活動日誌

「2023年5月」の記事

 346101199_1698930113870439_5046613951451722646_n.jpg故ジャニー喜多川氏の性虐待問題等について日本共産党国会議員団はとして、プロジェクトチーム(PT)を立ち上げ、昨日(22日)会合を開きました。元『週刊文春』記者で1999年から同問題を追及してきた中村竜太郎氏を招き、意見交換しました。
 中村氏は「自分たちの子どもがこんな性被害に遭っていたことに対し、きちんと向き合うべき社会的問題だ」と強調。「23年間絶望したままだ。(同誌が報じた後も)何も変わらなかった。世の中に知らしめることができていれば、その後の被害がなかったのではと自責の念がある」と述べ「メディアが報じてくれていれば。悔しい気持ちがある」と述べられました。
 「国会で真剣に取り組んで追及し、同じことを繰り返さないようにしてほしい。それが政治の力だと思う」と語られ、PT責任者の吉良よし子参院議員は「子どもたちが被害者になっていたにもかかわらず、社会で重大問題と認識されてこなかった。二度と繰り返さないための対策やどう救済していくべきかを議論していく」と述べました。
  今週はポスドク問題、孤独孤立対策法案、軍拡財源確保法案と三回の質問に立つ予定。今日はそのための防衛省レクや打ち合わせを断続的に行いました。
広島に住んでいる、広島国泰寺高校の同級生から朝、こんなLINEがありました。
「サミットに期待はしていませんでしたが、やはり、ガッカリです。
ヒロシマビジョンにヒロシマを冠してほしくない。
ヒロシマの願いを汲み取ったものにはなってないです。
市民に苦痛と不便だけ与えてパフォーマンスに終わった感じです。
何かしら意味があったのでしょうか?」というもの。
朝からもやもやしていた怒りに任せて書いたとのことでした。
 発表された「核軍縮に関するG7首脳広島ビジョン」は、「核兵器のない世界」を「究極の目的」として永久に先送りし、「核抑止力」を公然と宣言。「核抑止」とはいざというときには核兵器を使用し、広島・長崎のような非人道的惨禍を引き起こすことはためらわないという議論。 
 しかも核兵器禁止条約には一言もふれていません。サミットの首脳たちは原爆資料館でいったい何を見たのか、岸田総理は何を説明したのか。
 こんな「ビジョン」にヒロシマの名前を冠してほしくないというのが被爆地からの声です。地元紙のインタビューに、カナダ在住の被爆者サーロー節子さん(91)は、「自国の核兵器は肯定し、対立する国の核兵器を非難するばかりの発信を被爆地からするのは許されない」と批判しています。
 サミットに先立ち、ICANの主催で開かれた「G7国会議員フォーラム」の広島会議にGW中に参加しました。会議の前にカナダやイタリアの国会議員、日本の超党派の国会議員で原爆資料館を訪れました。

 時間をオーバーして食い入るように展示を見つめていた、カナダ、イタリアの国会議員。その後の会議では、核兵器の使用がもたらす破格的な影響を認識し、あらゆる核兵器使用の威嚇を明確に非難し、核兵器禁止条約の重要性について認識すべきとする声明を採択しました。
 これこそ被爆地から示すべきビジョンです。
 IMG_3546.jpg先日の内閣委員会で質問した女性用トイレの行列解消問題が今日のしんぶん赤旗の「主張」に。
質問後、「気にはなっていたが、そういう理由だったんだ」「取り上げてくれてうれしい」「地方議会でも取り組んでいます」など、様々な声をいただいています。引き続き取り組みます。
内閣委員会の質問の速記録もこのHPにアップしていますので、ご覧ください。
                                                                                                                             
