活動日誌

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イタリア学会・藤谷会長/女性差別撤廃条約政府報告書/ドイツが核禁条約締約国会議へ

 DSC02627.JPGイタリア学会の藤谷道夫会長を慶応大学日吉キャンバスの研究室に訪ね、楽しく充実した懇談をさせてもらいました。
 同学会は昨年十一月、日本学術会議会員の任命拒否問題で声明を出し話題になりました。私もすぐに読みましたが、イタリアの民主主義の歴史も紹介した格調高い内容で、しかも、鋭く問題を指摘し、わかりやすい例えもあるもので、とても感銘しました。
 直後に「赤旗日曜版」に掲載されたインタビューの略歴で広島出身と知り、調べてみると同い年で広島県庄原市の庄原格致高校の出身とわかり、ぜひお会いしたいと思っていのたが実現しました。
 お会いするとなんと誕生日が一日違い!  学術会議問題の声明や民主主義とは「説明する」ことなのにそれをしない自民党政権の問題、イタリアと日本の民主主義の歴史や個の意見を大切にする社会の違い、野党共闘、日本共産党への期待と注文などなど話題は多岐にわたり、気が付けば一時間半。知的刺激にみちた楽しい懇談となりました。
 朝からうれしいニュース。ドイツは、新しい連立政権のもと、来年3月に開催の #核兵器禁止条約 第1回締約国会議へのオブザーバー参加を合意しました。NATO加盟国でノルウェーに続くもの。岸田内閣にも参加をさらに強く迫りたい。
 午前中には女性差別撤廃条約実施状況第九回政府報告書について、外務省、内閣府から説明を聞きました。国連女性差別撤廃委員会からの事前質問票への回答として9月に提出されたもの。昨年末の政府の男女共同参画第五次基本計画の内容を中心に日本国内での同条約の実施状況を報告したもの。
 一部前進はありますが、第五次基本計画自体が選択的夫婦別姓について自民党内の反対派の横やりで記述内容を大きく後退させるなどの問題点をもっており、報告もそれを反映したもの。しかも、第四次計画の「社会の指導的地位に占める女性の割合を2020年までに30%程度にする」とした目標を達成できず、第五次計画で「2020年代の可能なかぎり早期に」へと先送りしたことには触れていないなど、不都合なことに触れないものとなっています。
 
 ジェンダー平等への政府の姿勢が問われています。今後、委員会等で質していきたいと思います。

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