いよいよ大晦日。今年もお世話になりました。コロナ禍で本当に大変な一年でした。来年は希望ある新しい政治を実現する年にしましょう。年末、年始は今年も京都の「清酒九条」です。皆さん、よいお年を!
今年もあとわずか。恒例の「今年の私の10大ニュースです」
① コロナ禍から命と暮らし、営業を守るために奮闘......新型コロナウィルスの感染の中で無為無策の安倍・菅政権に対し、「お尻を叩く」立場で医療や営業、雇用、暮らしなど現場の実態と要求に基づく提案を突き付けて実現させてきました。対策の抜本的強化とともに破たんした自己責任押し付け路線の転換を迫っています。
② 安倍退陣。市民と野党の共同で菅政権と対決......安倍前総理が執念を燃やした改憲発議を許さない中、退陣へ。新たな菅政権がいっそうの強権政治、問答無用政治を進める中、モリ・カケ・サクラに続き卵まで問題が噴出。「次の選挙で菅政権を倒し、野党連合政権の実現を」と訴えて、参院幹事長・国対委員長として野党共闘を進めています。前回総選挙以降、野党共同の法案提出は約60本。問題が起きれば「野党合同ヒアリング」か当たり前のように開かれるなど共闘は進化し、深化しています。
③ 核兵器禁止条約発効へ...核兵器禁止条約の批准国が50ヵ国を超え来年1月22日に発効することになりました。被爆二世として国連会議で採択の瞬間に立ち会った時の感動をかみしめながら、国会でも繰り返し条約への参加を要求。日本が国連総会に提出している核軍縮決議の内容が核保有国寄りに後退していることを批判すると共に広島の被爆建物、旧陸軍被服支廠の全棟保存を求めました。
④ 学術会議任命拒否問題、軍事研究をただす......しんぶん「赤旗」スクープのきっかけは任命拒否された松宮・立命大教授が当日にFBに投稿されたものを私がシェアし、赤旗編集局につながったこと。野党の合同ヒアリングに参加して、学問の自由を侵害するものだと政府を追及。日本学術会議が軍事研究に反対していることを政府・与党が敵視するなかで、防衛省の資金制度が学問の自由と相いれないことを委員会でただしました。
⑤ イージス・アショア断念。大軍拡を追及......秋田、山口両県に設置が計画されていたイージス・アショアが住民の運動の中で断念に。トランプ言いなりでの米国製兵器の爆買いの破たんだとして代替装備も断念せよと追及。敵基地攻撃能力保有と集団的自衛権行使が一体となる危険性を明らかにし、憲法九条違反をただしました。
⑥ ジェンダー平等に取り組む......第28回党大会での綱領改定で新たに盛り込まれたジェンダー平等。外交防衛委員会で、日本のジェンダーギャップ指数は153ヵ国中121位に落ち込んでいることを取り上げ、女性差別撤廃条約の全面実現のテコとなる個人通報制度を盛り込んだ選択議定書の批准を迫り、外相も「検討を加速する」と答弁。様々な運動団体の皆さんとの交流を深めました。
⑦ モザンビークでのODA中止に...モザンビークで日本のODAとして取り組まれてきた大規模農業開発のプロサパンナ事業。土地収奪や人権侵害だとして反対運動を続ける現地の農民の代表も参加しての院内集会や国会質問を取り組んできました。外務省・JICAは7月に事業の途中で断念を表明。引き続きODA事業の改善に取り組んでいます。
⑧ 国会質問で奮闘 質問・討論は本会議2回、委員会25回。核兵器廃絶やイージス・アショア、敵基地攻撃能力、新型コロナ対策、文化・芸術支援、学術会議任命拒否、ジェンダー平等、デジタル課税など取り上げました。
⑨ 地方訪問とオンライン交流に取り組む......コロナ禍の下で移動自粛も求められた今年。感染対策を取りながら調査や懇談、演説などで訪問したのは17県96市区町村。7月の豪雨災害では、武田議員とともに岐阜県内の被災地に調査に入りました。オンラインでの集会、会議にも積極的に参加。世界の反核活動家、ODAによる環境破壊などに取り組むインドネシアやモザンビークの皆さん、学生の皆さんとの交流ができました。
⑩ 党大会に参加......1月の第28回党大会に参加。綱領の一部改訂が行われたこの大会で引き続き幹部会委員に選出されました。
安倍前総理の「桜を見る会前夜祭」をめぐる虚偽答弁への対応をめぐり、野党国対委員長会談、与野党協議が断続的に行われ、明日の衆参の議運委員会で安倍総理に対する質疑が行われることになりました。
安倍氏の不起訴と秘書の略式起訴の決定で安倍氏の国会答弁が嘘だったことが確定したもとで、安倍氏から衆参議長に対し「答弁を訂正する発言を行わせていただきたい」との文書が出されました。
与党は議運理事会での非公開の場での質疑を求めましたが、野党側は嘘をつけない証人喚問を含む公開の場での質疑を要求。野党国対や与野党国対を重ねて、議運委員会でテレビ中継も認める形で一時間の質疑で合意。野党は引き続きの質疑を求めています。
衆院での合意をうけて参院野党国対委員長会談や与野党会談も断続的に行われました。参院野党としては、いっそうの質疑時間の確保、衆院での質疑の後、答弁精査のために参院での開会まで一時間程度を確保することなどを求めました。その下で、衆院終了後一時間の15時から議運委員会で質疑をすることを確認。国対を受けて議運理事会が開かれたのは20時前でした。
18時から安倍氏の記者会見が行われましたが、責任を秘書に擦り付け「自分は知らなかった」と繰り返すもの。その中でも、補てん分の原資について問われ、「私の預金からおろした」「私的なものは事務所で支払うので、そうした手持ちの資金として事務所に私がつけているものの中から出した」とのべたことは重要です。私的なお金が政治資金としてどう取り扱われたのか、疑惑はいっそう深まりました。
明日は日本共産党から、衆院は宮本徹、参院は田村智子議員が質問に立ちます。「元祖」と「老舗」の二人の登場です。
全労連会館で開かれた憲法共同センターの運営委員会で国会情勢の報告。ズーム参加の方もおられました。改憲勢力が国会の多数を占め、衆院では三分の二を超えるもとで、8国会連続して自民党改憲案の国会提起と国民投票法案の改定案の採択を許さなかったことを「国民の世論と結んだ重要な成果」と強調。
通常国会で国民投票法案の廃案をめざしつつ、自民改憲案の提起を許さず、総選挙で菅政権を倒してオール野党の政権を実現して改憲策動にストップをかけようとお話しました。
午前中は院内の歯医者。午後、党国会議員団として来年度予算案について政府からレクを受けました。突っ込みどころ満載です。今後、各部会で省庁ごとの予算についてレクを受けていきます。