中東見聞録

　午後からアズハルのタンタウィ総長と会談しました。アズハルは970年代に設立されたイスラム最古の最高学府といわれています。

　懇談はイスラム教義と政治との関係、テロとジハード(聖戦)の問題など多岐にわたり、理解を深めました。

　朝から懇談・視察が続き、時間オーバーで昼休みも取れず、昼食をとったのは三時半。その後、中東最大の市場、ハン・ハリーリに出かけました。

　エジプトでの五日間、ガイドをしてくれた石原さんが「エジプトの和光」とよぶ貴金属店を手始めに特産品を見て回りました。シリアでもそうでしたが、日本人を見ると「見るだけタダ」とか「バザールでござーる」と声をかけてきます。「山本山」と海苔の宣伝のような声をかける人も多く、誰が一体教えたのだろうかと首を傾げます。トルコでは「社長」と呼びかけてくる人が多かったと思います。

　ものすごい人出の中、値段の交渉をしながら買い物をするのも楽しいものです。