活動日誌

「2024年9月」の記事

 先日の中東欧三ヵ国訪問でウクライナから避難している子どもたちへの保育や就学支援の状況や課題について、救援施設をUNHCR、UNICEFを訪問してお話を伺うとともに、日本大使館からのブリーフィングも受けました。

 今日は京都で、この問題に取り組み現地にもいかれている研究者の方と情報交換をし懇談をしました。大変、有意義でした。

 夕方には美容院へ。すっきり。

 9.19非核の会.jpg午前、午後と「非核の政府を求める会」のZOOMに参加しました。午前は事務局会議。毎年開催する一月のシンポジウムの内容等について議論しました。被爆80年の年にふさわしい企画にしたいと思います。 

 午後は核問題調査専門委員会。五月に「ガザ、ウクライナ・・・ 戦争の論理と平和の条件」を出版された日本共産党の元国際員会副責任者森原公敏さんから「ウクライナ戦争と欧州安全保障体制の行方」」と題した報告を受け、一時間にわたる質疑応答。歴史的経緯を踏まえた現状と課題を深めることができました。 

 二つのZOOMの間に、法務省矯正局から京都市左京区にある京都少年鑑別所の移転計画についてレクを受けました。来年度予算の概算要求に計上されたもの。伏見区にある京都拘置所を一時京都刑務所に移転して建替えるのと一体で、同地に少年鑑別所を整備する計画です。 

現在、鑑別所は老朽化しており、食事提供などで機能不備もあり建替えが必要。入所者は定員77に対して10人を切る状況ですが、教育相談センターへの相談は10年間で170件から500件へと増加しており、重要な役割を果たしています。そうした機能を維持しながら、移動させるとのことでした。 

二つの施設はいずれも国有地にあります。伏見区の現在の拘置所敷地に一体整備をした場合に建物のスリム化で余剰の敷地がでる見込みですが、京都市は民間活用を希望しているようです。少年鑑別所は一等地にあり、敷地は7800㎡です。移転後には財務省に所有は戻されますが、その後は公共活用が優先されます。住民の声をよく聞いて活用を考えることが必要です。 

 優性保護法1.jpg日本共産党の「旧優性保護法問題の全面解決をめざす闘争本部」に出席。きょうされんの皆さんから優性連の提言について説明をいただき、高橋千鶴子事務局長が超党派の議連PTの進捗状況について報告し、懇談しました。
 PTの法案について議論になったのは、補償金の額や被害者にきちんと届くための体制などと共に、法案の前文に、問題の背景にある「優性思想」に対する反省が足りない、「心がない」という問題。厳しい最高裁判決が出たから法改正するということではなく、心からの反省と謝罪が必要だということでした。
 優性保護法2.jpgきょうされんの藤井会長はドイツを訪問して「わたしで最後にして~ ナチスの障害者虐殺と優生思想」という本を出版されています。私は、閉会あいさつで、そのことに触れ、先週訪問したアウシュビッツ収容所に関わって述べました。
 ナチスは優性思想に基づいて、まず障害者の虐殺を始めました。その人数は20万人。それで準備を整えた形となり、ユダヤ人の大虐殺がおこなわれました。アウシュビッツでは160万人です。藤井さんは「障害者がすべの前触れになる」ということも言われていますが、その通りです。
 本.jpgドイツの歴史を見ても、旧優性保護法の問題は、被害を受けた障害者の皆さんへの心からの謝罪と補償であると同時に、日本社会に二度と優性思想を許さないということでもあります。そのためにご一緒にがんばる、と決意を述べました。
 午後に議連PTと総会が行われ、高橋さんが今日の懇談に基づいて主張されました。臨時国会で成立が基本的流れですが、被害者にきちんと補償金を届けきるためには、これからが問われます。
 夜は志位議長の訪欧報告をネットで視聴。いや~面白かった。特に、「自由な時間」をめぐる労働組合との懇談の部分は非常に興味深いものでした。

 457735696_753156013572060_488018083969909810_n.jpg昨夜のNHKスペシャル、「封じられた"第四の被曝" -なぜ夫は死んだのか」を見ました。海上保安庁の乗組員が米の核実験の被害で亡くなっていた。それを反米感情悪化を恐れて政府がもみ消した。知りませんでした。驚くべき内容です。

 458531053_441510884963784_7790448658802052834_n.jpg京都市の下京区・南区で国会報告会。井坂博文京都一区予定候補と共に訴えました。自民党総裁選の直後に解散・総選挙という流れが強まっているもと、居ても立っても居られないと予想を超えてたくさんの参加がありました。
 自民党の総裁選挙が、国民の声を背を向け、裏金解明にも大企業や米国優先の政治を温存するものであり、そのぼろが出る前にまともな論戦なしに解散しようとしていると強調。マスコミもテレビジャックに加担していもと、自らの力で情勢を切り開き、日本共産党の躍進で自民党政治をもとから変えようと呼びかけました。
 458960084_522160463736066_1765965999455439995_n.jpgすんません。左側の森府議の顔に画像が映って、ホラーのようになってます。
 
