万城目学さん 今日付けの赤旗日曜版に作家の万城目学さんが登場。先日、「八月の御所グラウンド」直木賞を受賞されたところ。受賞後すぐに読んだこともあり、とてもうれしく日曜版を読みました。 万城目さんは京大法学部卒。デビュー作の「鴨川ホルモー」も京大周辺で繰り広げられる学生生活を描いたもので、当時楽しく読みました。 以来、「万城目ワールド」とも呼ばれる奇想天外な世界を作り上げてこられましたが、今回の作品は16年ぶりに京都を舞台に書かれた青春小説。工学部のある京大の本部キャンパスや農学部グラウンド、御所グラウンドなどでの出来事が描かれます。 作品は御所グラウンドでの野球大会が、京大学生と戦争についての歴史につながつていきます。日曜版では、徴兵されて亡くなった京大生のことを知り「全然しらんかったけど、これはあかんやろ、どこかでちゃんと書かなければ」と語っておられます。 楽しさとともに深みのある作品。特に京都で学生生活を送った方にはお勧めです << 前の記事 | 次の記事 >>