しんぶん赤旗主張(23.5.20)
男女のトイレ格差 我慢強いる行列の解消急ごう
 通勤通学の時間帯に駅などの女性トイレに行列ができることは少なくありません。電車の時間に間に合わないからと並ぶのをあきらめる女性もいます。トイレを長時間我慢することは、健康にも深刻な影響を与えます。外出の障壁にもなっているトイレの男女格差を解消することは、女性が安心して生き生きと暮らせる社会づくりの重要課題の一つです。
遅々として進まない増設
 公共施設などでの女性トイレ増設は長年の問題です。国土交通省の2016年調査では駅トイレの不満で「行列に並ばなければいけない」が女性は44・0%で男性の31・3%を上回りました。
 同省は鉄道会社やショッピングセンター事業者などが参加する協議会を設置し、17年に「女性が輝く社会づくりにつながるトイレ等の環境整備・利用のあり方に関する取りまとめ」とする文書を出しました。そこでは女性トイレの行列の原因は「利用者数に見合った個室便房数となっていない」ことを挙げ、「個室便房の数を増やすことが最も効果的」と明記しました。
 しかし、改善は遅々として進みません。行列で困った経験を持つ都内の女性が22年から、公共交通機関の便器数の男女比をトイレ案内板で調査しています。全国各地の300カ所以上を調べたところ、駅や空港などの男性トイレの小便器と個室の合計は平均で女性個室の1・76倍という結果でした。
 日本共産党の井上哲士議員は9日の参院内閣委員会でトイレ格差について政府の認識をただしました。この中で、国交省の「取りまとめ」から6年もたつのに、便器数をはじめ女性をめぐる状況について国として把握していないことが分かりました。トイレの整備を鉄道会社などの施設設置者任せにしていることは問題です。
 公共施設のトイレの面積は男女で同じところが多数です。そのため全て個室である女性の便器数は少なくされているのが現状です。日本のトイレの多くは、空気調和・衛生工学会の基準で設置されています。同基準は利用者の人数が男女同じなら、男性の小便器と個室の合計数と女性の個室数はほぼ1対1でいいとします。
 しかし、中日本高速道路の調査では、トイレにかかる時間は、女性が男性の2・5倍です。今の基準は、女性の待ち時間は男性より長くて構わないと言うに等しいものです。同社は待ち時間が男女とも2分未満になるよう計算し、女性用個室を2倍以上に増やしました。山口県萩市は、公共施設について、女性用個室は男性用小便器の2倍という基準を設けました。
政府として基準を示せ
 民間や地方の努力を促進するために、政府としてトイレの男女比に基準になる考え方を示すことが求められています。
 イギリスの王立公衆衛生協会は便器数の男女比は1対2が適切だとする報告書を出しています。
 日本でも災害時の避難所についての指針で、女性トイレは男性用の3倍という基準を打ち出しています。人道支援の国際基準です。この考え方は公共施設のトイレにも共通します。
 トイレの男女格差は、日本が男性中心社会から脱却できていないことの反映です。力を合わせ解決を図っていきましょう。

 午後の衆院財政金融委員会で軍事費財源確保法の採決を自公が強行し、可決。田村貴明衆院議員は討論で、「憲法違反の大軍拡を進める法案の採決は許されない」と反対しました。来週23日の本会議で採決が予定されていますが、参院に送付されても徹底審議を通じて廃案をめざします。

 午前中の本会議は採決二法案だけで10分で終了。その後、来週の論戦に向け、孤独孤立対策法案のレクや財源確保法についての打ち合わせなどなど。

 マスコミ報道はG7サミットに集中。7人の首脳がそろって原爆資料館を訪問したのは初めて。オバマ氏10分間と違い、40分間の訪問となりましたが、展示の中の原爆被害の実相を見たのかどうかは不明です。

 サミットに先立つ日米首脳会談では、「核抑止」に固執する姿勢を示し、バイデン氏は日米同盟における「核の傘」の存在を改めて強調しました。被爆地広島の心とは相いれないものです。

 

 IMG_3543.JPG7:40から毎年恒例の日本弁護士連合会・弁護士政治連盟の皆さんと日本共産党との朝食懇談会に参加。午後には、愛知保険医協会の皆さんから健康保険証を廃止しないとを求める請願署名などを受け取り懇談しました。

 朝食懇談会には日弁連の小林会長、弁政連からは菊池理事長はじめ多くの役員の皆さんが参加され、日本共産党からは志位委員長はじめ10人の国会議員が参加し、有意義な懇談ができました。

 日弁連からは再審法改正問題、法律扶助における一人親支援の拡充について報告があり、国政の様々な問題について意見交換。憲法・軍拡を巡る問題から、サミットと核廃絶、入管法、マイナンバー法、ジャニーズ事務所問題、学術会議法問題などなど、幅広い分野で発言、質問が続き、時間をオーバーするほどでした。

 国会にもどり、軍拡財源確保法の論戦準備やコロナ患者の高齢者施設留置き問題での京都民報の電話取材、最終盤の国会対応のうちあわせなどなど。参院の「野党国対」も開かれ、終盤の審議日程などについて意見交換。

 法務委員会では今日も入管法の質疑が行われ、仁比議員の質問を院内テレビで視聴。鋭く、熱く迫りました。今日も維新の梅村みずほ議員が質問にたって暴言を繰り返し、委員会室が騒然となる場面も。そのあと、維新の藤田幹事長が梅村議員は法務委員会から更迭し、遺族に取材することを会見で発表しました。遅すぎます。党としての責任が問われています。

 本日、自公が超党派の議連案より大幅に後退した「LGBT理解増進法案」を衆議院に提出。これをうけ立憲民主党や社民党とともに野党3党で、2年前に自公も含めて一旦合意した法案を衆議院に提出しました。

