活動日誌

「2021年3月」の記事

 東日本大震災から十年目の今日。朝から、テレビや新聞で、当時の映像やこの十年間を振り返る遺族や被災者の皆さんの声などには触れながら、色々なことが頭の中をぐるぐる回る一日でした。

 予算委では福島出身の岩渕友議員が、ふるさとに帰ることのできない原発事故被災者の実態と思いを伝え「故郷を奪われたことを補償の対象と考えないのか」と東電や政府に迫りました。委員会室はしんと静まりかえる質問になりました。

 午後からは政府主催の追悼式。全国会議員が招待されてきましたが、昨年はコロナで中止となり今年は招待者を限定して開かれました。そこで、参院議員会館の講堂で行われた三密を避ける形でのオンライン中継に参加し、地震が発生したのと同じ時刻で黙とうを捧げました。

 その後、沖縄戦の戦没者の遺骨収集について厚生労働省からレクを受けました。

 午後から開かれた参院予算委。立憲の白議員が武田総務相に「NTTから接待を受けたことがあるか」と質すと直接答えず、「特定の企業というわけではなく、国民から疑念を抱かれるような会食、大臣規範に抵触するような会食には応じていない」との答弁を繰り返すのみ。
 これは、この間の総務官僚の「公務員倫理規定に反するような会食はしていない」と同じ言い回し。しかし、規定違反の接待を受けていた事実が次々と明らかになっています。武田大臣は、そうした官僚の姿勢を厳しく批判し、再調査を命じています。
 公務員以上に高い政治倫理が求められる大臣が、このような答弁をするのでは国民は到底納得できません。国民の疑念に政治につ応えるべきです。
 委員会を休憩し理事会で協議しましたが、結局、今日は再開されず散会。今日予定されていた岩淵友さんの震災・原発事故10年目に当たっての質問は明日の午前に持ち越しになりました。
 午前中は本会議。所得税法、交際特例法の質疑が菅総理出席の下で行われ、日本共産党から大門議員が質問に立ちました。
請願.jpg 「女性差別撤廃条約実現アクション」の皆さんが、「国会における請願取り扱いの改善を求める請願」の紹介議員の要請に来訪され、この一年間で、各地の取り組みも国会での野党の質問大きく進んでいることなどを交流しました。
 今回の請願の内容は、請願の取り扱いの改善を求めるもの。請願は国民の参政権の一部をなす重要な権利であるにもかかわらず「請願受理後の取り扱いの現状は極めて不透明です。請願をや国民が傍聴できない理事会で採択するか否かの結論が出されており、請願の多くは委員会で審議されていません。請願者に対して結果についての理由も明らかにされていません」(請願趣旨)というのが現状です。
 そこで、請願事項として、
1、請願の審議は請願者、国民が傍聴できる場で行うこと 
2、請願者が意見表明できるばを作ること
3 、審査結果の理由を明らかにし、請願者がそれを知ることにより、請願内容の精査・検討に生かせるようにすること 
4、請願審議に関する議事録を作成し開示すること
を求めておられます。
 地方議会の約32%では請願・陳情者の発言の機会を設けているという調査があり、国会は遅れています。日本共産党はこれまでも、議会改革の一つとして請願の在り扱いの改善を求めてきました。ぜひ、実現させるたるために力を合わせてたい。

 参院の各委員会でいっせいに大臣の所信聴取が行われ、外交防衛委員会で茂木外相、岸防衛相からそれぞれ所信を聞きました。これに対する質疑は来週以降になります。

 今日は、予算委の論戦打ち合わせや質問準備などなど。

 

