連・荒中会長、弁政連・村越理事長をはじめ役員の皆さんが出席され、新型コロナ感染対策や外国人の相談への関与について説明を受けたあと意見交換しました。
 その後、外交防衛委員会で質問。午後は、紙智子参院議員団長と共に山東昭子議長と面談し、参院改革協議会の設置について提案を受けました。その後、明日の日米経済連携協定に対する本会議質問を仕上げて通告しました。
20.11.19アクション.jpg 午前中は、「女性差別撤廃条約実現アクション」の皆さんによる選択議定書の批准を求める請願提出院内集会に参加。午後は、外交防衛委員会で今国会最初の質問にたちました。
 署名提出集会では、紙智子議員や立憲、国民の議員の皆さんとともに署名を受け取りました。「アクション」の皆さんは、今国会の衆参代表質問で立憲・枝野代表と共産・小池書記局長が取り上げたことをとても喜んでおられました。
 女性差別撤廃委員会から繰り返し勧告をされている選択的夫婦別姓についても各野党が取り上げ、小池さんへの菅総理の答弁で、安倍善総理の時の「慎重な検討」から「慎重」がなくなったことも報告し、女性の権利を国際基準にするために請願採択と議定書批准にがんばると挨拶しました。
 IMG_1583.JPG午後の質問では、核兵器禁止条約と日本提出の国連核軍縮決議についてただしました。日本政府は核兵器禁止条約に反対する一方、核保有国と非保有国の「橋渡し」をするとして国連総会に毎年核軍縮決議を出していますが、先日の第一委員会での採決では、賛成は過去最少でした。共同提案の国は2016年と比べて80ヵ国も減っています。
 その理由は、過去のNPT再検討会議の合意について「履行すること」という文字を削除したことと、包括的核実験禁止条約(CTBT)の批准を求める記述が曖昧になったことなど決議案の中身にあると指摘。核の傘の下にあるNATO加盟国の中からも支持できないとの声があがつたことを、分割投票の数字や各国の投票理由説明を示して明らかにしました。
 一方、逆に、この二つの内容の部分について昨年の反対から賛成に回り、決議全体も棄権から共同提案に変ったのが米国です。トランプ政権は2018,年核態勢の見直し(NPR)で、小型核兵器の開発などNPTb合意に反する内容をもりこみ、CTBT批准を支持しないことを明記しました。
 このアメリカの支持を得るために、決議の内容を後退させたのではないかとただしましたが、茂木外相は「賛成が減ったことは真摯に受け止めると」しましたが、外務省の答弁者は「様々な国賛同をえるために調整した結果」と強弁。調整した結果、賛成の国は減っているのですから、まったく理由になっていません。
 アメリカの核政策にすりよるのではなく、核兵器禁止条約を批准し、核兵器は違法という国際規範を力にヒバクシャや市民社会とともに保有国に迫り、被爆国日本の役割を果たせと求めました。
 IMG_3636.JPG朝8時から、議員会館で全建総連の役員の皆さんと党国会議員団の懇談会。一次補正予算で措置された、新型コロナウィルス対応の保険料減免に対する予算が不足する懸念があり、万全を期した措置を講ずることなど5項目の要求を受け、現場の実情などお聞きしました。議員団として今後、政府に申し入れます。
 引き続く国対会議の後、治安維持法被害者国家賠償要求同盟の皆さんの国会請願行動で挨拶。学術会議任命拒否問題は、戦前のような権力に物言えぬ社会を作るという点で、同盟の皆さんのたたかいと共通だと強調しました。
 午後から、沖縄普天間基地での泡消火剤、PFOS流出問題での米軍報告書について防衛省からレク。続いて、急逝されたエラカート・パレスチナPLO執行委員会事務局長を悼み、日本パレスチナ友好議員連盟の一員として、在京パレスチナ常駐総代表部を弔問して記帳しました。
