しんぶん「赤旗」のコラムで、童謡チューリップに歌詞の意味について書いたところ、多くの声をいただきました。「さいた さいた 赤白黄色 どの花見ても きれいだな」という歌詞には、それぞれ個性があり、多様性をたいせつにしたいという作詞者の思いが込められています。
私は2001年の初当選以来、個性と多様性を尊重し、不平等をただす社会の実現、ジェンダー平等を繰り返し求めてきました。当選後、法務委員会に所属した私の初質問は選択的夫婦別姓の早期実現です。96年に法制審議会の法制化の答申が出されて以降2001年の世論調査で選択的夫婦別姓賛成が初めて多数派になったことを踏まえて法相に早期の法案提出を求めました。 以来、24年間求めてきましたが、実現の可能性も要望を大きく広がっています。今国会の大きな焦点の一つ。ぜひ実現したい。
国連の個人通報制度を使えるようにする女性差別撤廃条約の選択議定書の批准や男女賃金格差の是正、ケア労働の皆さんの処遇の改善なども繰り返し求めてきました。
駅などのトイレの便器の数が男性用の方が多く、時間もかかる女性のトイレにだけ長い列ができるのは不平等であり、女性の社会参加の妨げだとして女性トイレの増設を求めた質問には「よくぞ取り上げてくれた」など嬉しい声をいただきました。
能登半島地震の直後には予算委員会で避難所での間仕切りや男女別トイレの設置など゛ジェンダー平等の徹底を要求。石破大臣は昨年12月の本会議で私の質問に答え、避難所の男女のトイレの数を1対3とする国連のスフィア基準を指針として自治体に示すと答弁しました。 一歩前進です。
性的マイノリティーの皆さんの権利についても取り上げてきました。 昨年3月に、犯罪被害者の遺族への給付金制度で、法律婚でなくても事実婚の異性カップルは対象になるのに同性カップルは対象外なのは憲法違反だとの最高裁判決が出されました。直後の内閣委員会で「他の制度でも同性カップルを対象にするよう」求めましたが、今年1月、DV防止法など24の法律でも同性カップルも異性の事実婚と同様に対象にすることが発表されました。
さらに3月には、同性婚を認めないのは憲法違反だとの判決が名古屋、大阪高裁で続き、5つの高裁ですべて違憲判決となりました。直後の内閣委員会で、同性婚の法制化へ政府として取り組むよう強く求めました。
もっと声を届け、参院選に向けてジェンダー平等社会の実現をさらに訴えます。
(民主長野 25年4月号)