
内閣委員会でAI推進法案について、AIによる人間評価・選別でのブラックボックスやバイアスによるリスクへの認識や対応を質しました。もっぱらガイドラインによる企業任せになっていることを指摘し、EUやアメリカのいくつかの州での法規制を示し、第三者機関によるチェックや法規制の強化を求めました。
委員会終了後、京都と富山の民医連の皆さんが来室。看護職員養成と定着のための施策の抜本的強化を求める要請書を受け取り懇談しました。多くの医療機関が経営危機に陥り、他産業平均や物価高に見合った賃金増加や処遇改善の原資が生み出せなくなっています。
そのもとで看護職員の離職が増加するなど、慢性的な人手不足に拍車がかかり病床稼働に重大な困難をもたらしている現場の状況などお聞きしました。国の対策の転換は待ったなしです。

夜は、日本学術会議法案の参院での廃案めざす緊急院内集会。閉会挨拶で紹介された「書物を焼くものはやがて人を焼くだろう」というハイネの言葉が印象的でした。政府の気に入らないものは排除して学問の自由を奪い、軍事に動員するという法案の狙いは衆院の審議の中で浮き彫りになりました。
集会では学術会議の梶田前会長、広渡元会長、任命拒否をされた加藤東大教授ら7人がアピール。私も「今を新しい戦前にしてはなりません」と廃案に向けて奮闘することを誓いました。