21.3.8国際女性デー.jpg今日は国際女性デー。寒い雨となりましたが、新宿駅西口での宣伝行動に倉林明子参院議員・党ジェンダー平等委員会責任者と共に参加しました。
 一緒に訴えた坂井和歌子・衆院比例東京ブロック予定候補と司会の坂井希平等委員会事務局長とは姉妹。一緒に街頭演説をするのは初めてとのことで、「姉妹街宣デビュー」となりました。
 私が、ジェンダー後進国日本からの脱却を訴えた部分を紹介します。
 日本のジェンダーギャップ指数は06年には世界80位だつたのが121位にまで落ち込みました。日本は世界の流れに取り残されてきました。
 森氏の女性蔑視発言で大問題になったオリンピック。日本選手の半分が女性になったのは04年のアテネ大会とのこと。その後、女性の活躍が目立ちますが、入場行進は年配の男性が目立ちます。競技団体の役員は男性が多数だからです。 世界的にはオリンピックの種目数で女性の種目が半分になったのは76年のモントリオール大会。世界はここから競技団体の女性役員を増やす努力をし、今は三~四割ですが、日本は二割に満たないのです。
 もっとひどいのが女性の国会議員の割合。政治参画のジェンダーギャップ指数は18年から19位下がり、19年には144位で世界ワーストテンに入ってしまいました。
 これも世界の流れに取り残されています。1970年の女性国会議員の割合は、日本1.6%、フランス1.7%、イギリス4.1%と同じように低い水準でした。その後、努力が続けられ、2016年にはフランス26.2、イギリス29.6と大幅に増えましたが、日本は9.3%にとどまっています。
 2020年までに指導的地位にいる女性を三割に増やすと国際公約しながら、まったく達成できずに目標を先送りした自公政権の責任は重いものがあります。
 日本共産党は女性議員を増やす努力を続け、同府県議・政令市では53.3%になり、国会議員では32%。次の総選挙の比例候補は半数が女性です。さらに、ジェンダー平等をめざしてご一緒にがんばります。次の総選挙で、女性差別を残してきた自民党政治にさよならし、野党連合政権を実現しましょう!
 予算委員会の集中審議の前に、総務省接待問題の調査中間報告がありました。質疑では日本共産党から山添議員が総務省問題で、大門議員がコロナ禍の下での中小企業支援等について質問しました。午後には党外務部会。予算委終了後に外交防衛委員会の理事懇。議員団会議と続きました。
 IMG_2233.JPG核兵器禁止条約の批准を求めるオンライン学習会でお話ししました。発信会場の京都府委員会事務所には被爆者や被爆二世をはじめご参加いただきました。
 被爆二世である井坂博文京都市議の司会で、京都原水協事務局長の平信行さん被爆者の花垣るみさんにご挨拶いただいたのに続き私がお話ししました。
 国連会議に参加した経験や国会論戦も紹介しながら、核兵器禁止条約発効の意義とそれを生み出した力、」野党連合政権で条約に参加する意義と展望など、「核兵器国が参加していないので効力がない」「日本参加せず橋渡し役果たす」「参加すれば抑止力を損なう」などの議論に具体的に反論しながらお話ししました。
 ユーチューブでの視聴はこちらから。 https://youtu.be/mT4-dO-Z0W4
 gヒルゲート.jpg、京都市内で開かれている「いま、戦争の兆しに心いたむ美術家たちの作品展2021」を鑑賞しました。 特定秘密保護法の強行採決をきっかけに始まった、それぞれの作品を掲げて立つ「無言の路上展」への賛同の広がりなかで行われてきた作品展です。
 案内ハガキでは「時代の流れに抗う気持ちを表すために、平素の自分の作品を展示することによって、反戦の意志を表明しています」と述べられています。
 若い芸術家の参加も増え、様々ジャンルや表現方法の作品が展示。会場内も若い皆さんの姿が目立ちました。偶然、穀田衆院議員とも会場でばったり出会いました。

 21.3.5 予算委.jpg今日は予算委で総理出席の一般質疑で、河井夫妻による買収問題を質問。有罪判決確定で当選無効になった河井あんり氏の分の政党助成金6534万円が自民党に交付されていること明らかにさせ、総理に返還を求めました

 政党助成金は、交付額の基準が一月一日の国会議員数のため、河井氏が昨年六月に離党後も、その分の政党助成金は自民党に交付されています。

 さらに、参議院から会派に支給される立法事務費も河井氏の分715万円が含まれています。いずれも、そもそも買収で当選無効であり、交付されるべきでなかったもの。

 「到底国民の理解は得られない」と返還を求めると総理は「仕組みがない」と拒否しましたが、買収による当選無効など想定されていません。自民党が自主的に返還すればいいのです。あまりにも無責任です。
 自民党本部からの資金が買収の原資になったことの解明もせず、当選無効で交付されるべきでなかった河井氏の政党助成金もちゃっかり受け取ったまま、四月の再選挙にのぞむなど有権者を愚弄するものだと迫りました。
210305全医労 森田書記長から請願.JPG 10時から17時まで予算委でしたが、途中、参院野党国対委員長会談や全医労の皆さんからの医療・介護や保健衛生施策の充実、国立病院の機能強化について要請を受けて懇談。慌ただしい中でしたが、医療現場のご苦労や実態、要望をお聞きしました。
 終了後は来週の予算委論戦の打ち合わせと続きました。
21.3.4野国.jpg 明日の予算委一般質問の準備や日曜日の核兵器禁止条約学習会の準備中心の一日。明日は、菅総理に河井夫妻の買収問題を質問します。14:30過ぎからの予定です。インターネット中継でご覧ください。
 今日は、参院予算委基本的質疑二日目。田村智子さんの質問を応援傍聴しました。総務省接待問題、コロナと医療、ジェンダー平等など菅総理を厳しく追及しました。
 終了後、参院野党国対委員長会談が開かれ、来週以降の審議日程や総務省接待問題の究明のための参考人の出席要求や調査報告の期限などについて与党にどう求めていくか協議しました。

 来年度予算案の参院予算委での審議が今日から始まりました。総理以下全閣僚出席の基本的質疑は明日まで行われ、NHK中継も行われています。今日は立憲と自民の質問。日本共産党からは明日、午後3時15分ごろから田村政策委員長が質問に立ちます。ご覧あれ!

 今日は8:00から野党合同「イージスシステム疑惑調査チーム」による政府ヒアリングに参加。引き続く国対会議後は、予算委をテレビで見ながら、今後の論戦の打ち合わせや明後日の予算委質問の準備や日曜日の核兵器禁止条約学習会の準備に集中しました。

 

 午後の衆院本会議で来年度予算案が与党の賛成多数で可決しました。それに先立つ予算委員会では日本共産党と立憲民主党で組み替え動議を提出しましたが、残念ながら与党などの反対で否決されました。

 組み替え動議は、公的病院の統廃合・病床削減を撤回し、辺野古新基地建設やイージス・システム搭載艦導入などの予算を削除し、新型コロナ感染症対策や暮らし、事業を守る予算に振り替えるものです。この間の共同の積み重ねを反映したものとなりました。

 明日から予算審議の舞台は参議院となります。今日は論戦の打ち合わせや準備などなど。総務省と警察庁から愛知の知事リコール署名の偽造問題についてレクを受けました。

 

ページ最上部へ戻る