国会質問議事録

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議院運営委員会(沖縄県への新型コロナ緊急事態宣言拡大)


○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。
 感染拡大の第四波は全国に広がって、北海道に続いて沖縄も緊急事態宣言の対象になりました。感染の広がりは連休中の人の流れによるものだと指摘をされております。
 政府は、連休明けの東京などの緊急事態宣言の解除の際に、人流の減少という所期の目標は達成されたと述べましたけど、ではなぜ全国に広がっているのかと。認識が甘過ぎたというのが今日の事態ではないでしょうか。

新型コロナウイルス感染症対策担当大臣(西村康稔君) 東京、大阪など緊急事態宣言の措置を対応している地域においては、変異株のことも考え、極めて強い措置をお願いをし、夜間の人口七、八割の減少に加えて、昼間の人口も五、六割減少いたしました。その成果が大阪では今見えつつある、少し減少傾向にあるんではないかと。ただ、東京はまだ横ばいから、これからそれがどういうふうに出てくるのか、分析を進めているところでありますが。
 他方、地方部において移動が見られた。これは、私ども、県をまたぐ移動は控えてほしいということで知事会と連携して自粛を求めてまいりましたが、残念ながら、例年よりは少ないとしても、一定程度の移動がある中で、例えば沖縄県では感染がその後、連休後に拡大をし、今回、緊急事態宣言をお願いするということになっております。
 引き続きこの連休中の動きなども分析を進めていきたいと考えておりますが、都心部、東京、大阪などは、人流が減ることによって感染も一定程度に抑えられているという効果があったものというふうに認識をしております。

○井上哲士君 甘い認識の下でこれまでと同じ対策の延長線上では、コロナの封じ込めはできないということを直視すべきだと思うんですね。
 より感染力の強いインド変異株の市中感染が始まっております。ところが、インド株を見付けるためのスクリーニング検査は行われていないんではありませんか。インド株を迅速につかむための検査とゲノム解析を拡充することが必要と考えますが、いかがでしょうか。

○国務大臣(西村康稔君) 御指摘の点、まさに私ども進めなきゃいけないと思っております。
 インド株、インドで最初に検出された変異株ですね、これは通常の株よりも二倍以上の感染力を持つという御指摘もいただいておりますので、水際対策の強化と同時に、このゲノム解析進めていきたいと考えております。
 今、L452R変異株のPCR検査を国委託の民間検査機関でも実施をすることとしております。また、全国にもこうした体制をつくるべく、今急いでいるところでございます。
 いずれにしても、スクリーニングもしっかりやっていきたいというふうに考えております。

○井上哲士君 イギリス株も最初は散発的だったんですが、一気に広がったんですね。それ以上のスピードで広がるという指摘をされているわけで、後手後手にならないように一層強化をしていただきたいと思いますが。
 さらに、水際対策の問題で、先ほど強化する旨の報告がありました。衆議院での先ほどの答弁では、フォローアップの強化などが挙げられました。しかし、やっぱり専門家も指摘しているように、ホテルを更に確保して、インドからの入国者の停留期間を六日から十四日に延ばす、更に延ばすということの検討が必要だと思いますけれども、これも検討課題ということでよろしいですか。

○国務大臣(西村康稔君) 本日の分科会におきましても、この十四日間の待機の必要性についても御議論をいただいたところであります。
 さきに答弁しましたように、見回りの強化などフォローアップの強化、これに加えてどのような対応が考えられるか、厚労省を中心に検討を急ぎたいというふうに考えております。

○井上哲士君 インドの一日の新規感染者が十万人超えたのが四月十日で、五月五日に一気に五十万超えたんですね。三日から六日に停留期間にしたのが五月十日でありますから、これまでだと後手だと思うんです。それ以上、これ以上後手後手にならないように、一刻も早い実施をお願いしたいと思うんですが。
 最後、政府分科会は、僅かでも症状のある人に短期間で結果が出る抗原定性検査を実施して、陽性があれば同じ職場の人全体にPCR検査を行うなどの手法を併用するということを提案を行っております。先ほど議論になりましたけど、必要とあらばと言われましたけど、是非積極的にこういう形で、検査の規模と対象を思い切って拡大するということをしてほしいと思いますが、いかがでしょうか。

○国務大臣(西村康稔君) 検査の規模については、順次その能力を拡大しておりますし、戦略的に広げてきているところであります。昨年の今頃は一日五千件とか一万件しかできなかったPCR検査も、今、能力としては二十万件を超える能力があって、一日十万件を超える日も、検査、実際に行っている日もございます。
 その上で、御指摘のように、PCR検査に加えて抗原定性検査キットも加える。これ三十分程度で分かります。ただ、何かちょっと具合の悪い人は分かるわけですね。熱があるまでいかなくとも、ちょっと喉に違和感があるとか、いつもよりしんどいなという人には感染しているかどうかは検知できますので、これも組み合わせながら対応していきたいと考えております。
 既に八百万回分確保しておりますので、まずはやはり重症化リスクある高齢者施設とか医療機関でも活用しながら、さらには最近クラスターが非常に多く出ております大学の運動部とか、場合によっては高校の部活もそうですね、あるいは合唱部とかそういったところ、それから職場でも具合の悪い人がいるときに使えば、分かればあとはPCR検査やればいいわけですので、組み合わせながら、質、量共に拡充をさせていきたいというふうに考えております。

○井上哲士君 思い切った拡充を求めたいと思います。
 終わります。

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