10時からのの本会議で防衛大綱の質問にたちました。六年間の任期で最後の質問です。胸に、東京都原爆被害者協議会(東友会)の折り鶴バッチをつけ登壇しました。
墜落したF35の原因究明無きままの飛行再開や米国機の低空飛行訓練被害と地位協定について質した後、米国の未臨界核実験に抗議するよう総理に迫りました。質問の最後は「核兵器廃止条約の批准を求め、核廃絶への決意を述べて終わる」と締めくくりました。この六年間の締めくくりでもあります。
10時からの参院本会議は三時間を超える長丁場。私は、歳費法案の討論に立ちました。
定数増の経費を歳費の自主返納でまかなうという自公案について、「参院選で合区の県の自民党候補救済を目的とした比例特定枠による定数増への国民的批判をかわすために歳費を扱うもの。徹頭徹尾、党利党略だ」と批判。
最後に、経費節減を言うなら、なによりも政党助成金の廃止をと訴えました。今日は日本共産党から、児童虐待防止法案の質疑で倉林議員、国有林野法案の反対討論で紙さんと三人が登壇しました。
本会議を終えて長野県佐久市へ。5/30の米軍横田基地のC130輸送機による市街地上空での低空飛行訓練が大問題になっています。
新幹線で到着し、藤野衆院議員、長瀬県書記長と共にまずはドクターヘリ発着場の佐久総合病院を見てから、住民の皆さんとの懇談会へ。参加者からは、「墜落するのかと思った」「こんなに低いのは初めて」などの話が次々。
我が物顔の訓練に「いったいどこの国の空か」と怒りがわいてきます。米軍低空飛行訓練についての国会論戦や日米地位協定の問題など紹介し、「全国知事会も地位協定の抜本改定を求めている。声を広げ傍若無人な訓練をやめさせよう」と呼びかけました。
午前中は本会議。午後から国会内で開かれた辺野古新基地建設問題での野党合同ヒアリングに参加し、夕方には「再稼働反対アクション@静岡」に参加。市民の行動と国会内での共闘の積み重ねが、共通政策の発展につながっていると実感した一日でした。
合同ヒアリングでは、軟弱地盤や活断層問題での前回の「宿題」について防衛省からの報告をうけ、野党議員が次々質問。この積み重ねが、一昨日の市民連合と野党の共通政策に「辺野古新基地建設直ちに中止」「普天間基地の早期実現」を盛り込む力になりました。
18:30からは毎週金曜日の「再稼働反対アクション@静岡」に参加し、静岡市の青葉公園前で皆さんと一緒にコールや歌。
私もマイクを持ち、一昨日、市民連合と五野党が調印した政策に「原発ゼロ実現をめざします」と盛り込まれたと報告すると拍手が。今日で360回目の行動。心から、「皆さんの声が原発ゼロ法案になり、共通政策になりました。これを実現できる国会にしましょう」と訴えました。
コールの音頭もとりました。浜岡原発再稼働反対♪ 原発なくそう♪ 子どもを守ろう♪。
本会議の後、昼食をとりながら比例候補七人と地方区三人の現職で交流の会議。
京都府京丹後市の米軍Xバンドレーダー基地で米軍が約束に反して深夜に発電機を稼働している問題で、倉林明子参院議員と共に防衛省に抗議の申し入れを行いました。
米側は「商用電力導入後のメンテナンスのための発電機稼働については、なるべく月曜日から金曜日の日中に稼働させるよう努めたい」と地元住民に説明をしていましたが、5月12日以降、深夜早朝の稼働が確認されており周辺住民から騒音への苦情が上がっています。
「米側に確認し、発電機稼働の理由をあきらかにすべき」「地元住民との約束がまったく守られていない。再発防止のため早急に対応すべき」と要求。防衛省側もこれまでの米軍の説明と食い違う事態であることを認め、対応すると述べました。
10時からの本会議は20分で終了。その後、事務所の打ち合わせや議員団会議などなど。夕方の新幹線で京都へ。
昨日の愛知・三重に続き、今日は参院選挙勝利への比例代表・日本共産党と倉林明子参院議員の事務所開きでした。新築されたばかりの京都府委員会事務所の一階が事務所。各地から750人の参加があり、六年前の三倍! 小池書記局長、穀田国対委員長も駆けつけてくれました。
統一地方選で奮闘した日本共産党の議院・候補者の皆さんに加え、市民の野党の共同候補として奮闘された皆さん、昨年の知事選以来、市民の立場で共同してきた皆さんなど幅広い参加がありました。