   IMG_3538.JPG愛知県から「子どもたちにもう1人保育士を! 実行委員会」の皆さんが議員会館にこられ懇談しました。今日は、「全国保護者実行委員会発足に関する記者会見」のために国会にこられたとのこと。
 子ども家庭庁発足直後の内閣委員会で保育士の配置基準の改善を求めた際に、同実行委員会による保護者や保育士の皆さんからのアンケートの声を紹介しながら小倉大臣に迫りました。
 懇談では、そのことを改めてご報告し、大臣が「基準の改善を行うと保育士確保が困難で現場が混乱する」と答弁したことに対し、「保育士不足ではなく、保育所で働きたい保育士が不足し、現に混乱しているのが保育の現場だ」と思いが一致。
 IMG_3541.jpgまた、政府が行う「加算」では問題解決にならず、配置基準の改善を行うことを明言し、「経過措置期間」を設けて、処遇改善をすすめながら職員の確保をしていけばよい、との提案もありました。その通りです。
 頂いた資料の中にある保育現場のイラストがとってもリアルです。これは三歳児の20:1の様子。本当に大変です。配置基準の改善は待ったなしです。
 内閣委員会で今後も強く求めていくので、現場の声や資料をこれから届けてほしいとお願いしました。がんばります。
 8:15から小池書記局長も参加した国対会議。続いて午前中は本会議。第二の入管法ともよばれる「日本語教育機関の認定等に関する法律案」の質疑に吉良よし子議員が立ちました。午後は憲法審査会に仁比議員との差し替えで出席。参院選挙の「合区」問題での自由討議で山添議員が参院法制局長に質問しました。
 IMG_1097.JPG内閣委員会で、「医療ビックデータ法案」について質問し、反対討論も行いました。個人情報保護法の特例として、本人に通知さえすれば患者の医療情報の利活用を可能とする法律の改正案で、プライバシー侵害の危険をさらに拡大するもの。
 実際、昨年9月には、匿名加工の認定事業者のLDIとNTTデータが、法律に違反し本人への通知を行わずに9万4,579人分の医療情報を提供した情報漏洩問題が発覚しています。
 質疑では個人情報保護委員会が、この事案について各事業者は「その責任に見合った高い水準の安全管理措置等が講じられていたとは言い難く」「根本的な意識改革を促す必要がある」と厳しく指摘していることを明らかにし、そのような業者を認定し、十分な監督も行ってこなかった責任など高市大臣に質問。
 個人情報保護法の特例として通知だけでよいオプトアウト方式としている現状から、同意を必要とするオプトイン方式にするよう求めました。
 本日8:50に立憲民主党が衆院に鈴木財務大臣不信任決議案を提出。今日予定されていた財務委員会は開かれず、軍拡財源確保法案採決もありませんでした。これにより、同法の参院への送付の日程も与党の目論見通りいかない状況に。
 午後に参院の野党国対を開き、今後の本会議日程など意見交換をしました。軍拡財源法、入管法などの法案とともに国交省天下りあっせん、マイナンバーカードのトラブル問題の徹底審議を求めました。
 入管・難民法について政府の改正案と共に野党案も法務委員会で審議入りしました。仁比議員が質問に立ち、野党案の発議者として山添議員が答弁に立ちました。夜は、小池議員、山添議員、本村議員、谷川医師による入管・難民法問題の緊急番組を視聴。
  オンラインで開かれた超党派勉強会 「国際業務にあたる国連・省庁職員の旧姓使用の限界とトラブル事例」に参加しました。「選択的夫婦別姓・全国陳情アクション」からの要請をうけ、八党の議員が呼びかけ人となったもの。国際機関等で働く日本女性達から直接お聞きするため、時差の関係で朝九時からの開催でした。
 選択的夫婦別姓が認めらない下で、キャリアアップしようとしても、改姓により旧姓でのキャリアや実績が認識されず遮断されたり、転職の度に煩雑な手続きを余儀なくされる具体的な状況が語られ、それを避けるために離婚を考えざるを得ない現状もお話がありました。世界で唯一、夫婦同姓が強制されている国である日本で結婚により改姓が強いられることについて国際機関などでは驚かれ、受け入れられないことも紹介がありました。
 自民党などの選択的別姓反対の議員らは、「通称使用」で問題が解決できるかのようにいいますが、国際社会で仕事や生活をするうえでまったく通用しなことがよくわかりました。選択的夫婦別姓、待ったなしです。
 昨日は、午後に京都に帰りました。今日は朝のオンライン勉強会の後、東京に戻り、火曜日の質問準備。今日は母の日。広島に住む母に電話。宅配してもらったカーネーションを喜んでくれました。夫婦別姓.jpg

 5.12ウィシュマ.jpg午前中の本会議で入管法の審議入り。日本共産党から仁比議員が質問に立ちました。傍聴席にはウィシュマさんの遺影とともに妹さんの姿も。仁比議員はウィシュマさん死亡事案の解明なしに審議はできないと強調。

 日本共産党を含む野党四会派が対案を提出したことも紹介しながら、政府案が国際水準から大きくかけ離れ、問題解決から逆行していることを厳しく指摘しました。

 午後には、再審法改正を求める要請に京都の弁腰政治連盟から木内支部長と大島弁護士から来訪されしばし懇談。来週の医療ビッグデータ法改正案の質疑準備のために内閣府と個人情報保護委員会からレクを受けました。

質問準備

 木曜日は内閣委員会の定例日ですが、午後に開かれる園遊会に参加する議員も少なくないためにむ今日は開かれず。先日趣旨説明を聞いた医療ビックデータ法の質疑は来週火曜日の定例日に行うことなりました。

 今日は、落ち着いて来週の質問準備や衆議院から送付されてくる軍拡財源支援法案の論戦に向けた準備などなど。

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