活動日誌

「2016年12月」の記事

  本.jpg今年最後に読了した本。12/20発行の『「日米合同委員会」の研究~謎の権力構造に迫る』です。
著者の吉田敏浩さんとは以前、日米地位協定について『前衛』で対談しました。

 この間明らかになった政府や最高裁の部外秘資料や米国の解禁文章を使って闇に迫っています  

 糸魚川市の大火災について被災者再建支援法が適用されることになりました! 藤野、武田両議員とともに現地に入り、26日、強風により広い範囲に延焼した自然災害であり、同法を適用するよう政府に要請ていたところです。

 松本防災担当大臣は、今日の自民党の会合で、自然災害の『風害』としてとらえ、同法を適用することを明らかにしました。自然災害を対象とする同法を火災に適用したのは初めてのこと。制度に被害を合わせるのでなく、被害の実態にあわせ制度を柔軟に適用せよと求めてきたことが実りました。

 被災者を大きく励まします!

 さて、今年もあと2日。1年間を振り返った、恒例の「私の10大ニュース」です。

1.市民と野党の共同の大きな広がり――参議院選挙での11の1人区と引き続く新潟知事での野党統一候補の勝利は、安倍政権を倒し、憲法に基づく政治を取り戻す、希望の道を示しました。私も国政選挙で初めて他党の候補と並んで応援演説しました。

2.核兵器禁止の国際条約の交渉開始へ国連決議が実現――被爆者の声と世界の運動が国際政治を動かしました。被爆二世として、外交防衛委員会で、岸田外相に被爆国である日本も決議に賛成するよう求めました。にもかかわらず日本が反対したことは許せません。

3.糸魚川大火災で被災者生活再建支援法適用に――12/22に発生し、144軒が焼けた糸魚川市の大火災。ただちに藤野衆院議員、武田参院議員とともに現地調査とお見舞いに入り、政府に対し、特別な強風で延焼した事実上の自然災害であり、被災者生活再建支援法の適用などの支援を要請。30日に松本防災担当大臣が自然災害の「風害」として同法を適用することを明らかにしました。火災での適用は初めてのことです。

4.日本共産党参議院議員団14人に前進――参院選挙で改選3から6議席へと倍加。引き続き参院での野党第二党。予算委員会や憲法審査会の委員は2人から3人となり、質問時間も大幅にふえました。参院議員団長は山下よしき議員に。私は引き続き参院幹事長・国対委員長で、外交防衛員会、倫理・選挙特別委の委員。新たにODA特の委員になりました。

5.国会質問・討論は36回――今年は1月4日から通常国会が始まり、7日に総理に本会議で質問。APECの帰国報告の質疑と合わせて本会議質問は2回。委員会での質問・討論は34回でした。戦争法と軍拡、核兵器廃絶、TPP、地球温暖化、大企業の税逃れ、原発問題など取り上げました。

6.戦争法発動許さず、廃止を――南スーダンPKOでの駆けつけ警護等の新任務付与の中止と撤退を求めて繰り返し質問。自衛隊が南スーダン情勢について、「反政府勢力の支配地域」あると、事実上、派遣五原則が崩れていることを認める説明を派遣隊員家族にしていたことを追及した質問は、東京新聞の一面で報道されました。

7. 軍拡路線を様々な角度で追及――予算委員会で宇宙軍拡や無人攻撃機の研究の中止を安倍総理に迫ったことをはじめ、武器輸出、オスプレイ、沖縄基地問題、軍事研究予算、北朝鮮問題などで質問しました。

8.政務活動費不正で富山県で訴え――政務活動費の不正による大量の辞職者に伴う富山県議補選、富山市議補選で繰り返し応援に入り、白紙領収書の悪用が国政でも自民党の中で常態化していることも示して訴え。富山市議補選では市民の怒りの声の中で二議席を獲得し、市議団は倍加しました。

9.訪問したのは年間で20都府県、105市区町村――調査、懇談、シンポジウム、集会、演説会、選挙応援などで訪問。超党派の「公共事業チェック議員の会」による山梨県でのリニア調査にも参加しました。

10.広島カープが25年ぶりのリーグ優勝――11月の広島国泰寺高校の東京同窓会も、京都の平和・広島県人会も大いに盛り上がりました。来年は日本一じゃぁ!

 昨日、安倍総理とともに真珠湾を訪問して帰国した稲田防衛相が今朝、靖国神社を参拝。真珠湾では「不戦の誓い」を語り、靖国参拝にあたっては「未来志向に立ち」行ったと発言しました。

 いったい何のための参拝か。稲田氏はかつて「靖国神社というのは不戦の誓いをするところではなくて、『祖国に何かあれば後に続きます』と誓うところでないといけないんです」(『WLL』2006年9月号)とも発言している。

 「不戦の誓い」などではなく、未来も、お国のために血を流せということにほかならない。

IMG_0030.JPG 年末年始のお酒は恒例の清酒「九条」。今年は「不戦 兵戈無用(ひょうがむよう=軍隊も武器もいらない)」のラベルも。京都の「憲法を活かす日本酒九条の会」が販売中です。

 朝から、安倍総理の真珠湾訪問のニュースでもちきり。過去の日本の戦争への反省もなく、アメリカの侵略と派遣の戦争へ追随して何が「不戦の誓い」でしょうか。

 九条を活かし真の「不戦の誓い」を! 

