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ネバーギブアップ

新年おめでとうございます。

一日付の「しんぶん赤旗」の志位委員長と本田由紀東大教授の対談のキーワードは「あきらめない」ことでした。昨年末、日本被爆者団体協議会代表委員の坪井直さんの広島での「お別れ会」に参列し、このことの大切さを痛感していたところです。

坪井さんは享年96歳。20歳で被爆し、全身に負ったやけどと大量の出血により約40日間意識不明となりました。戦後、中学教員となり「ピカドン先生」と称して生徒たちに、定年後は日本被団協代表委員、広島県被団協理事長として世界を訪問して被爆体験を語り、オバマ大統領の広島訪問の際には直接、思いを伝えられました。

お別れ会では、坪井さんが「あきらめるという言葉は禁句にしよう。ネバーギブアップ」と訴える姿が映し出されました。この被爆者の思いが世界を動かして核兵器禁止条約を発効させたのです。いただいた栞を見て、坪井さんと私の誕生日が同じ5月5日であることを知り、びっくり。核兵器廃絶へ坪井さんの「ネバ―ギブアップ」の心を受け継ぐ使命があると決意を新たにしました。

「あきらめない」ことは、日本共産党の百年の歴史に貫かれたもの。戦前の暗黒政治のもとでもあきらめることなく平和と民主主義を訴えた先達のことを思えば、一度のチャレンジで政権交代をあきらめることなどできません。

声を上げ、力をあわせれば政治を変えられることを確信に、参院選勝利へ邁進します。「ネバーギブアップ」。(22.1  「しんぶん赤旗」東海北陸信越版)

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