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沖縄の怒りぶつける

 「マスコミを凝らしめるには広告収入をなくせばいい」「沖縄の二つの新聞はつぶさないといけない」――自民党本部で開かれた若手議員の勉強会での沖縄県民を侮辱し言論弾圧をあおる発言に怒りを燃やしています。

 三十日には国会で緊急抗議集会が開かれ、市民とマスコミ関係者、超党派の議員など参加者が会場からあふれました。報告に立った、琉球新聞の東京支社報道部長の「沖縄の新聞はゆがんでいるというが、ゆがんでいるのは沖縄の現実です。わずかな地域に米軍基地が集中しているもので起きている現実を県民の立場から報道しているのです」という言葉に「そうだ!」と思わず声をあげました。

 「この声を総理にぶつけたい」――私は、翌日の参院本会議での二〇一三年度決算の反対討論で、急きょ、この発言を引用し、「沖縄にゆがんだ現実を押し付けておいて、それを報道する新聞を敵視するなど許されない」とのべ、安倍総理に国民と沖縄県民に謝罪するよう求めました。

 この集会で、民放労連の代表は「言論弾圧発言の出た勉強会の名前が『文化芸術懇話会』、戦争の法案が『平和安全法制』というのだからどうなっているんでしょうか。まあ、その党の名前が「自由民主党」ですからね~」と会場の笑いを誘いました。

 中身と正反対の名前を付け、国民を欺くのがこの党の常とう手段。しかし、国民は戦争法案が憲法違反だと見抜きつつあります。世論と運動で国会を包囲し、徹底論戦で廃案に追い込もう!(赤旗東海版15.7.2)

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