24ヵ国訪問記

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中東見聞録

4000年前の壁画の鮮やかさに驚き

 ハトシェプス宮殿を後にして、王家の谷に向かいました。

 トトメス1世以降、新王国のファラオたちは墓泥棒を避けるために自身の墓を岩窟に掘りました。この王家の谷には62基が発見されていますが、公開されているのは10基以下です。

 墓の内部に入ると、通路や玄室の壁にヒエログリフが描かれています。つい最近描かれたような色鮮やかさで、これが4000年前のものとはとても信じられないほどです。

 墓泥棒を避けるために岩窟に掘られたわけですが、実際は盗掘であらされました。ツタンカーメンの墓はほとんど略奪されない状態で発見された唯一の王墓ですが、その理由は、彼が18歳の若さで急死ししため、本来、大臣の墓になるはずだったものをもちいたらしく、非常に小さな墓だったから。実際、ツタンカーメンの墓に入ると、他のものよりも随分小さかったことがわかりました。

 さらに王妃の谷などを回り、昼前にホテルへ。40度をはるかに越す暑さで、日差しも強烈でしたし、日本を出て一週間以上たっていることもあり、午後は、それぞれ休息。私も昼寝をした後、ホテルのプールでひと泳ぎ。ナイル河畔のプールで強い日差しのなか泳ぐのもなかなかよいものでした。

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