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声あげて政治の夜明けを

 新年おめでとうございます。

 市民の声が政治を変える――昨年は、希望の道を開いた年でした。参院選、新潟知事選で市民と野党の共闘の力が発揮されたこと。さらに被災者支援でも政府を動かしたことです。

 年末の糸魚川市の大火では藤野衆院議員、武田参院議員と共にすぐに現地視察に入り、政府に支援を求めました。政府は当初、被災者の住宅再建に補助する被災者生活再建支援法は、「自然災害ではないので適用できない」という態度。私たちは、「異常な強風による延焼であり、自然災害だ」と迫りました。知事や市長の要請もあり、年末ぎりぎりに、「風害」による延焼だとして同法の適用が決まりました。火事に対しの適用は初めて。画期的です。

 振り返ると、阪神大震災の時、倒壊した家屋の再建を直接支援する制度はなく、政府は「個人財産の形成に支援はできない」という態度でした。これに対し、「住宅の再建なくして生活再建なし」と市民と超党派の共同で政治を動かし同法を実現。以来、大災害毎に運用を拡充させてきました。

 制度に被害を合わせるのではなく、被害に合わせて制度を柔軟に運用し、できなければ新しい制度を作れ――この間の市民の運動が、初めて火災への同法適用に結び付きました。

 今年は酉(とり)年。安倍政権の強権・暴走政治にとさかに来ることも多いでしょう。鶏は日の出になれば、鳴き声をあげ夜明けを告げます。私たちは声をあげることにより政治の夜明けを実現しましょう。(17.1.6赤旗東海北信越版)

 

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