活動日誌

「2023年5月」の記事

 午前中の本会議での原発推進等五法案の討論・採決。岩渕友議員が怒りの反対討論を行いましたが悪政四党連合による賛成多数による可決・成立。

 マイナンバー法案について昨日、自民・立憲の国対が今日の採こ決と来週月曜日の集中審議で合意しましたが、地方デジタル特別委の朝の理事会では日本共産党と共に立憲の理事が採決に反対。その場で決めることができず、審議日程終了後に理事会が再開されました。伊藤岳議員が奮闘し、一時間近くの理事会となりましたが、結局、採決が行われ、やはり悪政四党連合の賛成て可決。山下議員が反対討論にたちました。

 午前、午後の悪政強行に怒、怒、怒です。怒りを込めて明日の財金委員会での軍拡財源法案の質問準備。夕方に通告しました。

 5.30財金.jpg今日も財金委で軍拡財源法案、内閣委で孤独孤立対策推進法案と2回の質問。 軍拡財源法案では東日本大震災の復興特別所得税を軍事費に転用する問題を質問しました。

 

同税は復興のために「今を生きる世代全体で連帯し、負担を分かち合うことを基本とする」(財務相HP)として25年間の時限措置として作られたもの。 ところが軍事費転用のために課税期間を13年程度延長すると、震災後に生まれた若い世代が相当期間負担することになります。総理の「将来世代に先送り」しないという発言に矛盾すると指摘しました。

 鈴木大臣は「負担感のないよう構造的賃上げを実現する」と答弁したことに対し、賃金があがるとして続けられたアベノミクスで実質賃金は20万円も下がったことを示し「なんの保証もない」と指摘。復興財源の転用の中止と被災地での地方公聴会の開催を求めました。

 小浜1.jpg参議院拉致問題特別委員会の視察で福井県小浜市に行きました。地村保志・富貴惠夫妻が拉致された現場である小浜公園の展望台で福井県警から説明を受け、市役所では、地村保志さん、松崎晃治小浜市長、森本信二・救う会福井会長、特定失踪者家族の河合喜代子さんからお話をきき、質問にも答えていただきました。
 拉致現場の展望台は小浜市街と美しい海が見渡せるとてもいい場所。ここで、あのような拉致事件が起きたのは信じられない思いです。
 地村さんは帰国し、小浜市役所職員を務めた後、退職されて現在68歳。拉致を風化させないための子どもたちへの講演活動や運動に力を入れておられます。
IMG_6022.jpg「帰国して20年だが、北朝鮮にはそれ以上の24年間拉致されていた」との言葉に胸が詰まります。お話では先日の国民大会での岸田総理の「首脳会談を早期に実現すべく、私直轄のハイレベルで協議を行っていきたい」との発言に期待する一方、政府からこの間の日朝間の協議についてなんら具体的情報がないとの指摘がありました。
 また、地村さんは個人的意見としつつ、「全拉致被害者の早期一括帰国というが、北朝鮮での家族や健康など様々な問題があり無理だ。発想を変える必要がある」と指摘され、「北朝鮮の側にも見返りがあるようにしなければ首脳会談の実現は難しいのではないか」と述べられました。
 今後の特別委員会の質疑や政府に取り組みを迫るうえで、大変有意義な懇談でした。小浜市を出て、バス⇒在来線⇒新幹線を乗り継いで東京へ。明日は軍拡財源法案と孤独孤立対策推進法案の二回の質問で資料に目を通しながらの移動です。

 ポルタ2.jpgポルタ1.jpg女性用トイレの行列解消を内閣委員会で質問した際に、トイレの男女格差を調べている百瀬さんに教えてもらったのが、駅などの公衆トイレの外には便器配置を示すプレートがあること。質問以来、気になって確かめています。

 どこでも男性用トイレの便器数が多いのですが、17:7で女性用が多いところを発見しました!京都駅の地下商店街のポルタです。 写真の様に女性は個室17で男性は個室3、小便器4でした。女性の声が少しずつ動かしてますね。

終盤国会/質問準備

 終盤国会。来週は悪法とのたたかいの正念場となります。私は火曜日の午前は財金委員会で
軍拡財源法案の質問に立ち、午後は内閣委員会で孤独・孤立対策推進法案の質疑。さらに木曜日の午前中も財金委で軍拡財源法の質問に立ちます。同法案は、火曜日の午後に財金・外防委の連合審査、木曜午後は参考人質疑となります。

 原発推進等五法案は火曜日の経産委で質疑・採決が行われることになっています。入管法改悪案、軍需産業支援法案、入管法改悪案、マイナンバー法等改定案もいずれも、与党は今週中の採決を提案する構え。マイナンバーをめぐっては連日、新たな問題が明らかになっており、日本共産党はいったん法案審議を止めて、問題解決を進めるべきと提案しています。どの法案も廃案をめざして全力を挙げます。

 月曜日は拉致特の小浜市視察で国会に行けないため、今日は議員会館で火曜日の質問を通告できるような状態まで準備しました。

 被災者再建支援法.jpg全国災対連の皆さんの請願署名提出集会に参加しました。被災者生活再建支援法の対象拡大と支援額引き上げを求める請願署名65,376人分が提出されました。

