essay つれづれぐさ

ホーム の中の essay つれづれぐさ の中の 自衛隊ヘリ墜落事故

自衛隊ヘリ墜落事故

 佐賀県神埼市で発生した陸上自衛隊目達原基地所属のAH64D攻撃ヘリコプターの墜落事故。基地近くの民家に墜落し、周辺にも多数の部品が落下したかつてない重大事故で、住宅内にいた女児が怪我をし、乗員二名が亡くなりました。一歩間違えれば自分も被害者だったと周辺住民の皆さんの恐怖と不安は消えません。

 党国会議員団は、ただちに現地に駆け付けて調査し、神崎市長や住民の皆さんから声を聴きました。私は参院外交防衛委員会の理事懇談会で政府から説明を聞き、質疑しました。重大なのは、1750時間ごとのメインローターの交換後の試験飛行開始直後に事故が起きたこと。理事懇での私の質問に、同機種の事故は1989年以降世界で40件起き、今回と同様のメインローター交換直後の事故がアメリカで2015年以降二回起きていることを認めました。

 機体や部品の問題か、整備ミスか、運用・整備体制の問題は――予算委では笠井衆院議員が、事故機の使用頻度が高まっていたことなどを指摘し「すべての自衛隊ヘリの飛行を停止し、運用、訓練のあり方も含め政府として徹底調査してすべて見直すべきだ」と提起しました。

 この間、米軍のオスプレイやヘリの墜落事故も相次いでいます。自衛隊はオスプレイを取得し、佐賀空港に配備する計画ですが、事故を受けさらに反対の声が広がっています。中止を求めてさらに国会で追及していきます。(愛知民報18.2.18)

 

ページ最上部へ戻る