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8月6日、広島にて

 黙とうの中をセミの声と鐘の音が響き渡る8月6日の8時15分の広島平和公園。今年も、この日を広島で迎えました。

早朝に日本共産党中央委員会として原爆慰霊碑に献花した後、母校広島国泰寺高校の慰霊碑にもお参りし、平和祈念式典に参列しました。

式典では、広島市長、市議会議長、県知事、国連事務総長がそれぞれの挨拶で核兵器禁止条約に触れたのに、安倍総理の挨拶は昨年に続いて一言も触れない異様なものでした。

その後、原水爆禁止世界大会に出席。昨年は歴史的な核兵器禁止条約の採択が大会を盛り上げました。今年はさらに、南北・米朝の首脳会談により朝鮮半島の非核化と平和のプロセスが始まったことが参加者を励ましました。

もう一つの今年の大きな変化は、「総がかり行動実行委員会」の福山真却共同代表が初めて参加され、「日本平和運動・民主主義運動は分裂の時代から共同の時代へと確実に新しいステージの上に立っている」と連帯の挨拶をされたこと。

世界も日本の運動も前に進んでいるのに「核の傘」にしがみつく安倍総理。私は三月予算委で、「あなたはどこの国の総理か」と迫りました。世界大会の挨拶で小池書記局長が、今日の総理の挨拶に触れ、同じ言葉を述べると会場から大きな拍手。みんなの共通の思いです。

「さすが被爆国の政府」といえるような政治に変えねば――誓いを新たにした一日でした。(18.8.12 愛知民報)

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