活動日誌

「2015年1月」の記事

DSC00993.JPG 衆院の補正予算審議の基本的質疑2日目。今日は日本共産党から赤嶺、高橋両議員が質問に立ちました。質問時間は合わせて94分。複数の予算委員となり、時間も増えたことに躍進を実感します。

 赤嶺議員は沖縄の民意を示して、辺野古の全作業の中止を厳しく求めました。総理は「選挙結果は真摯に受け止めたい」としながら、辺野古新基地が唯一の解決策との立場に固執。

 オール沖縄の声を背負った赤嶺議員の鬼気迫る追及に、民主主義に反する政府の姿が浮き彫りになりました。拍手。

 衆院予算委質疑をテレビで見ながら、デスクワークなど。今後の論戦準備についての事務所打ち合わせも。夕方に歯医者に行き、そのまま京都へ。

 

DSC00949.JPG 今日は「中小業者を守れ! 全国決起集会」の日。 全国から民商の皆さんが国会に来られました。午前中には、新潟の新津民商の皆さんが来訪され、請願署名を受け取って懇談。「アベノミクスで好循環などどこの国の話だ。安倍さんは何を見ているのか」「転嫁できず、とても納税できない。三月末がどうなるか」など深刻な実態をお聞きしました。日比谷公会堂での集会のあとの国会に請願デモを出迎え怒りを込めて一緒にシュプレヒコールをしました。

 さらに午前中には、「生活の党と山本太郎となかまたち」の共同代表になった山本太郎議員と玉城デニー議員が挨拶にこられ、市田副委員長、穀田国対委員長と共に応対。沖縄での共同の勝利や一致する課題での共同などについて懇談しました。

  午後に京丹後市の米軍Xバンドレーダー基地の問題で倉林議員とともに防衛省レク。住民の不安が解消されないままに年末から運用開始が強行された同レーダー。設置された発電機の24時間稼働による騒音で住民に不快感や不眠などの生活の支障が発生。また、米軍人・軍属による交通事故が運用開始後だけでも9件に及び、その一部が住民に報告されていなかったことが地元で大問題になっています。

 防衛省からのこの間の経緯と対応について説明を受けましたが、米軍属の交通事故については、軍属側が加害者でない場合も住民に報告することを求めました。まだ予定の160人全員が配備されていないにもかかわらず、約一か月に9件の事故というのはあまりにも多すぎます。安全講習の強化などの説明がありましたが、住民の不安が現実のものとなっています。

 さらに騒音については「低周波騒音は想定外」とし、防音壁に加え消音装置を設置することや関電の電源の引き込みの交渉をしていることとのこと。しかし、電源引き込みには数年かかる見込みとしており「住民はとても耐えられない。騒音対策は万全に行うという約束が守られていない以上、運用を中止すべき」と求めました。

 夜は、東京広島県人会の総会・懇親会に参加しました。1200人が参加し、お好み焼きや三次ワインをはじめ広島名物がずらり並びます。たくさんの高校の同窓会の皆さんから「昨日の本会議質問見たよ」「良かったよ」と声をかけてもらいました。持つべきものは良き同窓生。

 YK2_3426.jpg今日は終日、参院本会議。補正予算財政演説の質疑で安倍総理に質問しました。沖縄基地問題、消費税、アベノミクスと格差、軍事費、核廃絶などただしました。NHK中継を見ていただけなかった方は、インターネット審議中継でご覧ください。http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/

 【質問の大要を紹介します】

 私は、日本共産党を代表して財政演説に関して質問します。 

 質問に先立ち、いわゆる「イスラム国」と見られる集団による残虐非道な蛮行を厳しく非難するものです。湯川遥菜さんを殺害したとしていますが絶対に許されません。新たな投稿があった後藤健二さんの解放を強く求め、政府に対し、人命最優先で解決するためにあらゆる努力を尽くすことを求めるものです。 

 今国会は総選挙後に初めて開かれるものでありながら、総理が国政にどう臨むかを示す所信演説が行われないことは重大です。そこで私はまず、総理の基本姿勢について質問します。 

 総理は昨年末の解散を「アベノミクス解散」と呼びました。ところが総選挙で与党が多数を得ると、「この道しかない」としてあらゆる分野で信任されたかのように進めています。しかし、自民党の比例代表での有権者比の得票は一七%にすぎず、三分の二を超える与党の議席は大政党有利に民意をゆがめる小選挙区による「虚構の多数」にほかなりません。

