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四期目の当選

 「ばんざ~い」――当選確実が出たのは二十二日未明の四時過ぎ。比例代表から四期目の当選を果たさせていただきました。この間のご支援に心からお礼申し上げます。

 八月一日に臨時国会が召集され、当選した日本共産党の七人の議員で揃って初登院。本会議場に入ると、長野選挙区で野党統一候補として勝利した羽田雄一郎議員の議席はすぐそば。「がんばりましょう」とがっちり握手をしました。

党議員団の新体制で、私は引き続き、参院幹事長と国対委員長を務め、外交防衛委員会、倫理選挙特別委員会、ODA特別委員会に所属します。与野党の多くの議員から「仁比さん、辰巳さんの質問が聞けなくなるのは残念だ」との声がかかります。痛恨の思いではありますが、埼玉県選挙区から二十一年ぶりに当選した伊藤岳さんは「十八年間、国政候補者活動をしてきた。多くの声を聴いてきたことでは誰にも負けない」と議員団総会でも挨拶された即戦力です。

そして何よりも三年前に初当選した若手の皆さんに大いに活躍してもらう体制としました。参院国会対策委員会は、新たに山添拓議員が副委員長として加わり、予算委員会理事を担当することになりました。また、決算委員会は武田良介、岩渕友両議員が担当します。

武田さんは新たに国土交通委員会に所属してもらいます。藤野保史衆院議員とも力を合わせて長野の皆さんの願いを生かすために全力を挙げます。

選挙戦では、「市民と野党の共同で政治は変えられる。政治を変えれば、暮らしにこんな希望が生まれる」と最後まで「希望」を語りぬきました。

私にとって六回目の国政選挙でしたが、被爆二世としての思いをこれほど語った選挙はありません。核兵器禁止条約採択の国連会議に参加したただ一人の参院議員として、新しい国会で条約への参加を総理に迫る責任がある、被爆者の思いが刻まれた憲法九条を変えさせることは絶対に許さない、と訴えぬきました。

選挙最終盤に松本駅前で志位委員長を迎えての大街頭演説会は圧巻でした。羽田候補も駆けつけて、市民と野党の共闘こそ安倍政治を変える力だと訴え「比例は日本共産党へ」と呼びかけられました。揃って手を掲げた時の大きな声援は忘れることができません。

選挙中に寄せられた願い、語った希望を現実に変えるために、憲法九条を守り生かすために、新しい国会で市民と野党の共闘をさらに進めながら、全力を挙げます。

いっそうのご支援をよろしくお願いします。(『民主長野19年8月号)

 

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