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核兵器禁止条約の国連会議

 初めて核兵器を違法とする核兵器禁止条約の国連会議が大きな成功を納めました。日本政府は被爆国でありながらこの国連会議に反対し、不参加を表明。私は先月三一日の参院本会議で、日本政府の態度について「心が裂ける思い」という同会議での被爆者の演説をつきつけて安倍総理に迫りました。本当に残念です。

日本政府が不参加の下、被爆者の声、国民の声を代表して奮闘したのが日本共産党の代表団でした。帰国した志位委員長、笠井政策委員会責任者の報告を聞いて胸が熱くなりました。

報告を聞いて思い出すのが、志位さん、笠井さんと共に私も参加した二〇一〇年の核不拡散(NPT)条約再検討会議の時のことです。国連のロビーで開かれた原爆のパネル展に多くの参加者があり、被爆者の訴えは会議参加者に感銘を与えました。当時の全体会議の議長はフィリピン、今回の議長国はコスタリカの方。いずれの会議でも小さな国が大きな存在感を示しています。

日本共産党は、NPTの会議では傍聴席での参加でしたが、今回は会議の構成メンバーである国際NGO核軍縮・不拡散議員連盟の一員として正式に参加し、しかも志位委員長が発言まで行った!日本共産党の歴史でも初めてのことです。

被爆者と世界の市民の運動が政治を動かしてきたこと、その中で日本共産党が果たす役割もますます大きくなっていることを実感します。被爆二世としても誇りです。(愛知民報 17.4.16付)

 

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