活動日誌

ホーム の中の 活動日誌 の中の 社会保障・障害者・教育・文化

「社会保障・障害者・教育・文化」の記事

 IMG_1221.JPG「特別支援学校に設置基準」――今朝の「毎日」の一面に思わず、よしっと声を上げました。関係者の皆さんの粘り強い運動で大きな前進を作り出しました。私も愛知県の学校を訪問して視察し、各地の関係者との懇談や院内集会にも参加してきました。
 山下よしき議員が文科省からレクを受けたところ、明日、有識者会議でどういう設置基準にするか「小学校設置基準」を参考に検討されるとのことです。
  今日は午前中は歯医者。午後は国対の会議や議員団会議。さらに議員会館で開かれた「敵基地攻撃能力を検証するシンポジウム」に参加。集団的自衛権問題研究会の主催で大変有意義はシンポジウムでした。
敵基地シンポ.jpg 国際人道法研究の第一人者である松井芳郎名大名誉教授が、「敵基地攻撃は自衛権で正当化されるか」と題して30分の講演。国際法、国際人道法の原則や、過去に世界でおこなれた武力攻撃の問題点をなどに触れながら、政府・自民党が進めようとしている敵基地攻撃能力保有の問題点を明快にお話いただきました。
 その後、会場参加者との質疑応答や主催団体関係者からの報告が続きました。
 日本共産党から赤嶺議員と私が参加、立憲民主や社民党からも参加があり、それぞれ発言しました。私の3分間発言を紹介します。
 日本共産党の参院議員の井上哲士です。
 集団的自衛権の行使を認めた安保法制の下で、自衛隊が敵基地攻撃能力を持つことの重大性について述べます。
 敵基地攻撃とは何か。河野前防衛相は7月9日の参院外交防衛委員会での私の質問に対し、次のような「一連のオペレーション(作戦)」だと答弁しました。
 ▽相手国の領域において、移動式ミサイル発射機の位置をリアルタイムに把握する。それとともに地下に隠蔽(いんぺい)されたミサイル基地の正確な位置を把握する▽防空用レーダーや対空ミサイルを攻撃して無力化し、相手国領空の制空権を一時的に確保する▽その上で、移動式ミサイル発射機や堅固な地下施設となっているミサイル基地を破壊し、発射能力を無力化する▽効果を把握した上で(不十分であれば)さらなる攻撃を行う。ここまで言っています。
 これは、政府が憲法上保有できないとしてきた他国への「攻撃的な脅威を与えるような兵器」そのものです。
 一方、安倍前首相は、安保法制の審議の際、他国領域での集団的自衛権の行使について、ホルムズ海峡での機雷掃海以外「念頭にない」というだけで法律上できないとは言わなかった。さらに「我が国は敵基地攻撃を目的とした装備体系は保有しておらず、...集団的自衛権の行使として敵基地を攻撃することはそもそも想定していない」と述べるだけでした。
しかし安保法制成立後、小野寺元防衛相は、北朝鮮からグアムへのミサイル攻撃が、集団的自衛権行使の要件である「存立危機事態」に当たることがあると答弁しています。その小野寺氏が自民党の座長になり、ミサイルを迎撃できない場合があるとして、発射前の基地をたたく敵基地攻撃能力の保有を政府に求めたのです。
このように集団的自衛権行使と敵基地攻撃能力保有のもと、米国を狙うミサイルを発射する前に叩こうと、日本への攻撃がないのに米軍と一緒に敵基地を攻撃することになりかねません。それは反撃によるおびただしい被害が日本で生じることになります。敵基地攻撃能力保有の検討は直ちに中止し、安保法制は廃止すべきです。
 フルイ.jpg京都を拠点に活動されている画家で臨床美術士のフルイミエコさんの個展が東京駅近くで開かれていて、昨日、鑑賞しました。いつもながら、華やかだけど心落ち着く色合い。ビアノ、バイオリンなど楽器をモチーフにしたものに目が惹かれました。もちろん、猫に絵にも。
 昨日夜の政府新型コロナ対策本部で、観光等を短期を除く「中長期」滞在の外国人の新規入国の再開が決まりました。午前中に、外務省、文科省から現状や検討状況について説明を受けました。
 この間、外国人の入国制限については、日本に在留資格を持つ人や、感染が落ち着いている国のビジネス関係者などl順次緩和が進んできました。いずれの場合も、出国前の検査、入国後の検査と14日間の隔離が基本的に条件となっています。
 ただ、多くの航空便が運休したり、警戒感もあり、入国者数は多くなく、現状でも空港の検査能力には余裕があるとのこと。
 また国費留学生の全面的受け入れがすでに始まっていますが、大学入学前に日本語を学ぶ留学生については受け入れが進んでいるものの、大学に入学する留学生についてはまだ1名にとどまり、本格的には秋学期が始まるこれから。
 空港からの移動や2週間の隔離については受け入れ教育機関が責任を持つことが必要ですが、その確認がすべては終わっていないとのことでした。
 今後、私費留学生についても全面解禁になると人数は30倍になりますが、教育機関の受け入れ条件の整備などが必要で、必ずしも一気に増える状況ではないようです。
 感染拡大防止をしっかりやりながら、必要な国際的往来を確保することを両立させなくてはなりません。現場の皆さんのご苦労がありますし、すでに留学や就職の準備をされてきた皆さんの要望もあります。これからも、随時、状況を聞いて報告します。

