活動日誌

「2020年12月」の記事

希望ある新年に乾杯

 清酒九条.JPGいよいよ大晦日。今年もお世話になりました。コロナ禍で本当に大変な一年でした。来年は希望ある新しい政治を実現する年にしましょう。年末、年始は今年も京都の「清酒九条」です。皆さん、よいお年を!

今年の10大ニュース

今年もあとわずか。恒例の「今年の私の10大ニュースです」

①    コロナ禍から命と暮らし、営業を守るために奮闘......新型コロナウィルスの感染の中で無為無策の安倍・菅政権に対し、「お尻を叩く」立場で医療や営業、雇用、暮らしなど現場の実態と要求に基づく提案を突き付けて実現させてきました。対策の抜本的強化とともに破たんした自己責任押し付け路線の転換を迫っています。 

②    安倍退陣。市民と野党の共同で菅政権と対決......安倍前総理が執念を燃やした改憲発議を許さない中、退陣へ。新たな菅政権がいっそうの強権政治、問答無用政治を進める中、モリ・カケ・サクラに続き卵まで問題が噴出。「次の選挙で菅政権を倒し、野党連合政権の実現を」と訴えて、参院幹事長・国対委員長として野党共闘を進めています。前回総選挙以降、野党共同の法案提出は約60本。問題が起きれば「野党合同ヒアリング」か当たり前のように開かれるなど共闘は進化し、深化しています。 

③    核兵器禁止条約発効へ...核兵器禁止条約の批准国が50ヵ国を超え来年1月22日に発効することになりました。被爆二世として国連会議で採択の瞬間に立ち会った時の感動をかみしめながら、国会でも繰り返し条約への参加を要求。日本が国連総会に提出している核軍縮決議の内容が核保有国寄りに後退していることを批判すると共に広島の被爆建物、旧陸軍被服支廠の全棟保存を求めました。 

④    学術会議任命拒否問題、軍事研究をただす......しんぶん「赤旗」スクープのきっかけは任命拒否された松宮・立命大教授が当日にFBに投稿されたものを私がシェアし、赤旗編集局につながったこと。野党の合同ヒアリングに参加して、学問の自由を侵害するものだと政府を追及。日本学術会議が軍事研究に反対していることを政府・与党が敵視するなかで、防衛省の資金制度が学問の自由と相いれないことを委員会でただしました。 

⑤    イージス・アショア断念。大軍拡を追及......秋田、山口両県に設置が計画されていたイージス・アショアが住民の運動の中で断念に。トランプ言いなりでの米国製兵器の爆買いの破たんだとして代替装備も断念せよと追及。敵基地攻撃能力保有と集団的自衛権行使が一体となる危険性を明らかにし、憲法九条違反をただしました。 

⑥    ジェンダー平等に取り組む......第28回党大会での綱領改定で新たに盛り込まれたジェンダー平等。外交防衛委員会で、日本のジェンダーギャップ指数は153ヵ国中121位に落ち込んでいることを取り上げ、女性差別撤廃条約の全面実現のテコとなる個人通報制度を盛り込んだ選択議定書の批准を迫り、外相も「検討を加速する」と答弁。様々な運動団体の皆さんとの交流を深めました。 

⑦    モザンビークでのODA中止に...モザンビークで日本のODAとして取り組まれてきた大規模農業開発のプロサパンナ事業。土地収奪や人権侵害だとして反対運動を続ける現地の農民の代表も参加しての院内集会や国会質問を取り組んできました。外務省・JICAは7月に事業の途中で断念を表明。引き続きODA事業の改善に取り組んでいます。 

⑧    国会質問で奮闘 質問・討論は本会議2回、委員会25回。核兵器廃絶やイージス・アショア、敵基地攻撃能力、新型コロナ対策、文化・芸術支援、学術会議任命拒否、ジェンダー平等、デジタル課税など取り上げました。 

⑨    地方訪問とオンライン交流に取り組む......コロナ禍の下で移動自粛も求められた今年。感染対策を取りながら調査や懇談、演説などで訪問したのは17県96市区町村。7月の豪雨災害では、武田議員とともに岐阜県内の被災地に調査に入りました。オンラインでの集会、会議にも積極的に参加。世界の反核活動家、ODAによる環境破壊などに取り組むインドネシアやモザンビークの皆さん、学生の皆さんとの交流ができました。 

⑩    党大会に参加......1月の第28回党大会に参加。綱領の一部改訂が行われたこの大会で引き続き幹部会委員に選出されました。

 

