essay つれづれぐさ

ホーム の中の essay つれづれぐさ の中の 核共有ではなく核禁条約参加を

核共有ではなく核禁条約参加を

 参院での予算審議の初日である二月二十四日に、ロシアによるウクライナ侵略が始まりました。国連憲章に違反し、世界の平和の秩序を破壊する許すことが出来ない言語道断の暴挙です。 

 国会では直ちに衆参本会議で非難決議を上げることになり、翌週水曜日の参院本会議で採択。事前の野党国対でプーチン氏の核使用による恫喝を批判する言葉を入れる必要があるという私の問題提起が野党の合意となり、与党との協議により、衆院の決議にはなかった文言を入れることができました。 

 本会議と同日の予算委集中審議もウクライナ問題等がテーマ。急遽質問に立ち、侵略を中止させるために一番大事なことは世界の国々と市民社会が世論でロシアを包囲することだとして政府の取り組みの強化を求めました。 プーチン氏の核による恫喝に核で答える「核共有」は非核三原則に相いれず、日本がやるべきことは核兵器禁止条約への参加だと迫りました。

 十四日には再び予算委集中審議で質問。「黒い雨」被害者の原告全員を被爆者と認めた広島高裁判決に対し、国は上告を断念したにもかかわらず、新認定指針では引き続き狭い基準にしていることを批判。米国が核兵器の被害を矮小化して核兵器の非人道性を否定し、核開発を進めてきたのと同じだと指摘し、唯一の戦争被爆国として幅広く被爆者を認定し、核兵器の非人道性を世界に発信することを求めました。(「愛知民報」22.3.20付)

 

ページ最上部へ戻る