活動日誌

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ガルージン駐日ロシア大使と会談

 手紙.jpgロシアのミハイル・ガルージン駐日大使と議員会館で会談しました。3/6のNHK日曜討論の後に大使から「ウクライナを擁護しロシアを批判するのは不公平で遺憾」「これは恐らく、皆さんが外部勢力の圧力を受けているからでありましょう」「お会いして率直な意見公園ができることを期待している」という手紙を受け取り、今日の会談となりました。
 冒頭私は、手紙にある「外部勢力の圧力」について、「まったく当たらない」「日本共産党は綱領でもいかなる覇権主義的な企てにも反対する」と明記していると強調。さらにロシアの軍事攻撃が国連憲章違反の侵略であり、国際人道法にも違反していこと、核による威嚇は被爆国の党として許すことが出来ないと述べ、侵略の即時中止を求めました。
 22.3.28 ガル―ジン.jpg大使は、ウクライナの政権は「ネオナチ」だなど批判し、NATOには国際法違反の侵略の歴史があるとして、「国連憲章51条に基づき脅威を排除するための『特別軍事作戦』を行っている」として合理化。「ウクライナが降伏し非軍事化や中立という要求を充たすことが重要だ」と述べました。
 私は、「様々な議論は承知しているが、脅威があるからと攻撃する権利など国連憲章は与えていない」「ウクライナに武力で降伏を迫り、政権をかえようてすることはまさに侵略行為だ」と批判しました。
 大使が「軍事施設しか攻撃していない。攻撃をうけた病院はウクライナ軍が軍事拠点にしていた施設だ」とのべたのに対しても 「ジャーナリストの現地取材やSNSでも市民への無差別攻撃は明らかだ」と指摘しました。
 さらに大使が二度にわたる国連決議について「アメリカからの直接的圧力が各国にかけられた結果」だと述べたのに対し「国際社会は、核大国の妨害に屈せずに核兵器禁止条約を発効させた。国際社会の揺るがぬ意思をしっかり受け止めるべきだ」と迫りました。
 大使は「日本共産党の意見は本国に伝える」と約束、私は、即時の攻撃の中止と撤退を重ねて求めました。
 それにしても討論番組を見て駐日大使が「不公平で遺憾」などと手紙を送るなど極めて異例です。日本国内の世論をいかに気にしているかを示しています。さらに日本全国津々浦々から声を上げよう。
 夕方には小池書記局長の定例記者会見に同席し、ガルージン大使との会談について報告。夜は福島・宮城地震の対策本部会議と議員団会議でした。

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