鑑真.JPG 昨日は、今年最後の議員会館での執務を終え、京都へ。オペラ『鑑真東渡』を鑑賞しました。素晴らしかった。
 
 中国・江蘇省演劇集団の日本公演に日中友好議連のメンバーにご招待をいただいたもの。6度にわたる渡航挑戦の末、失明しながら来日し、戒律を伝え、唐招提寺を開いた鑑真和上を描いた中国語のオリジナルオペラです。
 
 仏教の話を中国語でオーケストラの音楽にのせて演じるオリジナルオペラ。どんな作品になるのかと思って参加しましたが、力強い歌声、演奏、シンプルで洗練された舞台美術。どれも素晴らしかった。
 
 公演の前に、35年ぶりに井上靖の小説『天平の甍』を読み返しました。鑑真和上が果たされこととと、素晴らしい公演に感謝。  

糸魚川レク.JPG 今日は年内最後の国対会議、団会議。第三次補正予算案、来年度予算案のレクや新潟県糸魚川大火災での被災者支援についてのレクも受けました。

 糸魚川市大火災の被災者支援については、藤野衆院議員、武田参院議員と共に政府から聞き取りを行い、近年例のない被害の実態に即した支援を強く求めました。

 各省庁からは、がれき処理、応急住宅の確保、住宅・店舗の再建、被災中小企業への事業支援、今後のまちづくりの問題などについて説明を聞きました。改めて浮かび上がったのが144軒が焼けた今回の大火災が近年例のない重大な被害だということ。

 新潟県は即日、「継続的な生命、身体への危害」が生じているとして災害救助法を適用しましたが、同法は、地震や豪雨などの大規模自然災害について適用される場合がほとんどで、火災に適用されるのは異例のこと。説明でも、これだけの大規模火災は1976年の山形県酒田市での大火災までさかのぼるとのことでした。

 異例の大規模火災であるならば、それにふさわしい特別な対応が必要です。

 被災者生活再建支援法による住宅再建や自治体のがれき処理への国の財政支援は自然災害による被害を対象しています。今回は原因はラーメン店の失火とされていますが、これほどまでの大規模被害になったのはフェーン現象により24mもの強風にあおられ、離れた場所に飛び火て延焼したからであり、自然災害も加わった複合的なものと言えます。

 そうした点も考慮し、制度に被害をあわせるのではなく、被害実態に即して制度を柔軟に適用し、必要であれば新たな制度を作ることも行うべきです。「被災者の生活・生業の再建を全力で応援する立場で、従来の制度の枠組みや省庁の縦割り行政を超えて対応してほしい」と強く要請しました。

 午前中に全労連の井上事務局長が突然の訃報が入りました。まだ53歳。この間の戦争法等のたたかいも市民と野党との共同も井上さんの果たした役割は語りつくせないほど。まだ信じられません。残念無念です。合掌。

糸魚川②.jpg 京都を午前中に出て、144軒が焼けた新潟県糸魚川市へ。火災の現場を藤野衆院議員、武田参院議員、西沢衆院比例候補と共に、新保市議の案内で視察。

新潟で一番古い350年続く酒蔵も全焼していました。まさに焼野原です。衝撃的な光景でした。

IMG_0025.JPG その後、市役所で織田副市長から被害実態と被災者支援、国への要望などお聞きしました。火災とはいえ強風で拡大した自然災害といえるもの。しっかりとした公的支援が必要です。

 制度に被害を合わせるのではなく、被害に合わせて制度を柔軟に活用するべきであり、制度が不十分であれば改善することか求められます。

糸魚川①.jpg 北陸信越各県で緊急に集められた救援募金をお渡しし、被災者の皆さんへのお見舞いの意を表しました。その後、東京へ。

 

IMG_0019.JPG 10時からの三重県での党の会議で挨拶?。大嶽県委員長の報告は、支部とともに現場で行動する大嶽さんならではのものでした。よし、がんばろうと元気のである報告に拍手です。

 途中退席して京都へ。14:30から左京区内4か所で、ちさか京都2区予定候補、樋口京都市議と街頭演説。25日・京都駅前での民進・松野衆院議員、自由・小沢党首、共産・穀田国対委員長の街頭演説会も紹介し、市民と野党の共同広政治を変えようと訴えました。

 1月8日から14日まで、スペイン上院議長、モロッコ参院議長の招待による参議院公式訪問団の一員として伊達議長と各会派の代表とともに訪問します。午前中、議長室で各国の政治・社会情勢など外務省から説明を受けました。

 その後、公職選挙法の後援会による寄付の禁止について総務省よりレク。引き続き、資料整理など。

IMG_0009.JPG 新潟県糸魚川市の大規模火災を心配しながら名古屋に向かうために新幹線に乗ると沿線の火災のために品川駅でストップ。結局、2時間遅れの20:30に名古屋に到着しました。

 「医師・歯科医師のつどい」にギリギリ間に合い挨拶。今年の名刺を整理したら愛知保険医協会の皆さんのものが一番多かったことを紹介し、国会報告をしました。

 終了後、三重県に移動。ホテル着は22:30でした。糸魚川の被害が心配です。

 給費制.jpg今日の各紙が報じた、司法修習生への給費制 の事実上の復活(写真は「東京」)。わが党は当時、廃止の法案に反対。

 以来、経済的理由で法曹への道を断念することがあってはならないと、日弁連やビギナーズネットの皆さんとともに超党派で取り組んできました。 

 ちなみにビギナーズネットの初代共同代表が、当時修習生だった山添拓参院議員です。

 昨日今日は、臨時国会の総括や一月の通常国会に向けての会議や打ち合わせが続きました。開会中は十分に交流ができなかった、それぞれの質問準備の苦労や反応、各地での市民と野党の共同の新しい動きや、党勢拡大の大運動の取り組みなど出し合うことができました。いっそう元気がでます。

1  2  3

ページ最上部へ戻る