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進化する野党共闘

「辺野古基地建設問題野党共同ヒアリング」が26日、国会内で開かれました。関係省庁を呼んで行う「野党共同ヒアリング」は通常国会中に初めて行われ、11のテーマで118回も数を重ねました。辺野古問題をテーマで行うのは初めてのこと。

閉会中も続いており、障害者雇用の水増し問題や北海道地震対策でも行われました。新しい問題で出れば、野党で共同ヒアリングを行うことは今や、当たり前のようになっています。

政策の面でも、11年ぶりの予算案への野党共同の予算案の組み替え案提案、「原発ゼロ法案」など20本の法案の野党共同提出、一連の災害対策のための補正予算案の提出要求など共同が前進しました。

先日、国民民主党の新役員の皆さんが挨拶に来られた席上、「通常国会で野党共闘が前進しましたね」と我が党から述べると、国民民主党の国対委員長からは「本気の共闘を進めましょう」との返事がありました。

自民党総裁に三選された安倍総理が、憲法九条改定に執念を燃やし、臨時国会に自民党の改憲案の提出を指示しました。しかし、直後の世論調査でも改憲案提出反対は51.0%、賛成は35.7%です。国民は望んでいません。野党も「憲法違反の安保法制を強行した安倍政権のもとで改憲は許されない」ことで一致しています。

だいたい、集団的自衛権行使は憲法違反といういっかんした憲法解釈を一内閣の閣議決定で覆して安保法制を強行――憲法の私物化ともいうべき姿勢が、森友・加計問題に見られた行政の私物化に根っこでつながっています。

ところが総理は総裁選の中で、「モリカケ問題については昨年の総選挙で国民に審判を仰いだ」と述べました。びっくりしました。だって、森友で公文書改ざんが明らかになったのは今年三月、加計問題で愛媛県文書が提出されたのは五月です。公文書改ざんや虚偽答弁という憲法に基づく議会制民主主義の土台を揺るがしている問題で、時空を超えたごまかしを平気で言う総理に改憲を提案する資格などありません。

来年の県議選、参院選挙で安倍政権を倒す審判を下し、憲法を守り生かし、国民の声が生きる新しい政治を切り拓きましょう。

私も参院の比例代表候補としてがんばります。ご支援、よろしくお願いします。(18.10.1 長野市街かど通信)

 

  

 

 

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