活動日誌

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予算委で原発再稼働中止求める/福島第一原発視察写真

IMG_1961.JPG 予算委員会の震災復興・原発問題の集中審議がNHK中継入りで行われ、私も35分間の質問に立ちました。

 まず、政府の「エネルギー基本計画」案が、「原発依存を可能な限り低減する」とも明記していることについて、「(原発依存を)どこまで低減させるのか」「原発の建て替えや新増設はしないのか」と追及。茂木敏充経産相は低減目標も示さず、「原発の建て替え、新増設は(既存原発の安全確認の)次のステップだ」と将来的には進める可能性に言及しました。私は、「原発永久使用宣言だ」と批判し、原発再稼働は「ありえない」と主張しました。

 続いて、総理が「世界一厳しい基準で再稼働」と繰り返していることに触れ、事故原因の究明もできないまま作られた基準だと批判。さらに、原発30キロ圏内の156自治体(都道府県含む)のうち、半数近い72自治体が事故時の避難は困難(共同通信調べ)と答えている実態を告発。原発ごとの30キロ圏内からの避難時間についてシミュレーションした「環境経済研究所」の試算を示し、静岡県の浜岡原発では、国道のみが使用できる想定では、人口(74万人)が避難するのに142時間半(約6日)もかかることを指摘しました。

IMG_1962.JPG 石原伸晃担当相は「(住民が)いっせいに逃げることはいけない」などと無責任に言い放つだけでした。安倍晋三首相は「できないという後ろ向きの発想ではなく、どうしたらより良いものができるかということが重要だ」などと"精神論"を繰り返すばかり。

 私は「自治体は、後ろ向きではなく、どう考えても避難できないといっている」と批判。アメリカでは、避難計画の策定が原発の運転条件となっていることを示し、「(アメリカでやっている規制もやらず)策定された避難計画に実効性がない場合でも、再稼働させるとなれば、『世界一厳しい基準』とはいえない」と再稼働の中止を求めました。

 IMG_4512.JPG終了後、たくさんの激励のメールや電話をいただきました。ありがとうございます。先日の福島第一原発の視察の写真が届いたので合わせてアップします。防護服を着て、福島原発1~3号機周辺を視察し、4号機の使用済み核燃料プールは直接視察しました。

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