参院外交防衛委員会の視察二日目。呉駅前のホテルを出て、海上自衛隊呉地区へ。概況説明を受けた後、練習艦「かしま」を視察。続いて同江田島地区に船で移動し、第一術科学校と幹部候補生学校等野が生きよう説明を受け視察。
赤レンガの建物や御影石で作られた美しい大講堂など海軍時代の施設が残されており、まるで映画の世界に入ったような気持ちにもなります。日露戦争から太平洋戦争に至る多くの資料がのこされた教育参考館も見ました。全体として、旧海軍兵学校時代のよき伝統を受け継ぐことが強調されており、海軍と自衛隊の区別がされているのかいささか気になりました。
続いて米陸軍の秋月弾薬庫へ。地下トンネル式の貯蔵庫の中に入って説明を受けました。巨大なトンネルでしたが、これが13庫もあり、東広島市の川上弾薬庫、呉市の広弾薬庫とあわせて「極東最大の弾薬庫」と言われています。これまで広島にこんな巨大な弾薬庫があることを知りませんでした。
全日程を終了し、広島空港から羽田へ。
今日から二日間、参院外交防衛委員会の視察。羽田を朝出て、昨年開港した岩国錦帯橋空港に到着。まずは海上自衛隊の岩国基地、続いて米軍岩国基地で概況説明と質疑応答、視察を行いました。
基地内は空母艦載機やKC130空中給油機受け入れ準備で工事だらけ。面積の7割が工事中とのこと。極東最大規模の基地への拡大へ莫大な税金が投入されています。
米軍基地での視察の際、む6月~9月にかけて岩国に配備されるKC130空中給油機について、どの訓練エリアを使うのか、広島、島根にまたがるエリア567は使うのか質問。米軍担当者からは「我々は知らない。横田基地で調整している」との回答。突然、頭上で訓練される住民はどうなるのか!
午後は福田岩国市長との懇談。続いて、空母艦載機の移駐に伴う米軍の幹部住宅が建設される計画の愛宕山地区を視察。その後、船で呉に移動しました。途中、先日釣り船との衝突事故を起こした自衛艦「大隅」が停泊しており、事故現場の近くも通ることができました。
泊りは呉駅前のホテル。
日中友好協会の皆さんの尖閣問題での外務省への要請に同席しました。同協会が取り組んできた、著名10氏によるアピール「平和的な話し合いを通じて尖閣問題の解決を」への賛同が7636人に達していることを踏まえてのものです。
私からも、領土問題に関する紛争があることを認め、中国にも国際社会にも道理をつくし、外交的解決をはかることが必要であり、総理の靖国参拝が対話の条件を崩し、お互いが軍事的対応をエスカレートさせていることは重大だと強調しました。
朝の国対の後、デスクワークをしながら、外務省申し入れ、愛知の民商の皆さんからの消費税増税中止要請への応対、京都の知人である中井典子さんの銀座での個展の鑑賞、歯医者などなど。夕方から国会議員団東海ブロックの所長を退任した西田さんの歓送会を佐々木憲昭さんや事務所スタッフで。
衆院予算委の笠井議員の質問を傍聴できなかったので、宿舎で夜、インターネットで視聴。靖国問題では、総理は何を聞かれても同じ答弁を繰り返すだけ。何の道理もないことが浮き彫りになりました。
参院予算委での補正予算審議の初日。今日は民主党と自民党の質問です。テレビで傍聴しながらデスクワーク。11:15からは、全国豪雪地域町村議会議長会と国会議員との懇談会に出席。与野党五党の代表が挨拶し、各県の会長さんからご苦労や要望をお聞きしました。
私は「豪雪はそれ自体災害という立場で対策にあたるよう、政府に一いっかんして求めてきた。豪雪地帯の過疎と高齢化に即した財政や制度の支援強化にさらに頑張る」と強調しました。
夜は、オーストリア大使館で開かれたラインホルド・ロパットカ国民議会オーストリア国民党議員会長の歓迎レセプションに出席。同国は国民的議論をへて99年、憲法に核兵器の製造、保有や原発建設を禁止する項目を盛り込みました。ベルンハルド・ツィムブルグ駐日オーストリア大使、ロバットカ氏に「私は被爆二世。核兵器廃絶と脱原発での先進的取組に注目しています」と挨拶しました。
