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ISDS条項でカナダ・マギル大のメトラル名誉教授と懇談

 DSC01382.JPGISDS(企業と国会の紛争解決)条項に関して、カナダ・マギル大学のアルマル・ドゥ・メトラル名誉教授と京大の濵本正太郎教授が来訪されインタビューを受けました。

 同名誉教授は先進国間で投資仲裁に関する条約が締結されることについての意義を研究するプロジェクトを主催され、先進国で昨今みられる投資仲裁への懐疑的見方について調べておられます。

 ISDS条項は外国投資家が投資受入れ国を直接相手取り、投資仲裁に訴えることができるとするもの。TPP交渉をめぐってその問題点が浮き彫りになっています。日本共産党が国会でISDS条項に批判的質疑を行ってきたことに注目されてのインタビューでした。

 私からは、多国籍企業の無法な利潤追求が格差や様々な問題を引き起こし、世界的にも批判が高まっている中、同条項により多国籍企業の主張が認められた場合、税金で巨額の賠償がいきなり求められるなど、国民の利益が損なわれ国家主権が侵害されるおそれがあることなど、日本共産党が国会論戦で指摘したことを紹介して意見交換をしました。

 メトラル名誉教授からは、かつては先進国対途上国という枠組みで議論されていたが、カナダやフランス、ドイツなど先進国の国会でも批判的意見が出されていることなどのお話がありました。とても有意義な意見交換ができました。

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