 総理は昨日衆議院で、「選挙に白紙委任はない」とし、消費税再増税、原発再稼働、集団的自衛権行使容認などについても選挙中に語ったと答弁されました。しかし選挙後の世論調査は、このいずれにも国民多数が反対です。にもかかわらず数を頼んで強行するならば、白紙委任を受けたと考えているに等しいではありませんか。

 沖縄では、名護市辺野古への米軍新基地反対の「オール沖縄」勢力が、名護市長選、名護市議選、沖縄県知事選、衆院選挙の全ての小選挙区と四回連続して勝利し、民意が明確に示されました。ところが総理は、県民が選んだ翁長知事と会わず、逆に抗議する住民を排除し辺野古での海上作業を再開しています。選挙の審判も、新基地反対の圧倒的県民世論も無視することは民主主義を否定する行為だと考えないのですか。 

 沖縄県は、前知事による新基地建設工事のための埋め立て承認に瑕疵がなかったか、検証委員会を設置しました。工事の根拠が問われ、反対の民意が明確なもと、辺野古新基地建設は中止し、断念すべきです。  

 今回の補正予算案は、アベノミクスの下での実質賃金の低下に加え、昨年四月の消費税増税による深刻な景気悪化に伴う緊急経済対策です。

 YK2_3475.jpg一九九七年の五%への増税も消費不況の引き金になりました。同じ失敗を繰り返すのかという指摘に対し総理は、「五兆円の景気対策と合わせて実施するから大丈夫」だとして八%へ増税しました。その結果が、家計消費の落ち込みによるGDPの二期連続減という重大な増税不況となり、追加の経済対策が必要となったのです。 

 消費税の増税が、家計消費の打撃となり、低所得者ほど重い負担となって増税不況を作り出すことはこれまでの二度の失敗で明らかです。暮らしや景気がどうあれ、二年後には消費税を一〇%にする無謀な増税は中止すべきです。答弁を求めます。 

 財政演説では、アベノミクスで「経済の好循環が生まれ始めている」としています。しかし、昨年十二月の日銀のアンケート調査では、「生活にゆとりがなくなってきた」という人が、三月以降連続して増えて五一・一%に達しました。一方、一年後に今より景気が「悪くなる」と答えた人は六月以降連続して増えて三七・八%となり、「良くなる」と答えた人はわずか七・三%に過ぎません。政府の認識と国民の実感は全くかけ離れているのではないですか。 

 なぜ、このような乖離が生まれているのか。それは、アベノミクスが、大企業や富裕層の利益さえ増やせば、いずれ国民全体に回り経済成長につながるという破たんした古いトリクルダウンの考え方に立っているからです。 

 OECDは昨年十二月、「格差と成長」と題する報告書を発表し、「所得格差が拡大すると経済成長は低下する」とのべ、日本でもこの二十年間で格差拡大によりGDPが五・六%押し下げられたと分析しました。そして同報告は、「格差問題に取り組めば社会を公平化し、経済を強固にすることができる」としています。総理は、格差の拡大が経済成長を阻害すること、逆に、格差是正のための経済政策こそ経済成長につながることを認めますか。 

 政府が進めているのは格差のいっそうの拡大です。庶民増税の一方で、来年度から二年間で法人実効税率を三・二九%引下げ、一・六兆円もの減税を行おうとしています。史上最高の利益を上げ、二百八十五兆円もの内部留保をため込んでいる大企業に減税しても、これまで通り、賃上げには回らず、内部留保や株主配当に回るだけです。格差を拡大し、経済効果もない大企業減税はやめ、社会保障の充実など国民の暮らし応援にこそ転換すべきです。答弁を求めます。 

 補正予算案には軍事費二一一〇億円が計上され、経済対策として在沖縄海兵隊のグアム移転など、「自衛隊の安定的な運用態勢、防衛施設の円滑な運用の確保」が盛り込まれました。なぜ、これが地方への好循環の拡大になるのですか。国民には社会保障の切り捨てなどを押し付けながら、経済対策と称して軍事費を拡大することは許されません。答弁を求めます。  

 総理は年頭会見で「平和国家としての歩みは変わらない」と述べました。ところが今、ステルス戦闘機F35、無人偵察機グローバルホーク、オスプレイ、水陸両用車両など新しい兵器調達が進められています。これによる装備体系の変更は、自衛隊を海外派兵型に作り替えるものです。さらに政府は、武器輸出三原則の撤廃により武器の海外輸出を推進し、非軍事に限られていたODA大綱を改定し他国の軍に対する支援を可能にしようとしています。「平和国家としての歩み」とは全く逆行するものではありませんか。 

