党本部での「総選挙勝利をめざす全国決起集会・三中総」に参加。午前中は幹部会でした。田村委員長は「日本共産党の躍進のチャンス」として、その国民的意義を五つの角度から報告。討論では各地の街頭宣伝での激励の声や予定候補の皆さんの各地での奮闘と決意が続き、よし、勝つぞ! と意気高い会議になりました。
三中総の前に、都内で日韓議員連盟の主催で開かれた、新しい駐日韓国大使の朴喆熙(パクチョルヒー)さんの歓迎会に出席。朴さんは日本政治の研究者であり、大変な知日派。日本語はペラペラ。30年くらい前に「代議士の作られ方」という文春新書を出版されています。実は、当時、日本共産党の活動を知りたいと京都府委員会に要請があり、お話をしたことがあります。
その時に、日本語でしかも私よりもうんときれいな字でメモを取っておられ、「すごいなあ」と思ったのが印象に残っています。会場でお会いし「覚えますか」とあいさつすると、にっこり笑って「お久しぶりです」との返事。これからのご活躍を期待しています。
夕方には災害対策特別委員会に理事懇に出席。能登半島豪雨災害について、政府から報告を受けて質疑応答。私は、金曜日に聞いた被災者の声を紹介しながら、例をみない二重災害のもとで、被災者が物理的にも精神的にもダメージを受けていること、地震の復旧が遅れ、崩れかけた斜面や倒壊した家屋のがれきが放置されていたことが豪雨災害を広げたことを指摘し、被災者に希望を与える支援を直ちに強化すべきと強調しました。
そのうえで、被災自治体の人的支援の強化や、仮設入居の際の家電の支援が地方自治体の裁量で、石川県は義援金で対応していると指摘し、自治体任せにせず国として災害救助法による支援に家電を加えるべきと求めました。
党国会議員団の能登半島豪雨被害対策本部を開催。今日、輪島市に入った藤野前衆院議員、佐藤県議、鐙輪島市議とオンラインでつないで被害の状況と課題を聞きました。
震災後、やっと入れた仮設住宅が被害にあって避難されている方など被災者の悲痛な声。そして避難所では毛布しかない、食事はパンや、ごはんにふりかけだけという事態も。震災直後と同じことを繰り返しており、いったい何を教訓にしているのかという憤りの声も。政府に伝えて対策を求めるとともに、引き続き現地と連携を密にしていきます。
午前中は参院の4党国対(共産、立憲、維新、国民)。新総理を選出する10/1からの臨時国会について、代表質問、予算委と十分な時間をとった論戦を行うこと旧優性保護法の謝罪と補償の法案について当事者の声を聞く十分な質疑を行うこと、能登の豪雨被害での質疑を行い、被災者が希望を持てる支援を行うことなどを与党に求めることで合意しました。
続いて本村議員と共に新潟県などで広がる消費者被害についてのレク。ジャパンエアリソートインターナショナルによるリゾート会員権をめぐる詐欺被害で、新潟県だけでも1600人超、100億円の被害が起きています。被害者からの相談を受けて告訴を準備している代々木総合法律事務所の弁護士も同席して、警察庁、経産省、金融庁、法務省から説明を聞き、厳正な対処を求めました。
その後四党国対、議員班会、議員団会議、ジェンダー平等問題での打ち合わせなど、あわただしい1日に。
終日、山口二区内で行動。岩国駅前のホテルを出て周防大島町、光市での演説会で訴えました。いずれも10/27投票で地方議会選挙があり、周防大島町では病気辞職のために空白となっていた議町議会に新人のうらべ智子さんが挑み、光市では田辺まなぶさんが三期目をめざします。
周防大島は初めて。「瀬戸内のハワイ」とも呼ばれる島ですが、今日はあいにく雨が時々降っていて、晴れの日なら海がきれいだろうなあと思いました。私は広島育ちですが、父の仕事の関係で昔の山口県徳山市で生まれて三歳くらいまでいました。光市の海水浴場に行ったのとをかすかに覚えており、63年ぶりくらいの訪問となりました。
自民党総裁選挙は裏金も統一協会問題も頬かむりでだれがなっても変わらないことがはっきりしたもとで、やるべきは自民党政治をもとから変えることと強調。提案したばかりの自由時間推進法を紹介しながら「経済再生プラン」を紹介し、能登半島地震と志賀原発で地震大国日本に安全な原発なしと改めて明らかになったとして上関原発建設も伊方原発の再稼働もストップを訴え。さらに米軍指揮下に組み込まれながらの大軍拡問題と、米軍岩国地基地への米海軍オスプレイの配置を批判し、九条生かした日本共産党の外交ビジョンを示してお話しました。
山口二区で特に問われるとして述べたのが自民党と統一協会の組織的関係です。先日明らかになった13年参院選の直前に自民党本部で安倍総理が統一協会の会長と面談した写真。同席していた一人は安部氏の実弟で、山口二区選出の岸信夫・元防衛相。そこで相談されたとされるのが、二区内の岩国市出身で全国比例の新人候補であった北村氏を統一協会が支援すること。そのおかげで北村氏は当選し、その後、補選で山口選挙区に移って当選しました。
山口二区内での二つの地方選挙の勝利、総選挙での日本共産党の躍進、大平さんの勝利は統一協会問題での真相解明を求める声を示すことになると訴えました。
日本共産党への入党を最後に呼びかけましたが、光市での演説会終了後の懇談で、長い支持者の一人の男性が入党していただきました。うれしいなあ。