河野外相の体調不良で取りやめになった水曜日の外交防衛委員会での予算委嘱審査が、今日の午前中、行われました。外相は今日も検査・治療のため副大臣が対応。私は辺野古の超軟弱地盤問題で質問しました。
7万7千本の砂杭を打ち、650万立米の砂を投入する地盤改良工事は、環境アセスメント時には計画になく、軟弱地盤が54万立米も浚渫されることにもなります。規模も内容も違う工事であり、環境アセスをやり直すべきだと追及。防衛省は、環境影響は現行のアセスの予測範囲内に収まると繰り返し、アセス実施を拒否しました。
「まともな根拠も示さず拒否するような脱法行為を国が行えば、モラル破壊が起き、やりたい放題が広がる」と指摘し、工事の中止を求めました。
午後は参院野党国対委員長会談。予算審議の日程について自民・立憲の国対委員長会談の報告を受けた後、協議。私は、予算の土台である毎月勤労統計について、野党が求めている昨年の実質賃金の資料がいまだに「検討中」として出ていない中で、さらに強く求め、審議を続けていくことが必要だと強調しました。
今日は午後から一般質疑が行われ田村、吉良議員が質問。開始時間がおくれたために傍聴できず、夜の新幹線で京都へ。ここ数日、東京はとても暖かくコートもなし。今日は、暖かったのは関東周辺だけだったそうで、京都に着くと寒いこと! まだ三月半ばだと実感。
来週月曜日の集中質疑には山下副委員長が立ちます。
今日は午前、午後と二回の質問。午前中はODA特別委員会で、日本のJICAがモザンビークでODAとして進めているプロサバンナ事業を二年前に続いて取り上げました。
現地の小農の皆さんから、JICAの事業により市民社会に分断がもちこまれ人権侵害が起きていると抗議の声が上がっており、外務省やJICAの対応を河野外相らにただしました。
午後は外交防衛委員会で、防衛省の調達する武器などに特例的に長期契約を認める法律を延長する改正案の質疑。来年度予算ではこの特例を米政府とのFMS調達にも適用することが盛り込まれています。
FMSでのずさんな取引に会計検査院からも厳しい是正要求がされていることを示し、価格も納期も米政府次第という仕組みに問題があることを強調。
さらにFMSは購入した兵器の維持管理も基本的に米国企業が行うために費用が高騰することも示し、長期契約の特列を引き続き行うことは予算の硬直化が進み、軍事費の拡大につながるとして延期の中止を求めました。
終了後、明日の外交防衛委員会の予算委嘱審査の準備と通告。辺野古軟弱地盤問題を取り上げます。
参院本会議で、自衛隊の装備品の調達費用の支払期間を最長10年にできる措置の延長などを盛り込んだ法案について質問。
来年度予算では、価格も納期も米国次第というFMS調達での米国製兵器の購入にもこの長期契約を行うこととされています。将来の軍事費の先取りは国会の予算審議権を侵害するものです。
かつての侵略戦争で、戦費調達のために予算単年度主義の例外とし、大量の国債を発行するなど国家財政と国民生活を破綻させた痛苦の経験から定められた財政民主主義の原則に反するものだとただしました
午後から、三つのレク。京丹後市の米軍Xハンドレーダー基地の米軍人・軍属による交通事故についての照会に米軍が昨年二月以来応じていない問題で防衛省から、FMS調達の問題で会計検査院、防衛省からそれぞれレク。
その後、予算委での山添議員の質問を応援傍聴。
午前は参院予算委公聴会で、午後は外交防衛委員会で質問に立ちました。公聴会では、外交防衛の公述人の、前泊博盛・沖国大大学院教授と五百旗頭真・兵庫県立大学理事長に質問しました。
前泊さんは辺野古の県民投票結果を無視する政府を「戦後民主主義の否定」と批判。軟弱地盤や活断層など「辺野古建設は不可能」として中止を求められました。
外防委では、総理が、地方自治体の六割が自衛隊員募集に非協力だとして憲法への自衛隊の明記の必要性を本会議で答弁したことについて質問。
岩屋防衛相は、憲法問題を理由に紙媒体での適齢者名簿の提出をこばんだ自治体があるのかと聞くと「承知していない」と答弁。総理が「改憲が必要」とした根拠がないではないかとただすと「防衛大臣として九条に関する答弁は控えたい」と応えたので「自衛隊の最高指揮官である総理が答弁で改憲を述べたことこそ大問題だ」と強調しました。
名簿提出はあくまで依頼であり、自治体に応える義務はないという石破・元防衛庁長官の発言を確認したうえで、「自治体が個人情報保護の理由で名簿提出に応じないのはけしからんとして改憲をいうのは、人権や地方自治の上に軍が君臨した戦前のような社会を作るものだ」とのべ、自治体への強要の中止と改憲発言の撤回を求めました。
夜は、議長公邸でODA特の副議長公邸で外交防衛委員会のそれぞれ委員懇親会。
参院本会議が10時から開かれ、総理出席で所得税法等改正案の質疑。日本共産党からは大門議員が登壇し、いつもながらわかりやすくて、かつ鋭い内容で、アベノミクスからの転換や消費税増税ストップを求めました。
午後から自衛隊の訓練空域や米軍戦闘機の騒音被害等について防衛省から、カナダとフランスの軍との物品役務提供協定につて外務省からそれぞれレク。
続いて予算委員会一般質疑の応援傍聴。東日本・福島原発事故が起きた3.11を目前にし、岩渕議員が原発被害者への国と東京電力の責任について、武田議員が浜沖、柏崎刈羽原発再稼働ストップと原発ゼロについてそれぞれ質問。
二人とも当選以来、予算委員会で初めての質問で、議員団からも多数が応援傍聴。被災者の思いや原発ゼロの国民の思いを胸に刻んで経産大臣や復興大臣、東電社長に鋭く、堂々と迫る質問に、「そうだ!」と声援を送りました。いいぞ!
