活動日誌

「2017年7月」の記事

 採択.jpgやった!国連核兵器禁止条約が10: 50に賛成122、反対1、棄権1の圧倒的多数で採択されました。会場は拍手と歓声に包まれています。抱き合う姿も。被爆者と市民の声が歴史を動かした瞬間に立ち合えたことは感無量です。

 エレン・ホワイト議長はガッツポーズをし、「人類にとって歴史的」と涙を浮かべておられました。

中満.jpg採択後に各国からの「歴史的」「画期的」など発言に続き、中満・国連軍縮担当上級代表の演説。

 中満さんが日本被団協の折り鶴バッチをつけている姿に、被爆者が果たした役割の大きさと会議全体が被爆者に敬意を捧げていることを実感しました。


DSC_0372[1].JPG午前の議事がおわったところで、志位委員長が、議長席に駆け寄ってホワイト議長と握手し、敬意と祝意を捧げました。

 ベトナムのグェン・フォン・ガー国連大使と懇談。志位委員長が採択に対して発表した声明を手渡し、ベトナムからは「核兵器の使用の威嚇」を条文に盛り込むために努力したことなど語られました。 

DSC_0368[1].JPG 15時から会議が再開され、 発言の最後はカナダ在住の被爆者サーロー節子さんの発言。圧巻でした。会議場全体が立ち上がり、拍手が長い間続きました。

 最後にホワイト議長が閉会を宣言すると再び全員が立ち上がり拍手。あちこちで抱き合う姿が。歴史が動く音が聞こえるようです。

  DSC_0381[1].JPG終了後、サーローさんと日本被団協の藤森さんがインタビューにこたえ、「亡くなった多くの被爆者に報告したい」「一年前に被爆者国際署名を始めたときに、こんなに早く実現するとは思っていなかった」など語られました。

 また、会議に参加さず、「条約に署名しない」と明言した日本政府を厳しく批判されました。

 IMG_1709.JPG今回の会議には、イッセイミヤケのネクタイで参加しました。三宅一生さんは広島国泰寺高校の先輩。2007年、7歳の時に被爆したことを明らかにしニューヨークタイムスで、核なき世界を呼びかけた方。原爆で亡くなった先輩達を思い、被爆二世として採択を見届けました。

非暴力.jpg国連核兵器禁止条約交渉会議二日目。10時からの開会前に、国連本部前の非暴力を象徴するオブジェの曲がった銃の前で、笠井、大平議員とパチリ。

 朝、最終案が提案され、10:25から始まった会議でエレン・ホワイト議長が、明日10時からの会議で採択する議事日程を宣言。 この後、オーストラリアの緑の党の国会議員(写真)など市民社会の代表三人が発言し、今日は散会。

オーストラリア.jpg 一部の報道で、核兵器禁止条約に「使用の威嚇」が盛り込まれたことで、核兵器国等の参加を困難になったとの論評もあるようです。しかし、ドゥアルテ氏も昨日、懇談で述べられたように、武器による威嚇は国連憲章で控えるとしているものであり、核兵器の使用の威嚇を認めることは国連憲章に反するものです。

 しかも、条約には核兵器国の今後の参加に二つの道が盛り込まれており、門戸を開いたものとなっています。禁止条約制定という歴史的事態に対し、核兵器国の真剣な検討が求められています。 

アイルランド.jpg 終了後、アイルランドの軍縮・不拡散局のバーンスタイン副局長と懇談。同国が核兵器廃絶に熱心に取り組んでいる理由について、イギリスから独立した同国がその精神を外交に生かしていること、広島・長崎の惨状を見て紛争の平和的解決の必要性を感じていると語られました。 

 午後は米国の平和団体「ピースアクション」や「ピース&ジャスティス」の若者、ピースボートの川崎哲さん、国連軍縮担当特別代表の中満泉さんらと懇談。

 IMG_1711.JPG中満さんは核兵器禁止条約の採択について、市民社会の取り組みに謝意を表し、核兵器国との対話の促進に期待を寄せられました。 

さあ、明日は歴史的な採択の日です。写真はレキシントン通に面したホテルの近くの市街地の様子。

 羽田会見.jpg 国連の核兵器禁止条約交渉会議に参加のために志位委員長、緒方副委員長、笠井政策委員長、大平衆院議員らと共に羽田10:45発の便でニューヨークへ。

志位さんは、空港での出発前の会見で「条約案は国際社会の英知を集めた最良のもの。採択へ最後まで力を尽くしたい」と語りました。

  * * * 

 国連会議.jpg 約12時間のフライトでニューヨーク・ケネディ空港に到着。時差は13時間のため、出発と同じ日時に到着し、妙な気分です。ホテルに荷物を置いてすぐに出て、会議参加のIDカードの発行手続き。

 これに時間がかかって昼食をとる間もなく、交渉会議が行われる第一会議室へ。会議の正式構成員である「市民社会」の席に座りました。

 ベルソンし.jpg会議の前後に、ドゥアルテ元国連軍縮担当上級代表、キューバのベルソン軍縮大使(写真)との懇談。お2人とも2010年のNPT再検討会議の際にも懇談。今条約の歴史的意義や核廃絶へのプロセスなどつっこんだ懇談に。ベルソン氏の「この条約は70年間の国際社会の取り組みの結実」との言葉が印象的 でした。

