活動日誌

「2016年11月」の記事

 IMG_1267.JPG東京を朝出て山形市へ。昨年12月以来、一年振りです。参院山形県選挙区では野党統一の船山康江候補が4党比例票の1.7倍の得票という全国一の広がりで勝利しました。

 この力を更に衆院選挙へと山形市では衆院一区の石川渉予定候補、米沢市では二区の岩本こうじ予定候補と共に訴え。

 いずれもの会場も野党統一で勝利した船山参院議員事務所の松尾事務局長が最後まで参加し、共闘を実現した志位委員長の粘り腰や日本共産党の奮闘に敬意をこめて挨拶して下さいました。こういう互いにリスペクトする「本気の共闘」が勝利を導いたのだと実感しました。

 山形市の演説会の後で、入党相談コーナーで握手した32歳の男性が決意してくれたとの連絡がありました。うれしい!  米沢名物の駅弁「牛肉どまんなか」を味わいながら東京へ。宿舎着は23時前。

 

  IMG_1255.JPG安保法制=戦争法が強行されて1年2ヶ月目の19日。今日は名古屋市北区の日本共産党後援会の憲法学習会でお話ししました。時間をかけて話をすると、改めて自民党改憲草案が憲法に値しないものだと痛感します。変えるべきは憲法をないがしろにした現実の政治! 

  午前中は自宅で講演準備。昼過ぎに近所の名刹、真如堂真如堂.jpgを散策しました。紅葉を愛でにきた参拝の皆さんで一杯です。雨上がりで、ことのほか美しい。この写真をツイッターに投稿したら、広島の高校の同級生から「まるで今年のマツダスタジアムみたい」 とメールがきました。真っ赤だ!

 本会議は採決のみで15分で終了。引き続き、倫理選挙特別委員会で大臣挨拶、参院選報告、二つの法案の趣旨説明がありました。その後、外交防衛委員会の理事懇談会。来週の火曜、木曜の質疑を決めました。来週は三回の質問になります。

被団協.jpg 14時から日本被団協の皆さんと日本共産党の「原爆症認定に関する要請書」にもとづく懇談に志位委員長、仁比、大平各議員と共に出席。被爆者を線引きする、現行制度の認定基準の改定でなく、被団協の提言通りの法改正の実現、そのための超党派の議員連盟の結成等について要請をうけました。被団協の代表理事の一人として高校の先輩の大岩さんも出席されていました。がんばります。

 その後、日中戦争中に日本が行った無差別爆撃、重慶大爆撃裁判の控訴審の報告会が院内で重慶訴訟.jpg開かれました。一審は爆撃と被害の事実を認めましたが、国際法違反や原告の請求権を認めませんでした。報告会には中国から原告の皆さんも参加。私は、この事実が日本でほとんど知られておらず、歴史に向き合うことが重要だと挨拶し、原告の皆さんと握手。

 夜の新幹線で京都へ。

DSC_0128[1].JPG 今日はTPP特別委員会の地方公聴会が北海道帯広市と茨城県水戸市で開かれました。私は朝7時過ぎに出て、上野から特急に乗り水戸市の会場に参加しました。

 会場の駅近くのホテル前で地元の皆さんが「STOP TPP」のプラカードで出迎え。10時から開かれた地方公聴会では、有限会社横田農場代表取締役社長・横田修一さん、ミナトゴム株式会社代表取締役社長・田口昌也さん、前日本医師会会長の原中勝征さん、農民運動茨城県連合会会長の岡野忠さんの四人の公述人からご意見を聞きました。 

 原中さん、岡野さんからはTPPにより、医療や保険、食の安全、農業の分野で大企業の利潤が優先され暮らしや命が脅かされる危惧が出されました。横田、田口両公述人からはTPPに理解を示されたものの早期批准を求める意見もTPPのメリットについての積極的発言も無し。丁寧な国会での議論が共通した意見でした。

 こんな状態で今国会での批准などありえません。会期延長せず、徹底審議で廃案に! 