昨日は季節の節目である節分。そして今日は立春。昨日は汗ばむほどの暖かさだったのに今日は一転、真冬の寒さになりました。それでも節分の豆で鬼を追い出せば、暦の上で春は来ます。では、国民世論の豆で「悪政の鬼」を追い出して、政治の春をつかみ取りましょう。
朝の国会対策委員会で、8時から開かれた与野党書記局長、幹事長会談の報告を受け、当面の国会対応など議論。その後はもっぱらデスクワークの一日。調査室の方から、2月18日に行われる原子力特別委員会での福島第一原発視察の内容の説明を受け、要望事項を伝えました。
衆院予算委では集中審議と補正予算案の締めくくり総括質疑が行われ、いずれ赤嶺議員が質問に立ちました。名護市長選挙に示された辺野古新基地建設反対の民意をどう受けとめるか質すと、総理や防衛大臣は「地方自治体の選挙について政府がものをいう立場でない」としつつ「県知事の埋め立て承認の決断は重い。地元の漁協は賛成している」と答弁。
自分たちに賛成しているものの意見は受け止めるが、一番肝心の地元自治体の市民の声は無視。民主主義の国では許されません。
午前中は参院本会議で代表質問。今日は民主党、自民党の質問でしたが、ほとんど拍手も起こらず、まったく低調。午後は衆院本会議で志位委員長が質問たち、安倍総理に厳しく切り込み、議場が一気に緊張しました。
午後から、参院野党国対、与野党国対が相次いで開かれ、通常国会の対応について協議。私は、昨年の臨時国会での秘密保護法の強行などの与党の国会運営を批判し、
その後、原子力問題特別委員会の理事会。2月18日に福島第一原発の視察を行うことを決め、内容についても協議しました。
15時から和光高校の二年生の三人が議員会館にインタビューに来られました。普天間基地、高江ヘリパット日米安保条約、沖縄の基地問題についての質問。社会科の学習としてグループをつくって様々な問題を研究しており、こらされた三人は基地問題をとりあげたグループのメンバーで、修学旅行で沖縄の基地めぐりも行ったとのこと。若い皆さんが、自分の目で見て、学び、考えることは素晴らしいことです。私も一生懸命答えました。
新潟県の関山演習場で行われる日米共同演習へのオスプレイ参加の中止と情報開示を求め、新潟、長野の平和委員会や党地方議員の皆さんとと共に防衛省からレクをうけました。今朝の一部報道で、米側の都合でオスプレイの参加中止とされましたが、そのことも認めず、「米側と協議中。詳細が決まれば公表する」と繰り返しすばかり。
オスプレイが参加した場合の飛行ルートなどについては「アメリカに対し、情報提供を要請している」とするだけでアメリカ次第。いったいどこの国の空なのかと言いたくなります。
新潟からは西沢博・県政策委員長、渡辺幹衛・妙高市議、平良木哲也・上越市議、、長野からは小林伸陽、両角友成、藤岡義英各県議が参加し、平和委員会から新潟の関根、長野の永井両会長もご一緒でした。
その後、国会対策委員会、参院代表質問に向けた論戦会議、議員団会議と続きました。団会議では山下新書記局長から「チームワークでがんばる」とあいさつ。赤嶺衆院議員から名護市長選挙勝利の闘いについて生々しい報告がありました。誇りと尊厳をかけた市民の闘いが、いかに安倍政権の金と権力を使った圧力を打ち破ったか。本当に確信になりました。
20時からプール。1Km泳ぎ終わると、なんと利用者は私一人になっていました! せっかくの貸切状態なのでおまけでもう100m泳ぎました。爽快。
いよいよ今週金曜日から通常国会が始まります。昨日の名護市長選挙で辺野古への基地押しつけに対する歴史的な審判が下りました。安倍政権の暴走に対する国民的反撃が広がりつつあります。この流れを通常国会の論戦にしっかり生かします。
