今週の国会は、戦争法案の強行を狙う政府・与党と廃案を求める国民との緊迫した情勢となります。14日の月曜日は総理出席の集中審議。山下書記局長が質問に立ちます。
15日の午後は中央公聴会。与党は地方公聴会を行わずに16日の特別委員会採決を強行する構えでしたが、16日の午後は横浜市で地方公聴会が開かれることになりました。国民の世論との激しいせめぎ合いです。14日からは連日、国会周辺で座り込みや集会が開かれます。このたたかいと一体で廃案に追い込むため全力をあげます。
15日の中央公聴会の公述人は野党推薦で、元最高裁判事の濱田邦夫氏、慶大名誉教授の小林節氏、名大名誉教授の松井芳郎氏そして公募人からSEALsの奥田愛基氏の四人。与党推薦で阪大大学院教授の坂元一哉氏、政策研究大学院学長の白石隆氏です。日本共産党から私が質問に立ちます。
今日は、午後から今週の論戦の打ち合わせや準備。大阪、広島をはじめ全国で大集会が開かれています。明日は新聞の休刊日なので、画期的な「赤旗」電子版が発行されました。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2015-09-12/2015091300_00_0.pdf
今日、開票の長野市議選で日本共産党は全員当選で五から七議席へ躍進! やった~~!戦争法案ノーの審判を下すために、無風選挙にしてはならないと告示一週間前に立候補を決意し、長野駅前で若者に訴え続けた25歳の、おいで光候補も堂々の当選です。
午前中の本会議は法案採決だけで15分で終了。11時から野党七党・会派の党首会談が開かれ、戦争法案の強引な採決の阻止のために、あらゆる手段を尽くした闘うことで一致しました。
13時から総理・TV入りの集中質疑。仁比議員が、統幕長の訪米記録について、同名の記録の存在を認めた統幕長の会見内容も示しながら、追及しました。
戦争法案に対する15日の参院安保特・公聴会の公述人の公募が締め切られました。一日半の間に95人もの応募。過去10年で最高は教育基本法の時の17人ですから、ダントツの多さ。しかも全員が反対で、賛成の人の応募はゼロです。
18:30からの総がかり行動の国会正門前集会に田村智子議員や民主、社民の議員と共に参加。私は、今日の7野党・会派の党首会談や公聴会の公募人がすべて反対だったこと、国会論戦の内容を紹介し、国民の声で国会を包囲し廃案へと訴えました。
昨日の安保特別委、今日の外交防衛委員会で連続してPKO法改定の問題を質問しました。昨日取り上げたのは南スーダンPKOの問題。南スーダンでは2013年末以降、政府軍と反政府勢力の対立が激化し200万人もの避難民が発生し、深刻な人権侵害が起きています。
さらに、南スーダン政府の治安部隊などにより、国連のPKO部隊や職員に対する違反行為が相次いでいます。私は、「当事者間の停戦合意も、政府の受け入れ同意も崩れており、PKO派遣の土台が崩れている。その上、駆けつけ警護や宿営地共同防衛など、法改定による新しい任務が加わり、住民と民兵が入り混じる紛争現場で武器使用をすれば日本が紛争当事者になる」と指摘しました。
今日取り上げたのは、PKO法改定案で新設される「任務遂行型」の武器使用権限です。国連PKOの武器使用は「自衛」の名で拡大を続け、「先制自衛」も許されるとされたことを指摘。自衛隊の武器使用権限の拡大は海外での武器使用の在り方を一変させるもので「歯止めが不明瞭」だと追及しました。
追及が必要な問題はまだ山積み。与党から出されている、「機が熟したので採決を」などという話はとんでもないことです。明日11日の集中審議は仁比議員が、14日月曜の集中審議は山下書記局長が質問に立ちます。
雨にも負けず、安倍にも負けず」――昨日の夜は、総がかり行動の皆さんをカッパ姿で激励。こんな土砂降りの中でのデモ激励は初めて。いつもは台風が接近すれば集会は中止ですが、戦争法案の重大局面の中で沢山の皆さんが参加されました。戦争法案廃案♪と一緒にコール。
今日も、たくさんの皆さんが戦争法案廃案を求める要請で事務所に来てくださいました。がんばります。各地で大雨被害が心配です。心からお見舞い申し上げます。
国会最終盤に入り、政府・与党の強行姿勢が際立った一日となりました。厚生労働委員会では労働者派遣法の予定の質疑が昼過ぎに終わった時に、自民党が突然、修正案の提案。野党が抗議するなかで休憩に。
その後、与野党協議が続けられ、結局、施行日などの微修正と付帯決議をつけて採決が行われました。日本共産党は廃案にすべきだとして採決反対を貫きました。
一方、安保特は参考人質疑。大森・元内閣法制局長官、伊藤真弁護士ら四人の参考人。私が質問に立ち、大森、伊藤両参考人から法案の違憲性など明確に語られました。
開会前の理事会で自民が突然、15日の公聴会を提案。野党は「地方公聴会等を行ってから」と主張したにも関わらず、委員会終了時に、抗議の中、公聴会の開催を議決しました。公聴会を採決の通過儀礼としか考えない国民無視のやり方です。終了後、野党の理事・オブザーバーで抗議の記者会見を行いました。
同理事会で、仁比議員が示した統幕長の訪米記録について、防衛省から「記録はあるが、示された資料と同一のものはない」と報告がありました。「一次一句同じものはない」とマスコミで防衛省幹部が語っていることを示し、「どこがどう違うのか」とただすと、「資料全体を明らかにすることになり外交上できない」との答え。ほぼ同内容の資料の存在を事実上認めました。