 20.9.3山添.jpg午後から予算委員会の閉会中審査に出席。安倍総理が辞任表明をし、与党がこれ以降の審議を合意しない下で、最後の委員会審議になります。日本共産党から山添拓議員が質問。安倍政権下で衆参通じて最後の質問者が山添さんとなりました。

 冒頭、安倍総理が健康上の理由で辞任表明をしながら、臨時代理を置くことなく、敵基地攻撃能力の保有に言及していることを指摘し、総理出席の集中審議を改めて要求。解雇、就職難対策、無症状者を含めた幅広いPCR検査への拡大など追及しました。

 安倍総理の辞任表明。この間、健康をめぐって様々なうわさが永田町を駆け巡っていましたが、ここ数日は顔色もよくなり、続投かと思っていたので、びっくりしました。命と健康が第一ですから、辞任はやむを得ないこと。しっかり治療をされ、健康を回復されることを祈っています。
 今日は午前中に国会を出て名古屋へ。ずっと見たかった映画「時の航路」を名演小劇場で見るためです。乗ったのぞみは、なんと新型車両のN700S。まだ、東京・新大阪間一日二往復で、どのダイヤで走るかは前日にしか発表されず、ラッキーでした。乗り心地もなかなか快適。「今日はついてるぞ」と思いながら映画館へ。
 「時の航路」は、リーマンショックにより自動車産業で吹き荒れた派遣切りの中で「俺たちはゴミじゃない。物じゃない」として立ち上がり、労組を結成して裁判闘争をすすめた労働者を描いたもの。
 主人公の妻を不幸が襲い、裁判でも企業に有利な判決が下されますが、労働者の「やさしさと闘い」が描かれ、暖かさと希望が残る作品。見終わってスマホをチェックすると、「安倍総理辞任の意向固める」のニュースが。びっくりです。まるで、映画の続編で働くものの思いが実ったように感じられました。
 急遽、土日の街頭演説の計画などを相談しながら、京都に帰り、17時からの総理会見、その後の様々な報道をチェック。志位委員長は会見で速やかに臨時国会を開催し、国政の基本問題での十分な審議を求めました。非正規労働の拡大と切り捨て、医療や保健の削減、国政私物化、憲法じゅうりん...。総理辞任と共に安倍政治そのものも退場してもらわなくてはなりません。
 明日は京都、明後日は石川、富山で訴えます。
 午前中は国対会議、昼食をとりながらの班会議、夕方は議員団会議と続きました。午後には「留学生 月内にも入国緩和 再入国は来月撤廃」(8/22「朝日」)など、政府が入国制限の緩和の方針を固めたとの報道について外務省、法務省、文科省から説明を聞きました。
 まず、在留資格保持者の入国制限撤廃について。入国拒否が決まる前に出国した在留資格保持者の入国は資格内容に関わらず8/5以降認められていますが、入国拒否決定以降に出国した方の入国は「特段の事情」をのぞいて認められていません。
 国際的にも関係者からも批判の強いこの規制措置について、9月以降撤廃すると報道されています。外務省は、まだ検討中の内容であり決定ではないとの説明でしたが、内容については否定しませんでした。近日中には正式発表があると思われます。様々いただいているメールでは、国内外で公式発表を待っておられます。早く発表してもらいたい。
