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新潟県北部で豪雨災害調査

 新潟県で豪雨災害調査。昨夜、広島から福岡空港経由で新潟入りし、朝から、胎内市、村上市、関川村の被災現場を回り、市役所・村役場で被害状況や要望等についてお話を伺いました。
 新潟県北地域では4日未明、線状降水帯発生による特別警報が発令され、過去例のないような短時間の豪雨で大きな被害が広がりました。胎内市では丸山たかひろ、波多野孝子両市議とともに河岸が崩れた現場や床上浸水した地域を回りました。その後、市役所で被害状況と対応について説明を受けました。
 続いて村上市へ。稲葉久美子市議と共に広範囲に床上浸水した地域を訪問。みなさん家の泥だしなどに追われ、水につかった畳や家具が積み上げられており、住民の皆さん疲労されている様子が見えます。同市では7000戸が断水となり、給水所ができていますが、車が冠水して動かず、高齢者だけのお宅など飲料水もらいに行けない方もあります。市役所の支所に行くと、届いたベットボトルを配布するためにボランティアの皆さんもたくさん集まっておられました。
 さらに、関川村へ。途中の道路の沿線では崩落した山肌がたくさんあり、滝のように水が出ている場所もありました。地盤のゆるみが心配です。通学や通院の欠かせない足であるJR米坂線は線路の下がすっかりえぐれている場所もあり、復旧には相当の時間がかかりそうです。
 関川村に到着し、老人福祉施設の職員の方から、被災の状況や買い物などが困難になっている状況をお聞きしました。村役場では加藤弘村長からお話を伺いました。被災された住民からの様々な要望にできるだけこたえており、それにふさわしい国や県の財政支援をしてほしい等の要望が出されました。また、米坂線の復旧までの代替交通手段の確保についても要望が出されました。
 続いて村上市に戻り市役所へ。途中、幹線道路が片道通行になっており相当の時間がかかりました。忠聡副市長からお話を伺いました。上水道の復旧をいそいでいること、今日から、県の人的支援もうけて住宅の被害認定を始めることのことなど状況や要望をお聞きしました。
 災害対策で重要なのは制度に被害を当てはめるのではなく、被害を救済する立場で制度を柔軟に活用し、必要ならば新しい制度もつくること。水害の際の住宅の被害認定や支援についても、この間の災害で全国的運動の積み重ねの中で、国も柔軟な対応をする状況が生まれています。そうしたこともお伝えしながら復旧へ力を合わせることをお話しました。
 新潟市に戻り、東京へ。

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