 終了後、国会に四時前に戻り、防衛装備庁からについてレク。続いて、倫理選挙特別委員会の理事懇。衆院できょう可決した二法案について明日、趣旨説明を聞き、25日に審議をすることを決めました。

 

   10時からの本会議では、先日逝去された小坂憲次元参院議員に弔詞をささげた後、法案の採決がありました。

 DSC02078.JPGその後、党愛知県委員会の厚労省・経産省に対する最賃引上げの要請に本村、島津両衆院議員とともに同席。すやま初美さん、鷲野、しもおく両県議をはじめ愛知の代表の皆さんが9府省に対して、終日要請行動をされたうちの一つです。

 愛知では日本共産党の提案に基づき、県議会として最賃引上げの意見書をあげるなど声が広がっていることを紹介しながら、全国一律の最賃制度の実現、中小企業支援と一体に今すぐ自給1000円、さらに1500円を目指すことなどを要請。中小企業支援の一つに、フランスなどがやっている社会保険料の企業負担の減免を挙げています。 

 厚労省の担当者からは、社会保険制度には制度の目的があり、最賃引きあげための減免というのはなじまないし、企業に減免すれば保険者の財政を圧迫するという答え。どうもかみ合いません。

愛知要請行動.JPG 保険を担当する部署からすれば、保険制度の枠内でしか考えられず、こういう答えになるのでしょう。今求められているのはそういうことではありません。最賃引きあげのために、国が直接、中小企業の社会保険料の減免の支援をすることが必要なのです。

 そう説明すると、厚労省の担当者もなるほどいう表情でしたが「担当部署としては、こうしか言えません」とのこと。そうなんです。担当部署で限界があります。個々の制度の枠内にとどまらず、政府全体として最賃引きあげのための中小企業支援に取り組むことが求められているのです。

 下請け企業が賃上げできるように元受け大企業からの下請け単価たたきを許さないよう調査・指導をすることなど、国がやるべきことはたくさんあります。政府あげての取り組みを改めて求めていきます。

 午後からTPP特別委に出席。途中で今日質問の山添議員と差し替わり、会館で用務。その後、山添議員のISDS問題での質問の冒頭だけ聞いて、党本部へ。党大会議案を採択する七中総の結語に間に合いました。 TPP特への出席などで討論を聞くことができず残念ですが、討論や各地の感想を紹介した決議を聞いて、全党的に非常に積極的に受け止められていることがよくわかりました。

 夜は麹町議員宿舎の総会。

TPP特.jpg 政府は朝、南スーダンPKOへの「駆けつけ警護」などの新任務を付与することを閣議決定しました。それに先立つ7:45に官邸前で行われた「総がかり行動」の抗議行動に民進、社民の議員、高橋、岩渕、畑野各議員とともに参加。

 国連も「和平合意は崩壊」と認めているのに、あくまで「参加五原則は維持されている」「首都は落ち着いている」として派兵を継続し新任務を付与することは、いよいよ「殺し殺される」ことを現実のものにする危険を高めます。

 閣議が行わる官邸に向かって、「閣議決定するな」「南スーダンから直ちに徹底せよ」と怒りの声をあげました。

 9:00から17:00まではTPP特別委員会に出席。今日は総理出席のもとでの集中審議。冒頭、17日の地方公聴会(帯広、水戸)、18日の参考人質疑を決めました。明日16日は午後から一般質疑です。

 今日は日本共産党から紙智子議員が質問に立ち、発効後に各国の政府代表で作られるTPP委員会の下で、様々な「非関税障壁」の撤廃が進む仕組みになっていることを示し、総理にTPPからの徹底を迫りました。

 私は隣に座ってパネル立てのお手伝い役でした。

 与謝野町.jpg京都府北部の与謝野町、京丹後市大宮町での「日本共産党を語るつどい」でお話ししました。

 朝、自宅を出る前に、先日、左京区の「青空まつり」で呼びかけた方が入党してくださったとのメールが届きました。今日もいい日になりますようにと思いながら北部に向かいました。

