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目を覆う政権のモラルハザード

 よくもまあ、これほど次から次へと問題が出てくるものだ――怒りと共にあきれ返る思いにさせるこの間の菅政権の体たらく。

 国民に自粛を求めながら、自公の国会議員が深夜に銀座を「訪問」していた問題。自民党議員は、当初「一人で行き、陳情を受けていた」としていましたが、実は三人で女性と共に飲食をしていたことが発覚。ウソをついていたのは松本純元国家公安委員長です。

河井杏里参院議員が選挙での買収事件の有罪判決をうけて辞職しましたが、事件を主導し公判中である夫の河井克行氏は元法務大臣。政権のモラルハザードは目を覆うばかりの状態。

続いて菅総理の総務大臣時代の秘書官であった長男が、総務省幹部に違法接待をしていたことが発覚。さらに、東京オリパラ組織委員会の会長の森元総理の女性差別発言。月曜の世論調査では九割を超える国民が「問題」だとし、国際的な批判も広がっています。

ところが菅政権はこれらの問題についてまともに解決する姿勢がありません。河井夫妻の買収事件では原資とされる自民党本部からの資金についてまったく説明をしていません。森元総理の暴言でも「あってはならない」としながら辞任要求もせず、党内からはかばう発言も出る有様。

もはやこの政権が国民の信頼も統治能力も失っていることは明らかです。政権交代は待ったなし。日本共産党の躍進と市民との野党の共闘勝利を! (「愛知民報」21年2月14日付)

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