 留学生の受け入れについて、まずは日本政府が学費や生活費を支給する国費留学生から行うという報道。文科省からは「多くの留学生に来てもらいたいというのが文科省の思い。一方、コロナ対策感染の中で国民の理解が得られるかという問題があり、他省庁との調整も必要。入国拒否地域から特例で入国する際には出国時の検査と共に、入国時に空港でPCRを受けた後に公共交通を使わずに移動し、2週間の隔離を求めることとなる。まずは、国費留学生について、検査後の移動、隔離について受け入れ大学の責任で行うようにする。その状況を見て私費留学生に拡大したい」との説明でした。
 それでは、私費留学生の受け入れは来年以降までずれ込むのかとの問いに、「文科省としてはそこまで先延ばしをしたいと思ってはいないが、全体の感染状況、他省庁との調整で、時期はいえない」という返事でした。
 
 また、日本企業の就職に内定をもらった外国人の方で、住居も解約して渡航準備をしていたら入国禁止になって困っている方もおられます。外務省は「現在、感染が落ち着いたベトナム・タイなどの16か国と個別にビジネス関係の入国規制緩和の協議をしている。協議がまとまった国からは、就職内定者も入国は可能になる」との説明。
 いずれの場合も出入国それぞれでPCR検査を行い、入国後2週間の隔離を求めるという対策を取ることになるわけですからが、日本で学び、働く意欲を持つ皆さんの願いがかなえられるよう、対応してほしいと求めました。
 午前中は国対会議。昼食をとりながらの班会議、夕方は議員団会議と続きました。

 午前中の国対で、朝からひらかれた野党国対委員長連絡会議において、コロナ感染の拡大とGDPが戦後最悪の落ちとなったを受け、対策のを必議論する必要があるとして、早期の臨時国会召集を求めることで一致したことなど報告をうけました。

 その後、衆院厚生労働委員会の閉会中審査を院内テレビで視聴しながら、資料整理など。夕方の新幹線で京都へ。

 国民民主党の両院議員総会が開かれ、立憲民主党との合流が賛成多数で了承されました。

 

 あずみの記事.jpg昨日の朝は核兵器禁止条約を新たに三ヵ国が批准したニュースに喜びましたが今日の朝刊は嬉しいにが二つ。一つは長野県安曇野市の「あずみの里」裁判で、准看護師の過失を否定した東京高裁の判決について、検察が上告を断念したというもの。

 朝からネット上は喜びのコメントが飛び回っています。本当に良かった。弁護団の声明は週明けになるということ。上告期限は11日。最後まで気を抜かずにがんばりましょう。

 もう一つは昨日、名古屋市、教育委員会が市立中学校で育鵬社の教科書採択を許さなかったこと。来年度から4年間使う歴史・公民の教科書について育鵬社を採択しなかったこと。7月29日の協議で教育委員5人のうち2人が育鵬社版を推し、心配されていましたが、従来通り歴史は教育出版、公民は東京書籍のものを採択しました。多くの市民が声を上げた結果です。よかった。