午前中はデスクワークと歯医者。14:30に結いの党の小野幹事長や柴田参院国対委員長らが来訪され、会派届に関しての要請を受けました。
15時から外交防衛委員会の理事懇談会。自衛艦衝突事故、東スーダンPKOでの韓国軍への銃弾提供、辺野古の埋め立て許可の各問題で各省から報告を受けました。衝突問題で、当時の見張り体制を聞いても捜査中など理由にまともな答えなし。どの問題も国会での徹底審議が必要です。
その後、新幹線と近鉄で約三時間かけて、昨日公示された三重県津市の選挙応援へ。現有四議席を確保する選挙。議員団長の豊田みつはる候補、新人で昨年の参院選挙の三重選挙区候補として一緒にたたかった中川たみひで候補の演説会で訴えました。
通常国会の論戦の入り口で行われ、名護に続き安倍政権の暴走に審判下す選挙です。同時には福祉や暮らしを切り捨てて、市民一人当たりでは名古屋市の10倍にもなる183億円ものためこみ金を市民のために使わせるよう転換する選挙です。なんとしても勝利を。
演説を終え、東京に戻っている新幹線車内り。宿舎着は零時前になります。
沖縄の仲井真知事が辺野古新基地建設に必要な埋め立てを承認。公約も県民の声も裏切るものであり、知事の責任とともに押し付けた安倍政権の責任が厳しく問われます。
今年九月に議員団で沖縄調査を行い、普天間基地や辺野古の美しい海を視察、名護市長や住民の皆さんと懇談しました。改めて、辺野古移設ではなく無条件での普天間返還こそ解決の道と確信しました。その際、知事とも会談しましたが、危うさは感じさせたものの公約を堅持する姿勢でした。今回の裏切りに怒りを感じます。
県内移設反対という沖縄県民の総意はなんら変わっていません。ますます名護市長選挙の重要性が増してきました。稲嶺市長へ全国から支援を送りましょう。私もがんばります。
安倍総理が今日11:30靖国神社を訪問しました。国会周辺はその取材のためのヘリが10機近く飛んでいました。首相の靖国参拝は侵略戦争を正しい戦争だったという靖国史観にお墨付きを与えることになる――私は、五月の予算委で追及しました。https://www.inoue-satoshi.com/parliament/2013/05/post-33.html
また、10月にはTV愛知の「激論! コロシアム」に出演して靖国問題で討論しました。https://www.inoue-satoshi.com/diary/2013/10/post-497.html
その際に強調したことの一つに、来日したケリー国務長官とヘーゲル国防長官は千鳥ケ淵の戦没者墓苑に異例の献花をしたことの意味。総理が訪米した際に、靖国神社は米国のアーリントン墓地のようなものだと発言したことを否定し、アーリントンに対応するのは千鳥ヶ淵だというへ米国からのメッセージだということ。
靖国参拝は中韓からの批判だけでなく、日本の侵略戦争を断罪した戦後国際秩序をを否定することになるのです。米国大使館総理の靖国参拝に対し、すぐに「近隣諸国との緊張を悪化させるような行動を取ったことに、米国政府は失望している。」との異例の厳しいコメント。あれほど明確にメッセージを出したにもかかわらず参拝するのかという憤りが感じられます。
日中友好議員連盟の一員として昨日から訪中していた田村智子議員が急きょ、明日帰国することに。中国出の会見がすべてキャンセルとなり、帰国するしかないとのこと。安倍総理の靖国参拝がもたらす外交的影響は計り知れません。
国会での活動も今年は今日が最後。15時過ぎの新幹線で京都へ。夜は京建労本部の皆さんの望年会に参加。途中で失礼して、地元の吉田消防分団への団長、区長による激励に光永府議とともに参加。年末警戒、本当にご苦労様です。