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原発事故に重ね演説聞く

 ウクライナのゼレンスキー大統領の国会演説を聞きました。ロシアよる侵略と無差別攻撃への怒りとともに祖国の独立を守り抜く深い決意が込められた演説でした。

 印象的だったのは、東日本大震災と福島原発事故の経験と結びつけて、ウクライナへの支援が呼びかけられたことです。

 大統領は「侵略の津波」と表現し、これを止めるためのロシアへの経済制裁の継続いっそうの圧力強化を求めました。さらにロシア軍によるチェルノブイリ原発の占拠に触れ、「戦争が終わってから環境被害がどれだけあるか調査するのに何年もかかるだろう」と懸念を示しました。多くの町が攻撃され「多くの街では、家族、隣の人が殺され、埋葬することさえできない」と語りました。

そして「避難した人たちが故郷に戻れるようにしなければならないです。日本のみなさんも、きっとそういう気持ち、住み慣れた故郷に戻りたい気持ちがおわかりだと思います」と述べ、避難者の帰還と復興への支援を呼びかけました。

 私は、あの日、押し寄せる津波に街が飲み込まれていくテレビの映像を信じられない思いで見つめたこと、原発事故で多くの人々が避難し、いまだにふるさとに帰ることが出来ないことと重ねながら演説を聞きました。

 この間、本会議、予算委、外交防衛委員会で政府をただし、街頭でも訴えてきました。侵略と非人道的行為の即時中止、ウクライナへの非軍事の人道支援の強化へさらにがんばります。

 

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