 気象庁によると、京都市は今日、最高気温が35・6度に達し、今年50日目の「猛暑日」となりました。「熱帯夜」も15日夕時点で56日。なんと、年間の猛暑日と熱帯夜の観測数が両方50日を超えたのは国内の観測点で史上初めてとのこと。大谷選手の50・50より先に到達。日本で一番暑い街が京都市です。。
 GXY-eZ0bAAAJBSe.jpg昨日の名古屋高裁判決は、公安警察の住民監視活動を違法とする画期的なものです。
 経済秘密保護法案の審議の際に、本会議と委員会で、この事件を取り上げて同法案の廃案を求めました。質問の時点では収集した情報を第三者に提供したことを違法とする地裁判決に基づいて行いましたが、高裁判決はさらに収集も保存も違法と踏み込んだものです。警察の活動が厳しく問われていますし、改めて経済秘密保護法の廃止の必要性を浮き彫りにしました。
 本会議での反対討論の関連部分を紹介します。
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 (適正評価の)調査では、評価対象者の知人や職場の上司にまで質問します。警察や公安調査庁を含む公務所に照会まで掛けますが、どこにどのような照会を掛けたかは本人には知らされません。
 本会議では、岐阜県の大垣警察署が中部電力の子会社に対し、同社の進める風力発電施設建設に反対する市民四人らの個人情報を提供した事件で、岐阜地裁が個人情報の第三者への提供は違法であるとして損害賠償を求める判決を下したことを紹介し、本法案で警察による国民監視と個人情報の収集が一層拡大することへの懸念をただしました。
 高市大臣は委員会で、適性評価のための照会は、警察が既に保有している情報の提供を求めるだけであり、警察に新たな調査を要求することはないと述べました。しかし、警察庁は質疑の中で、こうした個人情報の収集や第三者への提供は、公共の安全と秩序の維持のために日常業務として行っており、適性評価の調査のための照会のあった対象者への情報収集活動があることを認めました。しかも、収集した情報の保存期間は明言をせず、生涯保存されるおそれがあります。
 適性評価で得た個人情報の目的外利用は禁止とされていますが、罰則規定はありません。しかも、そうした個人情報は適性評価以外の目的に使用してはならないとするのが当然なのに、重要経済安保情報の保護以外の目的への利用を禁止しているにすぎません。これでは、重要経済安保情報の保護を口実に、情報漏えいの事実把握のためとして警察による日常的な監視が行われる懸念は拭えません。
 また、高市大臣は、適性評価の対象者であることが捜査の端緒になることは考えられないと答弁をしました。その一方で、クリアランスホルダーとなった人は外国政府などによる諜報活動の標的となるとも答弁をしました。そうであれば、諜報活動を受けている可能性があるとして、長期にわたり警察の監視の対象となるではありませんか。個人の思想、心情、良心の自由を踏みにじり、日本を監視社会にする憲法違反の本法案は断じて認められません。

 海外派遣から戻り久しぶりの国会。少し時差ぼけもある中、事務所や参院国対スタッフの皆さんなどに挨拶をし、机の上にたまった書類などに大急ぎで目を通して必要な処理をしました。

 ポーランドの後半や帰りのフランクフルトはとても涼しかったのですが、東京は蒸し暑い!

 ルーマニア、スロバキア、ポーランドの三か国訪問をから17時ころに羽田に到着しました。おかげさまで元気に全日程を終えることができました。
 昨年はロシアと国境を接するバルト三国を訪問。それに続くウクライナと国境を接する三国の訪問は、ウクライナの支援の現状や課題を現場を訪ねてしっかりとお聞きし、各国との経済・文化交流の強化などについて談を重ねることができました。
 大学.jpgポーランド6日目。午前中にポーランド日本情報工科大学を訪問。日本が援助し、コンピューター技術の開発を目的として1994年に創立され、2007年には日本文化学部もできました。現在の学生数は約4000人。日本文化学部の入り口にはポーランド国家を訳した書が飾られていました。いろんな場所に「一期一会」と書かれ、お土産にもこの文字が。
 ノバァツキ学長らとの懇談に続き、日本文化学部長や学生と懇談。「なぜ日本を」と聞くと「日本語の美しさにひかれた」「アニメがきっかけ」「日本人が好き」などのうれしい返事でした。
ポーランド工科大学.jpg これがルーマニア、スロバキア、ポーランドの三か国訪問の最後の日程。午後にワルシャワを出て、フランクフルトから約13時間で日本へ戻ります。
上院2.jpgポーランド5日目の午前中にグルビンスキ上院副議長と面会。両国の政治的・経済的友好のいっそうの発展へ議会間交流の深化が強調され、上下両院のポーランド・日本友好議連には約一割の50人が参加していることの紹介も。
ウクライナの復旧・復興への協力、日本企業の参入の期待も表明されました。
 午後はウクライナ避難民の子どもたちを支援するUNICEF教育開発センターを訪問。就学支援の状況などをユニセフ.jpgお聞きし、アートセラピールームで交流。当初、暗い絵ばかりだったのが、笑顔での明るい絵を描くように変化したとのこと。日本からの漫画入りのノートなどのお土産に歓声があがりました。
 その後、日本大使館で松田在ウクライナ大使からネットでのブリーフィング。戦況や国民世論と暮らしのリアルな状況などお聞きし、日本の優先支援分野として地雷・がれき処理やエネルギー、インフラ支援などを上げられました。
 ポーランド議連.jpg夜はポーランド・日本友好議員連盟の上院の皆さんのご招待で夕食会。来日経験のある議員に「一番良かったのは何ですか」と聞くと「日本人」とうれしい答え。ポーランド人の気質は日本人によくにていて、私たちにとっても居心地のよい国です。

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