活動日誌

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輪島塗の特性に合わせた支援を/京都私学助成の会

 IMG_4666.jpg災害対策特別委で、能登半島地震で深刻な被害を受けた輪島塗の再興について質問。先日訪問した輪島漆器商工業協同組合の日南理事長さんが、支援募金を訴えている文書を紹介しました。
「混乱の今は食事など生きるのに必死ですが、そのうち今後の生活に不安をもって絶望することは目に見えています。その結果、輪島を離れるまたは離職する事業者・職人が増え、輪島で培った漆芸技術も消えてしまいます」と述べたうえで、どんなに厳しくても注文にこたえようとする塗師屋魂、職人魂が失われないうちに再建につなぎたいとされています。
 この思いにこたえた、再建への希望を示す支援が必要だと強調し、120以上の工程があり、頻繁な漆塗りの状況管理などのために多くの職人が自宅の一部を工房として使っているという特性に合わせた支援を求めました。
 仮設工房の整備では、職住一体を求める声にこたえた生活スペースの設置や、漆塗りの湿度管理のために木造も可能にすること。また、自宅に設置された、塗った漆を固めるための「塗師風呂」が破損した場合、資産計上されていなくても輪島塗のための設備だという実態があれば、「なりわい再建支援補助金」の対象とすることなど要求。
 上月経産副大臣は「被災者に耳を傾け、きめ細かく対応していく」と答弁。重ねて、制度に被害をあわせるのではなく、被害実態に制度を柔軟に適用し、拡充することを求めました。
24.2京都私学助成.jpg 昼前には「私立学校の学費負担軽減等に向けた要請」に来られた京都私学助成を進める会の皆さんと懇談。誰もが、どの自治体に住んでいても、経済的負担を気にせず高校を選択できるようにするためにも国が無償化を進めることが必要です。

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