 ぜひ、12日が控訴期限の「黒い雨裁判」でも控訴断念の嬉しいニュースを聞けるようにしたいものです。

 昨日の「あずみの里」の無罪判決に続き、今日は広島の「黒い雨」訴訟で原告全員勝訴の画期的判決がありました。援護区域外の黒い雨体験者を被爆者と認めた司法判断は初めて。画期的です。被爆者は高齢。県・市は控訴をするな。国も控訴を求めるな。

 朝の国対で野国連の報告を受けました。政府・与党に臨時国会の召集を求めることで一致。応じない場合は憲法にもとづき開会要求をすることでも一致。初めて全国で一千名を超えたコロナ感染拡大をはじめ、総理が出席し予算委員会で議論することが必要です。

 IMG_3349.JPG夕方には「SDG4教育キャンベーン」の皆さんと懇談。認定NPO法人の開発教育協会(DEAR)をはじめ、ガールスカウト日本連盟や日本YMCA同盟など8団体が実施しているキャンペーン。教育予算をOECD並みに増やすことや、性差別・ジェンダー平等を学ぶ機会の増大、政府開発援助(ODA)額を増やし、基礎・中等教育への支援割合も増やすことなどを求め、政党アンケートなど取り組んでこられました。

 懇談には高校生二人を含む各団体の代表の方々が参加され、日本共産党から畑野、吉良、山添各議員と私が参加。学校現場の声やODAの拡充への要求などお聞きし、意見交換をしました。

 

 IMG_3339.JPG京丹後市の米軍基地で26日に確認された米軍人のコロナ感染問題で、穀田、倉林両議員と外務省、防衛省に説明を求めました。

 「感染経路は不明」としつつ、「米軍も取り組みを強めている」「必要な情報は得られている」という説明に「それでは住民の不安は解消しない」「入国時期や感染経路、行動履歴、農耕接触者等の調査と開示、感染拡大防止対策の強化を求めよ」と強く要請しました。

 午後の団会議の前に、長野県安曇野市の特養ホーム「あずみの里」で7年前、ドーナツを食べた入所者が死亡し、准看護師が業務上過失致死の罪に問われた裁判の控訴審で逆転無罪といううれしいニュースが。医療や福祉に携わる全国の関係者から介護の現場が萎縮しかねないと注目され、安心して介護が続けれられるかどうか問われていたもの。関係者の皆さんの努力が実りました。

 今日は国対、参院班会議、議員団会議がそれぞれ行われ、豪雨災害での昨日の防災大臣への申し入れやコロナ問題での今日の志位委員長の会見の内容の報告などありました。

 昼過ぎに、今日の東京のコロナの新規感染者は昨日に続いて過去最高を更新し243人との発表がありました。しかし、政府も東京都も具体的な対策なし。逆に政府はGotoキャンペーンの前倒しをわざわざ今日、発表しました。何を考えているのだろう。

 東京都医師会会長は「地域を限定して、補償を伴う休業要請をし、2週間なら2週間休んでいただく。その間に私どもも協力するので、PCR(検査)を徹底的にやっていくことが必要」と述べています。しっかり受け止めるべきです。

 IMG_0802.JPG今日は事務所の打ち合わせや雑誌に書く原稿の準備等。午後には日本橋高島屋で開かれている、『陶・神山易久展~大地の鼓動」を鑑賞。高校の後輩である信楽焼の陶芸家の中本若枝さんが師事をされており、ご案内をいただきました。会場で神山、中本両氏にお会しお話しをすることもできました。

 神山氏は昨年はドイツで個展を開かれるなど世界で活躍をされています。信楽の土を穴窯で焼いた作品は「大地の鼓動」という題名そのもののダイナミックで大地のエネルギーを感じさせる作品が並んでいました。

 その後、京都へ。

 

 

前の10件 10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20

ページ最上部へ戻る