 今年は、戦後七十年の節目の年。侵略戦争で国内外に多くの犠牲を生み出した痛苦の教訓から、二度と海外で戦争しないと誓った憲法の平和主義を守りぬくことこそが求められています。憲法に反する、集団的自衛権行使容認の閣議決定に伴う法改悪は中止し、閣議決定の撤回を求めるものです。 

 同時に今年は広島、長崎の被爆七〇年であり、五年ぶりにNPT再検討会議が開かれます。今、世界では核兵器の非人道性、残虐性を追及し、その廃絶を求める流れが発展しています。その大きな力が、高齢の被爆者が「命ある間に核兵器のない世界を」と自らの被爆体験を語り広げていることです。 

 ところが昨年十二月の第三回核兵器の人道的影響に関する会議において、日本の軍縮代表部大使は、核兵器の爆発が「対応できないほど悲惨な結果を招く」との見方は「悲観的過ぎる。少し前向きにみてほしい」と発言しました。核兵器の使用を前提した発言であり、絶対に許されません。このような発言が政府代表からなされるのは、日本が、被爆国でありながら、核抑止力論、「核の傘」依存の立場にあるからではありませんか。 

 被爆七〇年の今こそこの立場から脱却すべきです。そして、圧倒的多数で採択されている核兵器禁止条約の交渉開始を求める国連決議に対し棄権するという被爆国として恥ずべき態度をやめ、賛成するべきです。総理の決断を求め、質問を終わります。

 明日の参院本会議での補正予算財政演説に対する代表質問の準備に終日あてました。午後からの衆院本会議での代表質問を聞き、穀田衆院議員に対する答弁への反論も書き加えて夕方には通告を終了。

 夜は宿舎で原稿を読み上げながら、最終補強をしました。

 20150127防災担当大臣申し入れ.jpg午前中は、山谷災害担当大臣に日本共産党国会議員団の申し入れ。衆参八人の議員で被災者生活再建支援法の拡充などを求めましたが、新人議員の皆さんが、次々と発言。

 この間の災害現場での救援や住宅と生業の再建のために奮闘したきた立場から的確で、具体的なものでした。頼もしい!

 

  通常国会が今日、召集されました。開会日はいつもあわただしい。今日は8:15からの国会対策委員会から始まり、参院議員団会議、本会議、拉致特別委、倫理選挙特別委と続いた後、「日本を元気にする会」の役員のあいさつを受けました。

IMG_3858.JPG 11:30から国会議員団総会。志位委員長からあいさつがあり、今朝9時に衆院に政党助成金廃止法案を提出したことも報告されました。そばを大急ぎでかきこみ、12:40から国民大運動実行委員会の皆さんのデモを激励し、引き続き13:30から同実行委の院内集会に参加し署名を受け取りました。

 14:30から本会議第二ラウンドで財政演説を聞きました。その後、参院与野党国会対策委員長会談。17:30から議員団会議と続きました。やれやれ。

 IMG_3886.JPG今日の財政演説に対する本会議質疑がNHK中継入りで衆参で行われます。衆院では明日、穀田議員が、参院では28日に私が13:30頃から質問に立つ予定。参院では同日、引き続いて決算報告への質疑が行われ、田村議員が質問に立ちます。ぜひ、ご覧ください。

 と、いうことで、今日は様々な日程の間を使って質問準備をしました。、

 DSC00894.JPG二年前のテレビ中継入りの予算委質問で、「TPP断固反対 ぶれない ウソつかない」という自民党のポスターをパネルで示して大反響がありました。実はこのポスターは、山形県米沢市の高橋ひさし市議が撮ったものなのです。今日の米沢市の新春の集いで、当時の写真も掲げながらお話しをしました。

 当時は安倍政権の発足直後で、選挙公約を破って交渉参加入りすることが大きな焦点となっていました。そこで、予算委員会の前日の午後に急遽、私の質問のテーマをTPP問題に変えることにしたのです。さて、短い時間の中でどう追及するか、と相談した時に、ある秘書さんがネット上で拡散し始めたばかりのこのポスターを発見し、「これだ!」ということになりました。

 10950648_411103672381440_5818334556034778340_n.jpgところが、ネット上の写真のサイズが小さくてパネルにできません。そこで、なんとか発信元をたどっていくと、なんと高橋市議のブログだったのです。地区委員会に連絡して電話番号をお聞きしましたが、連絡が取れません。そこで、まだ貼られているポスターを探して、撮ってくれないかお願いましたが、大雪に埋もれてわからないとのこと。