 交渉会議の午後の議事は15時から18時過ぎまで行われました。最終案には核兵器の「使用の威嚇」の禁止を盛り込み核抑止論を認めないことを明確にするなど、熱心な議論を通じて練り上げられています。

IMG_1715.JPG 食事できたのはやっと21:30。空腹を忘れるぐらい充実した会議参加、懇談ができた初日でした。発行してもらったIDカードの写真です。

 

 

 

団会議.jpg午後の議員団会議に、自民都議団幹事長に競り勝ち当選した北区の曽根はじめ都議と、自民現職2人を破り16年ぶりに議席を勝ち取った目黒区の星見てい子氏が訪れあいさつ。いずれも定数3での勝利です。

 二人のお話しは最終盤の有権者の劇的な変化、当選後の大きな反応など確信に満ちたものでした。目黒区では、思いもよらぬ人から何人も「自民党がいなくなってすっきりした」と声をかけられたとこと。引き続く那覇市議選、奈良市議選、そして総選挙でも勝利しようと、団結ガンバロウを三唱。

 午後に行われた四野党の書記局長・幹事長会談で、今朝の北朝鮮のミサイル発射の糾弾、臨時国会の早期開催、十分な時間をとった閉会中審査と証人喚問、稲田防衛相の罷免で一致。その後、自民と民進の国対委員長会談が行われ、いったん物別れになりましたが、再会談後、10日の前川前文科次官を参考人招致して内閣・文科の合同審査会を行い、予算委員会の開催については引き続き協議することで一致したとのこと。

 総理は外遊から12日に帰国しますので、引き続き予算委員会の開催は必要不可欠です。

DSC_0328[1].JPG 都議選躍進から一夜。朝のニュースは自民党の歴史的惨敗で持ち切り。私は選挙の最終日、2012年総選挙で安倍自民党総裁が繰り返したスローガンは「日本を取り戻す」だったことを紹介し、政権奪還して「日本は自分のものになった」と勘違いして国政私物化が始まったと演説しました。

 すると今日の午前中、安倍総理は都議選結果について「大変厳しい審判。政権奪還のときの初心にたち戻る」と述べたとのこと。「日本を取り戻す」という初心が間違っていたのでは? この総理はまだ、何が厳しい批判をあびているのかわかっていないようです。

 昼過ぎの新幹線で東京へ。今朝の今日との「赤旗」は日本共産党の議席は九の時点のものでしが、東京では特別の態勢を取り、19議選となっていました。

 党本部で、5日からの核兵器禁止条約交渉会議に参加する党代表団の打ち合わせ会。志位委員長、緒方副委員長、笠井政策委員長、大平衆院議員、田川・小林両国際委員会委員、そして私。平和運動責任者の川田さんは一足先に訪米しています。歴史的瞬間に立ち会えることは誇り。これを核廃絶にどうつなげていくか、各国の皆さんとしっかり交流してきます。

 20時から始まった都議選の開票速報。出口調査等での日本共産党の議席予想が10~23という幅があったのに驚きました。そして、自民党が20台に落ち込むこともありうるというのも驚きました。

 朝日の出口調査では、無党派層の投票は都民ファに続いて日本共産党が二番目。選挙戦の終盤の手ごたえと共通するものでした。次々と当確が報道され、24時前に現有17から19議席への前進が確定。ヽ(^o^)丿

 文京、中野、日野はわずかな差で惜敗。残念ですが、いずれも厳しい選挙区情勢の下での大健闘でした。

 自民党の歴史的大敗は予想をはるかに超えるものでした。国民の怒りのすさまじさを感じました。その多くが都民ファに寄せられ、第一党に躍進しました。これまで、国政でも都政でも、こうした勢力が躍進した時に、日本共産党は大幅交代を余儀なくされました。前回躍進した17議席を維持することは容易でないと思っていましたが、都民ファ躍進という難しい選挙で前進したことはとてつもない大きなことだと思います。

  日本共産党の当選19のうち、女性が13というのもすごい。楽しみです。

  IMG_1692[1].jpg都議選最終日。午前中は、同時投票の国分寺市長選挙の樋口ゆうじ候補の応援へ。

 JR国分寺駅前で野党4党+生活ネットが揃っての街頭演説会は多くの市民で埋まりました。

 元副市長として「自治基本条例」などの作成に携わたった樋口候補の演説は、市民参加と人権の尊重を貫く素晴らしい内容でした。なんとしても勝利をとガンバローを三唱しました。渋谷[1].jpg

 15時から20時まで渋谷区内を政党カーで周りました。折笠ゆうじ候補は京都で同時期に学び、運動した人です。「投票を迷っている方も、安倍政権にお灸を据えたいと思われているのではないでしょうか。最も効くのが日本共産党の議席。今度ばかりは、怒りの一票は折笠候補へ」と訴え。

 最後の最後まで広げぬき、必ず勝利をつかみとろう!

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