国会内で開かれた国立大学協会との懇談と「オスプレイ配備撤回を求めるつどい」に昨日(12/19)、参加しました。
国大協と日本共産党国会議員団との懇談では、国大協の山本健慈専務理事から国立大学運営費交付金の減額等により大学の研究力が維持できなくなってといる状況が語られ、「今が臨界点。ここが崩壊したら取り戻せないとこに来ている」と強調されました。
採用抑制等により若手研究者が激減しているデータも示され、このままでは日本の科学技術の将来が深刻なものになることを改めて痛感しました。
防衛大綱、中期防衛力整備計画が昨日閣議決定されました。午後に国会議員団安保部会で政府からレクを受けました。
5年間で過去最大の27兆4700億円を計上し、前中期防より2兆8千億円増額するもの。装備面では、「いずも」型護衛艦を改修しF35B戦闘機を導入。
政府は「戦闘機を常時搭載せず必要な時だけしか搭載しないから、攻撃型空母ではない」と説明しますが、「必要な時に搭載できる」ということは他国を攻撃する能力を持つことそのもの。
憲法違反の大軍拡計画は決して許されません。通常国会でも徹底追及します。
今日は、国会対策委員会、議員団会議が開かれました。日韓・韓日議連合同総会の報告を行いました。赤嶺議員からは辺野古への土砂投入について、その違法性と現地のたたかいの広がりについて報告がありました。
志位委員長が徴用工問題の本質は植民地支配と結びついた人権侵害であり、被害者の名誉と尊厳が回復されるよう日韓がともに努力していくことが必要。国家間の請求権は、個人の請求権については消滅していないことは日本政府も認めていると発言。
ムン大統領からは「個人の請求権は消滅していないというとは重要なことだ。この立場に立てば、円満な解決が図れるのではないか」と応じました。
この問題の前向きの解決とって大事なことです。
今日、臨時国会が閉幕。安倍政権による国会を内閣の下請けにするかのような異常な運営が続いた国会でした。正午からの議員団総会で志位委員長が暴走を批判しつつ、「強さの現れでなく、破たんの現れ。国民に説明ができない。だから強行する」と強調しましたが、実感にぴったりです。
しかし、いくら破たんしていても民意を聞かず強行する政治が続けば国民犠牲が広がるばかり。「この決着は選挙でつけよう」とも志位さんは強調しました。その通り!
13時から会期末処理のための委員会が開かれ、14:30から本会議となりました。夜は、参院国対メンバーの慰労会。今国会もお互い、よくたたかった!
イージス・アショア配備計画の撤回を求める要請書をもって、秋田県平和センター、山口県平和フォーラム、フォーラム平和・人権・環境、秋田・イージス・アショア配備問題を考える実行委員会の皆さんがそろって来訪されました。
秋田の配備計画地に隣接する新屋勝平地区振興会の副会長さんも同行されており、地元の皆さんの不安の声や反対の世論の広がりなど聞かせていただき、ご一緒にがんばることをお約束しました。
しんぶん「赤旗」の新年号用に、参院選挙の選挙区現職3候補、比例7候補揃っての写真撮影。比例候補7人での撮影は1月のお披露目街宣以来で、選挙区3現職とそろっての写真は初めてです。必ず、全員勝利をと決意を固めてこぶしを掲げました。
10時から本会議。水道法と原賠法の改正案の採決が行われ、日本共産党から倉林さんと吉良さんが反対討論に立ちました。水道法では与党は賛成討論に立たない一方、維新の議員が賛成討論にたったため「与党を代表しての討論か」など声が上がりました。
本会議終了後、野党国対委員長会談を行い、入管法改正案など最終盤の国会対応について意見交換をしました。 午後からは倫理選挙特別委員会。統一地方選の特例法の質疑で山下よしき議員が質問。その後、明日の質問にむけて3時半から日欧EPAの農業への影響試算について農水省からレクを受けました。質問準備をしながら、あれこれの打ち合わせや緊急対応が重なり、通告は夜になりました。
昨日の外防委で、日欧TPAにもとづくチーズへの影響について、EUは対日輸出が約938億円増加すると試算しているのに対し、日本は生産額が最大203億円減るとしており、4.5倍のかい離があることを追及したことを今朝の北海道新聞一面、日本農業新聞が報道しました。
全建総連の役員の皆さんと日本共産党国会議員団の恒例の懇談会が朝八時から開かれました。建設国保の支援や建設労働者の労働環境の改善などの要請を受け懇談。
今年一番の話題になったのが建築産業での外国人技能実習生の問題。管理団体が受け入れ業者に対し、最低賃金での受け入れを求めていることなど実態をお聞きできました。
10時からの外交防衛委員会で日欧経済連携協定(EPA)について質問。昨日の本会議の答弁を受け、乳製品のEUから日本への輸出の増大について、EUの試算にくらべて日本の試算が甘すぎることをただしました。
貿易相手国の試算を検証してこそ有効な対策ができるはずだ、なぜEUの試算を調査しないのかと聞いても、まともなとうべんがなく、委員会は二回止まりました。あまりに無責任です。
午後は、明後日のEPA問題の質問の準備など。全労連の皆さんがEPAの廃案を求めて要請と激励に来てくださいました。
午後からの参院本会議で、日EU経済連携協定について質問。82%の農産物の関税撤廃を約束するもので、農業、とりわけ酪農に大きな影響を及ぼすことに懸念の声が上がっています。
乳製品について、同協定で、EUは輸出が約948億円増加すると試算。一方、日本政府は、国内生産額が最大203億円減と試算しています。
大きな乖離に「日本の試算は楽観的すぎるのではないか」と質すと、農水相は「EUの試算は前提や根拠が明らかでなくコメントできない」とする一方で、「(日本は)輸入増を前提とせず試算」と無責任答弁。
呆れました。日本の酪農を守る気があるのならば、貿易の相手国であるEUによる日本向けの輸出が大幅に増えるという試算を検証して、それに応じた対策を考えるのが当然のこと。
それをやらずに、輸入増を考えないで試算するなど、およそまじめに日本の農業と酪農のことを考えているとは思えません。
明日の外交防衛委員会でさらに質問します。
「京都民報」の新年号企画で、市民連合共同代表の広渡清吾・東大名誉教授と対談しました。2015年の安保法制が参院で強行採決される直前に、横浜で開かれた地方公聴会の公述人の一人が広渡先生です。その時、私が、多くの憲法学者の声に耳を貸さずに突き進む安倍政権についてお聞きすると、先生は「反知性主義だ」とズバリ言われました。
そのことが大変印象に残っているとお話しすると、広渡先生は「最近は言わなくなった。今の安倍政権は、『嘘をついていはけない』という、知性以前の問題です」とまたまたズバリ言われました。
安倍改憲の問題点、安倍政治に代わる政治の姿をどう示すか、市民と野党の共同を進めるうえでの日本共産党への期待など、とてもいい対談ができました。新年の紙面を乞うご期待。
午前中は本会議。漁業法の趣旨説明質疑があり、日本共産党から紙智子さんが質問に立ち、70年ぶりの大改定をわずかな審議でゴリ押ししようとする政府与党の姿勢を厳しく批判しました。
続いて倫理選挙特別委員会。広渡先生との対談の後、議員会館で、LDA-KYOTO(行きやすい京都をつくる全世代行動)の皆さんと懇談。今日の政府要請や議員要請の様子を聞き、給付型奨学金の拡充や就活ルールの問題などで意見交換しました。
月曜日の本会議で日欧EPAの質問にたつことになり、夕方までに原稿を仕上げて通告しました。