 PNND.jpg国会に戻り、核軍縮・不拡散議員ネットワーク日本の総会に笠井議員とともに参加しました。外務省から核兵器禁止条約や日本が国連に提出のした核廃絶決議案の内容など説明を受け質疑応答。核兵器禁止条約が発効し核兵器が違法化されることが確実になったもとでも日本政府の対応が従来と変わらないことに、議論が集中し、唯一の戦争被爆国とてして、禁止条約が発効するという新しい段階での対応が求められているという発言が続きました。
 夕方の新幹線で京都へ。
 IMG_3577.JPG午後から党国会議員団ジェンダー平等推進委員会の第3回会合に出席。性暴力、DV、ハラスメント、慰安婦などの国際人権問題、選択的夫婦別姓、女性の政治参加、均等法、LGBTなど、各分野での取り組みと今後の課題を交流しました。
 私は、私は女性差別撤廃条約選択議定書の早期批准を求める運動と国会論戦について報告しました。
 臨時国会中に政府への申し入れも行う予定です。
 午前中には国対の会議。夕方には議員団会議を行い、小池書記局長から報告を受けた後、各地での街頭演説の反応や取り組みなど交流しました。
 今日告示の京都府笠置町の町議選での現職のむかいで候補が無投票当選となりました。
 おめでとうございます! \(^o^)/ ヽ(^。^)ノ
 IMG_3438.JPG京都を朝出て国会へ。午後から、「女性差別撤廃条約実現アクション」の皆さんと、選択議定書の批准を求める請願の採択に向けて、穀田衆院議員と一緒に意見交換しました。
 国会の請願審査では、会期末の各委員会の理事会で協議して全会一致のものだけ採択し、あとは保留で審議未了になるという取り扱いがされています。その際、各会派からはなぜ保留なのかの説明もほとんどないのが実態です。
 
 日本共産党はこれまでも、国民の国政に参加する権利を保障する立場から、事前に十分な時間をとって請願者の意見を聞くなどの請願審査を行うことを求めてきたことなどお話し、今後、他党にもさらに働きかけを強めることなど議論しました。
 その後、国対会議と議員団会議。総選挙勝利へ党を強く大きくする活動や街宣など、四連休中の活動と反応、今後の国会の動きなど交流し、議論しました。皆さん、大奮闘です
 IMG_1033.JPGもうすぐ発売の雑誌『前衛』10 月号に「女性の権利を国際基準に~女性差別撤廃条約選択議定書の批准を」を書きました。
 ジェンダーギャップ指数が121位にまで落ち込んだ日本の現状打開のために、個人通報制度を盛り込んだ選択議定書の批准が不可欠です。批准をめぐるこの間の国会論戦の到達点と課題を明らかにしています。
 巻頭の日本共産党の衆議院議員の座談会も必読です。コロナ対策で国民の声と野党共闘を力に、政治を動かしてきましたが、「赤旗」の質問報道ではわからない、質問に至るまでの調査や政府との粘り強いやり取りなどの努力、質問への反響など、私も初めて知るエピソードも満載。ぜひ、お読みください。
  
  普天間基地の泡消火剤の流出は格納庫のそばで米軍人が行ったバーベキューが原因だったことを米軍が明らかにしました。なんということか。怒りに震えます。
 発がん性が指摘されるPFOSを含む泡消火剤が大量に流出した直後に外交防衛委員会で質問しました。地元の消防が基地外に流出した泡の除去作業を必死で行っていたにも関わらず、米軍は見に来ただけで自らは作業しなかったことにも県民の怒りの声が上がりました。
 質問では、外務、防衛両大臣が速やかに事故原因を明らかにするよう米側に求めていると答弁しましたが、米側はバーべーキューが原因なのは事故直後にわかっていたはず。それを5ヵ月間も隠していたことになります。
 この間の在日米軍のコロナ感染に対する情報秘匿といい、それをまともに批判しない日本政府の態度といい、許しがたい。怒、怒、怒。
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