「武器爆買いより暮らしに回せ!大軍拡予算を通すな!院内集会」に参加。「武器より暮らしを!市民ネット」主催で、東京新聞の杉谷社会部長や作家の雨宮処凛さんの講演やリレートークが行われました。
F35の爆買いやいずもの空母化を追及した先日の予算委質問や昨日の参院外防委でのF35戦闘機組み立て工場の視察なども紹介し、連帯の挨拶をしました。
午前中はODA特別委員会で参考人質疑。四人の参考人から貴重なご意見を述べていただき質疑。日本共産党からは辰巳議員が質問しました。
午後からは院内集会を挟んで二つのレク。自衛隊員の募集と地方自治体の協力の問題、日米地位協定の軍属に関する補足協定締結後の状況などについて防衛省や外務省から聞きました。
参院外交防衛委員会委員派遣2日目。新神戸を朝出て名古屋へ。まずは、三菱重工小牧南工場の視察。同工場ではF15戦闘機の能力向上整備とF35ステルス戦闘機の最終組み立ての機能試験を行っています。概況説明を聞いた後、工場内を視察。撮影は不可。
F35は米政府からFMSで購入しています。いくつかのブロックに分かれて納品されたものを組み立てている様子も間近で視察。手順や工場の環境か米側から細かく指定され、ステルス性の試験は米側だけで行うなどFMS契約の実態も見ることができました。
続いて名古屋港へ。昼食をとりながら、総取扱貨物量など日本一の名古屋港の役割や保安、テロ対策などについて説明をお聞きしました。その後、飛島コンテナふ頭株式会社へ。最西端・高規格自動化コンテナターミナルの説明を受け、作業の様子も展望することができました(写真) 。
最後は名古屋駅近くのJICA中部へ。ものづくりや環境・災害など中部地方の特色を生かした研修や中小企業支援などについて説明を受け、研修の現場も視察できました。ロビーでは、SDGs(持続可能な開発目標)の展示も(写真)されていました。
以上、二日間の中身の濃い視察になりました。今後の国会質疑等に生かしていきます。関係者の皆さんにはお世話になりました。
今日から2日間の参院外交防衛委員会の委員派遣。兵庫県、大阪府、愛知県を回ります。今日は、羽田を朝出て伊丹空港に着き、まずは陸上自衛隊伊丹駐屯地へ。ここには陸自中部方面隊を指揮監督する中部方面総監部が置かれています。
岸川総監らから、胴体の概要と災害派遣、饗庭野演習場における迫撃砲の着弾事故について説明を受け質疑応答。私は、着弾事故について質問しました。
続いて大阪市に移動し、六月のG20サミット会場となるインテックへ。外務省等から説明を受けた後、会場を視察(写真)、さらに大阪府咲洲庁舎の最上階から周辺状況を視察。万博やカジノの予定地も見渡せました。
続いて潜水艦を製造している川崎重工神戸工場へ。海上自衛隊の潜水艦は22隻体制とされ、川崎重工と三菱重工が交互に受注しています。
概況説明を聞いた後、製造中の工場内を視察するとともに
三月に引き渡し予定の「そうりゅう」型潜水艦をドックから視察しました。写真撮影は禁止でした。
新神戸駅前のホテルに宿泊。