 困惑していると、やっと夜に高橋市議と連絡が取れました。選挙中に撮った写真をすぐにメールで送ってもらい、パネルに引き延ばして翌日の朝の理事会に間に合いました。予算委員会でこのパネルを示したときの委員会室がどよめきや安倍総理の困った顔を思い出します。

 草の根の議員の力と国会がネットで結びついた連係プレー。その後、我が事務所にもずいぶん問い合わせや、写真を使わせてほしいという依頼があり、どんどん拡散されました。私の質問の後、自民党が市内中でポスターをはがして回っていたという話も今日、聞きました。

 公約違反は許さないという声を広げ、未だにTPP参加を許していない闘いを作るうえで、少なからぬ貢献をしたのがこのポスターの写真。今日の集いで改めてお礼を申し上げ、TPP参加を許さない闘いをさらに広げようと参加者の皆さんに呼びかけました。

山形市、米沢市で訴え

 DSC00878.JPG東京を出て、山形県へ。まずは山形市の演説会で渡辺ゆりこ県議と共に訴えました。日本共産党は「是々非々」の立場で、県政の前向きの部分は推進し、県民の声に反する政策には対案を示してきましたた。現在の一議席を三議席以上に伸ばして、県民の声生きる県政を発展させ、安倍暴走ストップをと呼びかけました。

 続いて米沢市「新春の集い」に高橋ひさし市議、白根澤澄子県議候補ともに参加し、国会報告。実は、米沢市の隣の川西町が、来年の参院京都選挙区の日本共産党の候補者である、大河原としたか弁護DSC00896.JPG士の故郷。米沢興譲館高校の卒業生です。京都のお知り合いへの支持呼びかけをお願いしました。川西町の橋本欣一町議も来ておられました。よろしくお願いします‼

 終了後、東京へ。明日からいよいよ通常国会がはじまります。

春日井市で新春の集い

   春日井新春の集い.jpg京都を昼前に出て、愛知県春日井市の「新春の集い」でお話しました。県議候補の柳沢けさみさんは、年末の衆院選挙の小選挙区候補として奮闘。元民主党衆院議員の犬山市長から推薦のメッセージを寄せれるなど大きな期待が寄せられ、同市では過去最高の20,091票を獲得。

 比例票でも14,995票で前回県議選の最下位当選者の13,423票を上回っています。12年間続く愛知県議会の空白克服の大きなチャンスです。

 このチャンスを生かせるかはこれからの奮闘次第。先日の三中総でも、四国のある都市で、市議の公認を増やす自民党が「共産党を落として全員当選を」を合言葉にしているという話も紹介がありました。

 各党が、衆院選で躍進した日本共産党を狙い撃ちにしてきます。それを上回るがんばりで、今度こそ柳沢さんを押し上げ、市議選四人全員の勝利をと訴えました。

 最後に春日井市議選の宮地ゆたか、内田けん、伊藤けんじ(以上現)、原田ゆうじ(新)各候補とも一緒にガンバロー三唱。1日投票の愛知県知事選の小松たみこ候補も駆けつけられました。

通常国会に向け準備

 通常国会が来週月曜に召集されるため、様々な打ち合わせや準備に追われた一日でした。初日に補正予算に関する財政演説が行われ、27日には衆院、28日には参院で本会議質問が行われます。衆院では穀田議員、参院では私が質問に立ちます。NHK中継も行われる方向なので、ぜひご覧ください。

 「イスラム国」に殺害予告された法人2人の身代金支払い期限は今日の午後で切れました。安否が心配です。卑劣な行為は絶対に許されません。政府は情報の収集と解決のために全力を尽くすべきです。

 

   DSC00760.JPG日本共産党富山県委員会の政府への要請に藤野保史衆院議員と同席。富山から火爪弘子県議、坂本ひろし、高瀬あつ子両県議候補、田村馨・舟橋村議候補ら地方議員・候補の皆さんが国会に来られました。住民の声を直接届け実現を迫る行動です。

 朝10時から17時まで、厚労省、経産省、原子力規制委員会、文科相、国土交通省などに要請。私は原発問題での要請、ダム問題などの要請に同席しました。

 途中、赤嶺衆院議員と一緒に防衛省の補正予算案、来年度予算案について説明を受けました。経済対策とは無関係な予算を補正に計上して、軍事費の拡大をごまかす一方、「専守防衛」とは反する海外派兵型の装備が数多く計上されている「戦争する国作り」の予算です。

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