国会質問議事録

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答弁書第五三号 参議院議員井上哲士君外一名提出キャンプ富士等へのオスプレイ配備・訓練に関する質問に対する答弁書

答弁書第五三号
内閣参質一八三第五三号   平成二十五年三月十九日

内閣総理大臣 安 倍 晋 三   

       参議院議長 平 田 健 二 殿
参議院議員井上哲士君外一名提出キャンプ富士等へのオスプレイ配備・訓練に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。


   参議院議員井上哲士君外一名提出キャンプ富士等へのオスプレイ配備・訓練に関する質問に対する答弁書

一の1について
 米海兵隊が実施した垂直離着陸機MV二二オスプレイ(以下「MV二二」という。)の配備に係る環境レビューには、「MV―22分遣隊展開は、・・・キャンプ富士での全活動を10%増加させる」との記述があるが、これは、MV二二の実際の運用について説明したものではなく、当該記述の前に述べられている一か月当たり「計約42回の運用を見込」むという想定の結果であると承知しており、お尋ねの「一定の想定」とは、この旨を述べたものである。

一の2から6まで、二及び三の4について
 米側から、MV二二は、MV二二が配備されている普天間飛行場以外の在日米軍の施設及び区域にも訓練等のため飛来するとの説明は受けているが、MV二二による訓練等の詳細については、米軍の運用に関することであり、政府として承知していない。いずれにせよ、政府としては、米側から情報を得た場合には、地元の皆様の御理解が得られるよう、丁寧に誠意をもって説明していく考えである。

三の1について
 米軍は、飛行訓練の目的達成、飛行の安全確保、住民への影響抑制等の必要性を安定的に満たすとの観点から、一定の飛行経路を念頭に置いて飛行することがあること、及び最大限の安全を確保するため飛行訓練を実施する区域を継続的に見直していることは承知しているが、具体的にどのような経路を飛行しているのか等の詳細については、政府として確認しておらず、承知していない。

三の2について
 お尋ねの関東航空機空中衝突防止対策会議は、横田飛行場に所在する米軍の第三七四空輸航空団が、航空機の空中衝突事故防止対策について日本の民間航空機操縦士等と対話する機会を設ける等の趣旨で開催しているものと承知しており、これまで、第一回会議が平成二十二年一月十日に、第二回会議が同年三月二十日に、第三回会議が平成二十三年九月二十四日にいずれも同飛行場において開催されたと承知している。お尋ねの「政府関係機関の関与」の意味するところが必ずしも明らかではないが、平成二十三年九月二十四日の第三回会議には防衛省陸上自衛隊東部方面航空隊及び航空自衛隊入間管制隊からその隊員が参加したことをこれまでに確認している。

三の3について
 政府としては、日本航空機操縦士協会発行の機関誌「PILOT」にC一三〇の編隊飛行に関する記載があることは承知している。  米軍の飛行ルートについては、米軍は、飛行訓練の目的達成、飛行の安全確保、住民への影響抑制等の必要性を安定的に満たすとの観点から、一定の飛行経路を念頭に置いて飛行することがあること、及び最大限の安全を確保するため飛行訓練を実施する区域を継続的に見直していることは承知しているが、具体的にどのような経路を飛行しているのか等の詳細については、政府として承知していない。

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