市民の皆さんからの連帯の挨拶の最後はジャーナリストの守田敏也さん、なんと事務次長になっていただくとの発表もあり、大きな拍手。京都での市民の皆さんとの共同の広がりを実感し、ここにこそ勝利の道があると確信できる事務所開きになりました。
私と倉林さんの決意表明の後、小池さんから選挙勝利で暮らしに希望を切り拓こうとの訴えとともに、倉林さんの活動や実績、人柄もたっぷり紹介されました。
終了後には河原町三条で小池、穀田、倉林各氏と私で回答演説会。右翼の妨害がありましたが、戦争する国やめよと訴える者に「国賊」「出ていけ」とがなり立てる姿に多くの皆さんが安倍政権を重ねたことと思います。
事務所開きの前に御池地下街で開かれている「ヒバクシャと話すkyoto原爆展」の展示、アニメ上映やヒバクシャと出会いカフェ、折り鶴コーナーなど。
丁度、浜田府議、加藤京都市議も来ていて、一緒にパチリ。被ばく者の皆さんから体験をお聞きし、私も被爆二世としての思いをお話しできました。
午前中は外交防衛委員会で質問。在日米軍の弾薬や火薬の輸送を委託されている運送会社の元従業員の告発をもとに、火薬積載の表示板を外しての運行や、標示板を外し見張りを付けないままの駐車、届け出なしのルート変更などの法令違反を指摘。
警察庁に対し、調査を行うと共に、周辺住民に不安や危険を与えることのないよう、法令順守への措置を求めました。
午後には、愛知県保険医協会の斎藤みち子副理事長が来訪。「保険でより良い歯科医療の実現を求める要請」を受け取り懇談しました。
前進はあるものの、一般的に行われている治療でも保険外のものも多いこと、貧困と格差の拡大の下、学校の検診で指摘されても治療ができない子どもの口腔崩壊の事態も深刻とのお話をお聞きしました。
午前中の外交防衛委員会で核兵器廃絶について質問。10日に閉幕したNPT再検討会議第三回準備委員会で、核保有国や同盟国が過去の核軍縮の合意を反故にする態度を示したことを批判。来年のNPT会議へ「日本が唯一の戦争被爆国として核兵器禁止条約に参加し、核廃絶に役割をはたせ」と河野外相に求めました。
さらに、米国が立ち上げた新たな多国間枠組み「核軍縮のための環境創出」につい「NPTの形骸化につながる恐れもある」と指摘すると、河野外相は「今後参加を検討したい」と答弁。私は「NPTを不拡散の機能にとどめ、核軍縮の機能を弱めて形骸化させることはあってはならない」と強調しました。
午後は明後日の質問の準備をしながら、資料の整理や依頼原稿の執筆などなど。
午前中の外防委員会で、海外の石炭火力発電所へのODAによる支援について質問しました。火電建設は、地球温暖化対策に逆行することに加え、日本が支援するインドネシアのインドラマユ火電建設では、環境・健康破壊に加え、小農が土地を奪われるなどの事態に反対運動か広がっています。
同火電の変電設備の基本設計にもODA融資が使われていますが、違法の指摘をうけ州の環境局から作業中止を求められているにもかかわらず、工事が続けられています。
日本の資金が違法工事にかかわっている可能性があり、検証すべきだと求めると河野外相は「JICA任せにせず、外務省として検証したい」と答弁。
さらに、欧米を中心に石炭火電事業から投資撤退が広がる一方、支援を続ける日本に国際的批判が強まっていることを指摘。抜本見直しを求めたことに対し、河野外相は「国際的流れを踏まえ、必要に応じてしっかりと見直したい」と答弁。
国際的流れを踏まえれば、必要性は明確です。「答弁通りしっかり見直していただきたい」と重ねて求めました。
午後には、ハンセン病家族訴訟原告団の皆さんと党国会議員団との懇談会に3月に続いて出席し要請書を受け取りました。3人の原告からのハンセン病患者の家族が偏見差別の苛烈な被害を受けてきたことの涙ながらの訴えを聞き、家族の問題を放置してきた政治の責任が胸に刺さりました。
6月末の判決で必ず勝訴を勝ち取ると共に、「ハンセン病問題基本法」に家族被害を含める法改正を行う決意を申し上げました。
その後、改正公選法の下での参院選の選挙運動について総務省からレク。