そうであれば統幕長を国会招致し、直接語ってもらう以外にありません。夕方に記者会見をし、そのことを強調しました。
政府・与党が来週半ばにも戦争法案の強行を狙う構えを示し、緊迫するなかで新しい週を迎えました。朝の国対で戦争法案や労働者派遣法をめぐる情勢を報告し、対応など議論しました。
その後、様々な連絡やうちあわせ、論戦準備など。夜は「総がかり行動」の実行委員会に、民主、社民の議員とともに参加。歴史的な12万人の国会行動を成功させた力をさらに広げ、最終盤の国会包囲行動で廃案に追い込もうと訴えました。
明日、6日9時からNHK日曜討論に出演し、戦争法案で各党と討論します、ぜひ、ご覧ください。
今日は東京で来週の論戦準備です。与党は14日からの週での採決の強行の構えとの報道がされており、安保特の緊迫は高まっています。
昼間に議員会館に行くと、今日も激励のFAXや手紙が届いていました。手書きのハガキが多いのが今回の特徴。退職教職員の皆さんが平和への思いを書かれているもの、子育て中のママなどなど。
できるだけ目を通すようにしています。よし、がんばろうと力がわきます。
10時からの本会議は議了2件で10分で終了。その後、日曜日のNHK討論のうちわせなど。午後から安保特別委で質問に立ちました。
質問直前に、仁比議員が明らかにした自衛隊統合幕僚長の訪米記録文書に関する昨日の統幕長の記者会見の全文が届き、その中身が報道以上にひどかったので、質問をこの問題中心に切り替えました。
統幕長は記者会見で文書について「防衛省で調査中」と他人事のような発言。この問題で統幕長と合ったという中谷防衛相に、この文書の存否や発言内容をただしたのか聞きましたが、「内容は確認していない」というひどい答弁。
さらに中谷氏は「他国との関係もあるので慎重に調査」と答弁し、統幕長は「米国と交渉しなければならない」と発言していることを上げ、「米国の了解が得られなければ、文書を認めることもできないといことか。どこの国の政府だ」と迫りました。
また、統幕長が米軍に対し、ジブチの自衛隊基地をPKOに活用したいと発言していることについて、ジブチ基地の使用実績をただすと、すでに13年11月以来、四回にわたり南スーダンPKOへの物資輸送にC130輸送機が使用していることを初めて認めました。
大臣も統幕長も13年末の大綱にジブチ基地強化の方向が盛り込まれていると釈明しましたが、大綱策定前から輸送に使用しており、戦争法案を先取りして自衛隊の海外活動が強化されていることは極めて重大です。事実解明のために河野統幕長の国会招致を改めて求めました。
委員委終了後の理事懇で、総理が今日、大阪のテレビ番組『ミヤネや』に生出演していたことが大問題になりました。特別委の出席に応じず、テレビ出演など国会軽視もはなはだしいと厳しい声が上がりました。
夜は全労連会館で開かれた、長野県佐久市の高見沢電気の「JMIU高見沢電気支部争議勝利解決報告集会」に吉川春子元参院議員とともに参加。挨拶にたち、16年にわたり「工場閉鎖」「労組つぶし」と闘い、勝利解決を勝ち取った組合員・OBの皆さん、支援共闘の皆さんをねぎらうとともに、戦争法案廃案への決意を表明しました。
今日、野党7党・会派の党首の会談が行われ、戦争法案の強行な採決阻止で一致。そのために来襲にも再び党首会談を開くことを確認しました。いよいよ正念場です。
昨日の仁比議員の質問で、新たな自衛隊内部文書――統合幕僚長の米軍幹部との会談記録の暴露。今日は、「共産党の調査能力はすごいですね」「いくつも爆弾持ってるんですね」「こんな文書が外にでるなんて役人として驚くばかりです」と、何人もの他党議員や国会職員から声をかけられました。
憲法で筋を通す党だからこそ情報を寄せて下さる――その信頼に必ず応えねばと決意を新たにしています。
9:30から外交防衛委員会の理事懇。衆院から送られてくる見込みの条約の審議日程について協議しました。その後は、明日の安保特の質問の準備。
午後には、愛知県から「安保法案に不安を持つママの会」の方々が来訪。政治に関心がなかったけど、ネットで情報を知り、子どもを守りたいと行動をはじめ、独自の用紙を作って集めた署名を持って各党議員を回るとのこと。頼もしい! 友人として斉藤啓豊橋市議も同行。
夕方に通告終了。
10時から開かれた参院安保特。午前中は、劣化ウラン弾の輸送をめぐる過去の答弁の矛盾をただす民主党議員に対し防衛相が答弁がまともな答弁ができないなど、今日もたびたび中断。
午後の質疑に仁比議員が立ち、自衛隊統幕資料の内容について追及。新たに昨年12月の総選挙投票直後の自衛隊統合幕僚長の訪米時の米軍幹部との会談記録を暴露。安保法制について、「(総選挙で)与党勝利により来年夏までに終了するものと考えている」「オスプレイの不安全性を煽るのは一部の活動家だけ」などと発言しています。
「この資料は爆弾すぎる」――仁比議員の質問後の自民党の議員の言葉。国民も国会もないがしろにしてアメリカを優先する姿を浮き彫りにしました。戦争法案はガイドライン実行法ということがいよいよ明らかです。
今後は、明後日の4日に4時間の一般質疑、来週火曜日の8日午後に参考人質疑を行うことを決めました。
午後から安保特の理事懇。懸案になってきた民主党議員に対する政府答弁の整理について、一定の方向が示され、明日は委員会質疑が行われることに。6時間の一般質疑で、日本共産党から仁比議員が14:40頃から質問に立ちます。与党からは4日(金)の参考人の提案がありましたが引き続き協議となりました。