 私は石川県珠洲市での震度六強の地震の発災直後に現地入りした時の内容を報告し、地域の再建のために支援法の拡充はどうしても必要だと挨拶しました。

午前中の本会議では、軍需産業支援法の審議入り。日本共産党から山添議員が質問に立ちました。軍拡そのものの中止を迫ったのは山添議員だけという状況でした。

 午後の予算委員会集中審議には仁比議員が入管問題で質問に立ちました。傍聴席にはウィシュマさんの遺影を持った妹さんらの姿が。仁比さんは妹さんたちから託された岸田総理へのメッセージを読み上げ、入管施設での死亡事件の背景には、「送還ありき」という日本の入管収容、人権侵害の構造があると厳しく迫りました。

 IMG_3554.jpg今日は内閣委員会で孤独孤立対策推進法の質問を25分。終了後、財政金融委員会で小池議員との差し替えで軍拡財源法の35分の質疑に立ちました。一方、衆院から送られてきた悪法をめぐり、与党が十分な審議もないままに採決を狙う中、対応をめぐって国対間協議も断続的に行いました。

 マイナンバー法案も入管法は十分な審議もないままに参院に送られてきて以降、マイナンバーをめぐるトラブルが次々発覚したり、入管が統計をとっていないと答弁したいたものが実は存在して国会に提出されるなど新たな事態が起きています。「衆院と同程度の質疑時間になったのでそろそろ採決を」などというのは通用しません。

 軍拡財源法の質問の赤旗記事を紹介します。

米要求で軍事費青天井 参院委 井上氏 「有償軍事援助」を告発

 井上氏は、米国が価格や納期を一方的に決定できるFMSによる武器購入について、2020年の参院本会議で、調達・維持費の高騰や未納、未精算など「改善すべき課題が山積している」などとする警告決議が上がったと指摘。日米協議が行われてきましたが、未納・未精算は改善しておらず、「FMSそのものの不公平な枠組みにも手を付けてない」と強調しました。

 井上氏は、FMSによるイージス・アショアについて、14~18年度の武器調達計画である「中期防衛力整備計画」には盛り込まれていなかったが、17年の日米首脳会談直後に導入が決まり、18年度予算案に盛り込まれたと指摘。ずさんな計画が破綻して、イージス・システムの洋上化が進められているが、総経費は、当初より大幅に膨れ上がっていると追及しました。防衛省の茂木陽審議官は「現時点で具体的な金額を示すのは困難だ」と述べるのみでした。

 井上氏は、イージス艦が新造されるたびにFMSによる装備品が拡大していることを示し、「(政府は)必要なものを積み上げて軍事費がGDP(国内総生産)比2%となったというが、実際は米国の要求に応えたもの。FMSによる大量購入で軍事費を青天井にするのは許されない」と批判しました。

 午前中の本会議で軍拡財源法が審議入り。日本共産党から小池書記局長が質問に立ちました。小池ンさんが冒頭、「軍拡財源法について質問します」と述べると自民党席がざわつき「防衛費だ」との声があがりました。多くの党が「増税は反対だが防衛力強化は必要」としている中、日本共産党が正面から大軍拡反対と主張していることが際立ちました。

 朝8:15から国対の会議。終了後、2025年デフリンビック東京大会推進議連の総会に参加し全日本ろうあ連盟や東京都から大会準備状況の報告と政府への要望をお聞きし、各省庁から要望に応えたの取り組みについての発言など続きました。

 IMG_3551.jpg午前中は質問準備のためにイージス搭載艦について防衛省レク。午後の内閣委員会一般質疑で、中堅ポストドクター問題を取り上げました。

 しんぶん赤旗の質問記事を紹介します。

●任期なし研究者 増やせ 井上氏、政策転換を迫る  参院内閣委

 日本共産党の井上哲士議員は23日の参院内閣委員会で、雇用が不安定な任期付き研究者の問題をとり上げ、同研究者を増やしてきたこれまでの政策の転換を求めました。

 大学等の任期付き研究者(ポストドクター)は現在1万5000人を超え、35歳~39歳の約6割にものぼります。井上氏は、1990年代の大学院重点化政策で博士課程修了者が急増したにもかかわらず、法律で任期付きの大学教員を認めたことや、国立大学法人の運営費交付金削減で教員の採用が減るなど、政府の政策が招いた問題だと指摘。男女共同参画学協会連絡会のアンケートに寄せられた「任期付きで安定した研究を行えない」などの声を紹介し、「任期なし研究者を増やす方向に政策転換するべきだ」と主張しました。

 高市早苗科学技術政策担当相は「安定した研究環境のために任期なしポストの確保は必要」と答える一方で、大学等のマネジメント強化などと述べるだけで政策転換には言及しませんでした。井上氏は「任期なしポストの増加を促すような財政支援を検討すべきだ」と求めました。

 井上氏は、女性研究者の研究環境改善のため、アカデミックハラスメント防止の研修への支援を要求。文科省の山下恭徳科学技術・学術総括官は、既存の「女性研究者研究活動支援事業で可能だ」と答弁しました。

 IMG_3560.jpg今週は内閣委で火曜日に中堅ポストドクター問題、木曜日に孤独孤立対策推進法質問があり、さらに木曜日は財金委員会で軍拡財源確保法案の質疑にも立つこととなっており、まったくテーマの違う三つの質問を並行して準備しています。

 今日は議員宿舎で質問準備ですが、朝いちばんで上野の都立美術館で開かれているマティス展を鑑賞しました。マティスは私が最も好きな画家の一人。20年ぶりの開催ですが、前回も東京で鑑賞しました。勢いのある線と生命感に満ちた色彩、とりわけ赤の使い方が大好きです。堪能しました。

 

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