羽田さんの突然の逝去

羽田さん.jpg昨夜、長野から東京に戻ると立憲民主党の羽田雄一郎参院議員・参院幹事長の訃報が届きました。突然のご逝去に驚き、言葉がありません。今朝、山添議員と共に参院の会派事務所を弔問し、難波国対委員長に心よりお悔やみを申し上げました。
 羽田さんとは国対委員長、参院幹事長としてご一緒してきました。昨年の参院選では羽田さんの個人演説会で弁士として参加する機会もいただき、「選挙区は羽田、比例は共産党」と訴え、がっちり握手。共に当選することができました。
 これからも参院幹事長として、政治を変えるために力を合わせたいと思っていただけに、残念でなりません。どんなに無念だったでしょう。合掌
 今日は、年内最後の国会。国会報告ハガキの印刷の段取りや資料の整理など。今年は秘書の皆さんと会食する機会もなかったので、年越しランチをしました。来年は、誰もが安心して杯を傾けることができる年にしたいものです。
 午前中は長野県岡谷市で、笠原、今井両市議と共に入党お誘いと赤旗のお勧め。残念ながら決意、承諾には至りませんでしたが、日本共産党への期待の声など聴かせていただきました。
 午後から、諏訪市で長瀬ゆき子四区予定候補と共に街頭演説会。上諏訪駅前で井上市議の司会で進められ、たくさん聞きに来てくださいました。
 この地域は林百郎さんや木島日出夫さんを押し上げてきた革新・民主の歴史が刻み込まれています。長瀬さんを必ず野党統一候補にし、自民現職を打ち破って、長野県で唯一の女性国会議員を誕生させ、菅政権打倒、オール野党の新しい政権をと訴え。
 終了後、皆さんとグータッチ。東京行きの特急まで少し時間があったので、駅のホームにある足湯に入りました。源泉化や市かけ流しの本格的足湯で、湯ざわりも最高。体が温まりました。
 午前中は福井市内二カ所で街頭演説。かねもと衆院一区・比例予定候補、佐藤県議、鈴木、山田両市20.12.26 福井.JPG議と、福井市のフルメンバーがそろいました。
 昨日の国会での安倍前総理の出席を求めての「桜を見る会」での虚偽答弁を巡る質疑について紹介。支持者をもてなすために事務所で補てんし、そのことが違法だと自覚していたからこそ、政治資金収支報告書への記入を途中からやめて隠ぺいを図ったのではないか、という疑惑はますます深まったと強調し、証人喚問が必要だと訴えました。
 午後は教員の皆さんの「集い」。40年ぶりに小学校の全学級を35人にすることを財務省の妨害を打ち破って実現した世論と運動や国会論戦を紹介し、さらに中学校を含む20人学級へと前進させるためにも政治を変えようとお話ししました。
 懇談では、コロナ禍の下での子どもの状況や現場の困難、より少人数学級にすることの必要性、教員免許制度や学力テストの問題点など様々な質問を受け、意見交換をすることができました。
 終了後、明日の行動のために長野県塩尻市へ。四時間余りかかります。今日は読書三昧にしよう。
今日は、衆参の議院運営委員会で安倍前総理を参考人として出席を求めて、桜を見る会前夜祭を巡る数々の虚偽答弁について質疑。
 冒頭、安倍氏から検察の捜査の結果を踏まえて政治資金収支報告書の訂正を行ったとの報告があり、昨年秋以来の国会答弁に事実に反するものがあったので答弁をただす機会をいただいた旨の説明がありました。
 しかし、どの答弁のどこが事実と異なっているのかが具体的でなく、なぜ、そのような答弁をしたのかという理由も述べられませんでした。
 質疑ではそのことが焦点となりましたが、野党の質問に対、する安倍氏の答弁は、秘書のせいで、自分は知らなかったという弁明のみ。関係のないことを長々と答弁して質問時間を奪うやり方も現職時代と同じで、まったく反省は感じられません。
 日本共産党からは宮本徹衆院議員、田村智子参院議員が質問。会費では足りない費用を補てんすることは法律違反であることを認識していたからこそ、収支報告書に記載していなかったのではないか、補填の費用を安倍氏の口座から立て替えたというが本来は誰が払うべきものであり、その原資はなどただしましたが、まともな答弁はなし。
 衆参とも一時間ずつで、わが党はそれぞれ7分。安倍氏からも納得のいく答弁はなく、問題はいっそう深まりました。やはり、偽証罪のある証人喚問が必要。午前中に行われた衆参の予算委理事懇でも野党側が強く求めました。
 今日は吉川元農水大臣の事務所に捜査が入ったニュースが午前中から飛び交い、昨日、検察審査会が黒川元検事長について「起訴相当」の議決を行ったことも加わり、安倍政権の負の遺産が噴出している感じがします。

 安倍文書.jpg安倍前総理の「桜を見る会前夜祭」をめぐる虚偽答弁への対応をめぐり、野党国対委員長会談、与野党協議が断続的に行われ、明日の衆参の議運委員会で安倍総理に対する質疑が行われることになりました。

 安倍氏の不起訴と秘書の略式起訴の決定で安倍氏の国会答弁が嘘だったことが確定したもとで、安倍氏から衆参議長に対し「答弁を訂正する発言を行わせていただきたい」との文書が出されました。

