2011年10月7日
フェルメール展/公共事業チェック議員の会でもんじゅを視察
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超党派の「公共事業チェック議員の会」で、福井県敦賀市にある高速増殖炉「もんじゅ」の視察に行きました。
視察には民主、みんな、社民の議員に私の8人が参加。私にとっては、95年のナトリウム漏れ事故の直後に京都府議団らとともに調査に来て以来です。もんじゅは、あの事故後15年間も運転を停止。昨年5月に運転を再開しましたが直後からトラブルが続き、再び停止しています。私は、この間、決算委員会等で廃炉を求めてきました。
13:30に敦賀駅で東京からきたメンバーと合流。30分弱で説明施設に到着。近藤悟所長から概況説明などを受けたあと、模型による構造の説明、ナトリウムの切断・燃焼実験を行いました(写真)。
さらにもんじゅの施設に移動。高台から全体像を見渡した後、施設内に入り、二次冷却系の配管の様子、蒸発器、空気冷却器、非常用のディーゼルなどを説明を受けながら見て回りました。
最後に所長らとと質疑応答。約3時間の視察を終えました。初臨界から17年。莫大な維持費と研究費を使いながら16年間は停止してきた施設です。福島の事故がなくても将来の採算性からも撤退を求める声が与党内からも上がってきました。もう撤退を決断すべき時と、改めて思いました。
敦賀に行く前に、朝一番で、京都市美術館で開かれている「フェルメールのラブレター展」に行きました。世界で30数点しか残されていないフェルメールの作品が一度に3点も展示されるなど、オランダ黄金時代の絵画が並ぶ必見の展覧会です。
特に「手紙を読む青衣の女」は、日本で修復作業が行われ、修復後世界初公開です。300年以上をへて変色していたワニスなどが修復され、灰色にくすんでいた青衣の色が、見事によみがえっています。
この色は、青い色の宝石、ラピスラズリを砕いて粉にしたものを原料にしたウルトラマリンの絵具。明るくてかつ深みがある何とも言えない色です。高価なものですがフェルメールが好んで使ったもの。
9年前に参院の視察で中東に行った際、3000年も前の遺跡などが発掘された際に鮮やかな色の壁画が残っている様子に目を奪われましたが。この顔料がラピスラズリでした。
感激して、カイロのハン・ハリーリ市場でラピスラズリの首飾りを妻のお土産に買いました。最近、あまり使ってないなぁ……。
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