24ヵ国訪問記

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中東見聞録

ルクソール事件の犠牲者に献花

厳しい暑さを避けるために朝7時にホテルを出て、王家の谷のあるルクソール西岸に向かいました。

 まず着いたのが、ハトシェプス女王葬祭殿。この場所で97年、日本人観光客10人を含む56人が犠牲となった無差別銃撃テロがありました。犠牲となった日本人の中には新婚旅行中の方もいらっしゃたそうです。

 調査団を代表して関谷会長が献花をし、全員で手を合わせました。

 ハトシェプスは古代エジプト最初の女性ファラオ。自分の娘婿であるトトメス三世(即位時3歳)の共同統治者として即位し、その後、王権のみならず神権まで手に入れ、平和外交を展開してエジプトは栄えました。

 はとしぇぷすは、自ら王号も使うことを許されなかったトトメス三世によるクーデターで命を落としたといわれています。トトメス参政の命令で、この神殿をはじめ、ハトシェプスのありとあらゆる像はこわされ、壁画や名前も削り落とされています。

 当時の権力闘争のすさまじさをうかがわせます。 

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