 両会場とも、30分の質問タイムがありました。「民進党に譲りすぎでは」「将来は単独政権めざすのか」「北朝鮮が攻めてきたらどうする」「トランプが当選したのになぜTPPを強行するのか」などなど。いろんなご意見が聞け、理解も深まる集いは楽しいですね。入党も訴えました。

 与謝野町の集いでは山内・衆院五区候補も挨拶。終了後、四時間半かけて東京へ。

 午前中の本会議で昨日衆院で採決が強行されたTPP協定批准案と関連法案の趣旨説明質疑が行われました。日本共産党から紙議員が登壇。TPP離脱を表明したトランプ氏が米大統領に当選したもとで、政府のこれまでの言い分に照らしても審議を進める前提が崩れたと指摘。

 アメリカ国民のなかでTPP反対の世論が広がった背景にはこの間、「自由貿易」の名の下に多国籍企業の利益を優先し、国民の暮らしをこわされてきたことへの国際的な国民の闘いがあることを指摘。安倍総理のいう「自由貿易か保護主義か」でなく、多国籍企業の利益か国民の暮らしかが問われていると鋭く迫りました。

 安倍総理はクリントン勝利を前提にアベノミクスがことごとく破たんしているもとでTPPを成長戦略の前面に押し出そうとしていた目論見がはずれたため、本会議では終始不機嫌。とりわけ紙さんの質問よほど痛かったのでしょう、質問者の方に顔も向けず、答弁書を棒読みするだけ。質疑が終わると、通常行う一礼もせずに足早にの議場を出ていってしまいました。ある意味、分かりやすい人です。

 午後に、京都の私大教連の代表と橘大学の学生さんが、私学助成の拡充による私大学費の引き下げと給付制奨学金の実現を求めて要請に来られ、懇談。その後、外務省からモザンビークでODAとして行われているプロサバンナ事業についてレクを受けました。

 夜の新幹線で京都へ。

 アメリカ大統領にTPPからの離脱を公約してきたトランプ氏が当選し、TPPの発効は見通せなくなりました。四野党は、こんなもとでTPPを進めるのは国際的にも異常であり、採決するべきでないと主張しましたが、衆院本会議で与党と維新などが採決を強行し、賛成多数で可決しました。

 参院では、明日の本会議審議入りを与党と民進などが合意。日本共産党は、たちどまってアメリカの動向を見極めるべきであり、審議入りすべきでないと主張しました。

 午後は原発立地市町村議会による原子力発電所立地議会サミットの開会式に出席。来賓として紹介されました。夜は院内で開かれた軍学共同問題での学習会に参加。池内了先生の講演をお聞きしました。

 10時からの本会議は消費税増税延期の二法案のそれぞれの質疑。日本共産党から大門、山下両議院が質問に立ち、アベノミクスと増税がもたらした国民生活と経済の困難を示し、増税は延期ではなく中止し、税制の民主的改革をせよと迫りました。

11.9デモ.jpg 三時間の長丁場。途中、トランプ優勢というアメリカ大統領選選挙の開票速報が伝わってきて、議場内も落ち着かない雰囲気でした。午後には、全労連の皆さんの請願デモを激励。終了後、参加していた、大学の同級生でもある京教組の河口隆洋委員長らが要請に来てくれました。

 4時前にはトランプの当選が確実に。数々の歌劇な発言に危惧の声もありますが、格差の拡大や中間層の没落などアメリカ社会が抱えている矛盾が、トランプ勝利という形で現れたのでしょう。勝利演説では一転、「国民が一つになるとき」と融和を呼びかけましたが、今後に注目です。

 17時からは四野党の書記局長・幹事長会談が開かれ今後の国会対応や総選挙に向けた協力が確認されました。与党は明日、委員長職権で本会議を開催し、TPP承認案を採決する構えですが、離脱を掲げるトランプ氏がとうせんしたもとで、日本だけが批准を進めるのは愚の骨頂。採決の中止を求めて野党四党で対応します。

 夜は高校の東京同窓会。いつもの一中と国泰寺高校の校歌に加え、広島カープの応援歌を思いっきり歌いました。

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