 与党は議運理事会での非公開の場での質疑を求めましたが、野党側は嘘をつけない証人喚問を含む公開の場での質疑を要求。野党国対や与野党国対を重ねて、議運委員会でテレビ中継も認める形で一時間の質疑で合意。野党は引き続きの質疑を求めています。

 衆院での合意をうけて参院野党国対委員長会談や与野党会談も断続的に行われました。参院野党としては、いっそうの質疑時間の確保、衆院での質疑の後、答弁精査のために参院での開会まで一時間程度を確保することなどを求めました。その下で、衆院終了後一時間の15時から議運委員会で質疑をすることを確認。国対を受けて議運理事会が開かれたのは20時前でした。

 18時から安倍氏の記者会見が行われましたが、責任を秘書に擦り付け「自分は知らなかった」と繰り返すもの。その中でも、補てん分の原資について問われ、「私の預金からおろした」「私的なものは事務所で支払うので、そうした手持ちの資金として事務所に私がつけているものの中から出した」とのべたことは重要です。私的なお金が政治資金としてどう取り扱われたのか、疑惑はいっそう深まりました。

 明日は日本共産党から、衆院は宮本徹、参院は田村智子議員が質問に立ちます。「元祖」と「老舗」の二人の登場です。

 全労連会館で開かれた憲法共同センターの運営委員会で国会情勢の報告。ズーム参加の方もおられました。改憲勢力が国会の多数を占め、衆院では三分の二を超えるもとで、8国会連続して自民党改憲案の国会提起と国民投票法案の改定案の採択を許さなかったことを「国民の世論と結んだ重要な成果」と強調。

 通常国会で国民投票法案の廃案をめざしつつ、自民改憲案の提起を許さず、総選挙で菅政権を倒してオール野党の政権を実現して改憲策動にストップをかけようとお話しました。

 午前中は院内の歯医者。午後、党国会議員団として来年度予算案について政府からレクを受けました。突っ込みどころ満載です。今後、各部会で省庁ごとの予算についてレクを受けていきます。

 日本共産党国会議員団SDGsワーキングチームの学習会を開き、SDGs市民社会ネットワーク政策担当顧問で、『SDGs――危機の時代の羅針盤』(岩波新書)の共著者である稲場雅紀さんからお話しを聞きました。
 SDGs(持続可能な開発目標)は、2015の国連サミットで合意された2030年に向けた世界の指針)。稲葉さんはそのキモとして、①世界から貧困をなくす。②「つづかない世界」を「つづく世界」の二つを挙げ、さらに加えるならとして、③日本を含む「先進国」も本気で取り組む必要あり。
④「誰も取り残さず」、「いつも最後に来る人を最初に」だと語られました。
 ところが日本政府の方針では、「貧困・格差の解消」の課題などが弱められ、デジタル技術による業務やビジネスの変革(デジタルトランスフォーメーション:DX)やスーパーシティ、ソサエティ5.0などがSDGsと関連付けて進められています。SDGsのキモを抑えたものにすることが必要です。
 午後は国対の会議、議員団会議と続きました。昨日会議決定された来年度予算案はコロナ対策は全不十分で国民の暮らしに対して冷たい一方で軍事費は過去最高を更新しました。抜本的組み換えが必要です。
 
 
 IMG_1782.JPG東海ブロックのいっせい宣伝日。京都を朝出て、名鉄岐阜駅前で、山越徹一区予定候補、いながき豊子県知事予定候補(「県民が主人公の岐阜県政を作る会代表委員・1/7告示)と共に街頭演説会で訴えました。
 私は、今朝の「朝日」の世論調査で内閣支持率が39%へと急落し、GOTO見直しも79%が『遅すぎた』としていることを紹介。「多くの国民が、菅総理が一番危機感がなく、今の感染拡大は菅政権の人災だと感じている。無為策の土台にある自己責任押し付け政治を転換しよう」と呼びかけました。
 いながき候補は新婦人県本部の会長。5年間で22の請願を県議会に提出してきましたが、与党は「財政困難」を理由に、ある時は「財政困難な折、こういう請願を出すことは無責任」として、否決してきました。
 IMG_3937.jpg私は「冗談じゃない。財政困難といいながら、664億円も県庁舎建て替えにつぎ込む一方で、県民の切実な願いに背を向ける政治こそ無責任」と指摘。「新しい年は、国も県も『公助』に責任持つ支え合いの政治に転換し暮らしに希望の持てる年にしよう」と訴えました。
 終了後、東京へ。夜に、「吉川元農水相、議員辞職を表明」のニュースが流れました。鶏卵業者からの献金疑惑の吉川氏は二階派・事務総長、自民党総裁選では菅義偉首相の選対事務局長を務めており、菅首相に最も近い人物の一人。辞職で済ますわけにはいきません。
 
 真相解明と首相の責任究明のために国会招致が必要です。
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