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2002年4月11日

米兵は刑務所でもステーキ、デザート付! 法務委でただす

 日本で罪を犯した在日アメリカ軍の兵士が、刑務所の中で特別扱いをされステーキや、デザート・コーヒー付の食事をしているのを知っていますか?今日の法務委員会の質問でこの問題をただしました。
 米兵は日本ではすべて横須賀刑務所で受刑しますが、この中では日本人受刑者と米兵の受刑者では極端な処遇の違いがあります。このことを四年半前に緒方参院議員が追及し、当時の法務大臣が「調査し、善処する」と答弁していたので、今日はどれだけ改善されたかをただしました。米兵だけスチーム暖房があるという問題については、「日本人の房にも廊下にストーブを置いた」という答弁。これで部屋が暖まるはずはなく、なんら改善になっていません。アホな話です。
 
 そして、最大の問題の食事の格差は冒頭に書いたままの状態。日本人の受刑者には肉は出ないし、甘いものも祝日だけです。なぜ、こんな格差が? 実は米兵の受刑者に基地内で軍務についている米兵と基本的に同じメニューの食事を出せるように米軍が「差し入れ」しているのです。罪を罪とも思わないようなやり方です。だいたい、日本人の場合は食事への差し入れは認められていません。必要な処遇内容の改善は平等に行うべきであり、米兵だけ特別扱いすることにはまったく道理がありません。
 「米兵が、刑務所のなかで、こんな特別待遇を受けていることを知ったら、沖縄の人々はいったいどう思うか。ただちに改善すべきだ」と迫ると、森山大臣は「米軍と協議中。30年続いてきた慣習だが、廃止しなくてはならないと思っている」と初めて廃止の必要性を認めました。世論でも廃止を迫る必要があります。
 今日の質問では更に、冤罪を主張しながらオーストラリアで服役中の「メルボルン事件」の問題を取り上げ、海外で日本人が逮捕された際の外務省の対応の遅れをただしました。
 夜は、人権擁護法案についての日弁連主催のシンポジウムに参加(写真)。各党に呼びかけられましたが、出席したのは野党四党のみで自民・公明は欠席。日本共産党からは筆坂書記局長代行と木島衆院議員と私が参加し、筆坂さんが発言しました。マスコミ関係者や人権運動家などによるパネルディスカッションの中で、法案で示された人権委員会が政府からの独立性がまったく欠けていることや報道の自由を権力が規制する問題点などが浮き彫りになり、野党も結束して政府案に反対して行くことも確認しました。

●来室● 全国司法書士女性会の代表の方が、司法書士法の改正案について要請に見えられました。

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