任期中最後となる本会議質問――防衛大綱と中期防衛力整備計画について七日、総理をただしました。
柱の一つがF35戦闘機の問題です。四月に、航空自衛隊のF35が青森県沖に墜落した直後、事故原因の究明と再発防止策の策定までの飛行中止を外交防衛委員会で要求。以降、三沢基地からの訓練飛行も、県営名古屋空港からの試験飛行も中止されています。
ところが四日の会見で岩屋防衛相は「原因がある程度特定」できれば飛行再開したいと述べたのです。とんでもないことです。昨年二月に佐賀で墜落した陸上自衛隊の戦闘ヘリは「事故原因が究明されていない」といまだに飛行再開していません。「なぜ、F35はわずか二ヶ月で飛行再開なのか。トランプ氏の武器購入要求をパイロットや住民の命より優先するのか」と総理に迫りました。
さらに、被爆二世としてこだわってきた核兵器の問題。東京の原爆被爆者の会の「折り鶴バッチ」をつけて登壇し、米国による二月の未臨界核実験が明らかになったのに、安倍総理はトランプ氏来日中に一言も触れなかったことを批判し、「被爆者の声を受け止め抗議せよ」と求めました。
そして、わが六年の任期の締めくくりとの思いを込めて、「核兵器禁止条約の批准を強く求め、核廃絶への決意を表明し、質問を終わる」と結びました。
引き続き国会で頑張れるように、躍進・勝利へ全力疾走します。(19.6.16付「愛知民報」)