17時過ぎからの本会議で補正予算案が与党と維新など賛成で成立。日本共産党からは吉良よし子議員が反対討論に立ちました。予算委では午前中の集中審議で紙さんが、SBS米やTPPについて、午後の締めくくり総括では大門さんが白紙領収書問題で、その後の総務委員会での予算関連法案質疑では仁比さんが熊本震災対策で、それぞれ質問。
傍聴して本当に腹が立ったのが白紙領収書問題での高市総務大臣の答弁。総務省政治資金課の出している収支報告書の「手引き」に「(領収書に)追記することは適当ではありません」と明記されていることを示すと、「それは、総務省が書いたのではなく、政治資金適正化委員会の見解を示したもの」とのべたのです。
大臣自身の収支報告書でも白紙領収書に金額を書き込んでいたことを「問題ない」と強弁するために、総務省自身が出している「手引き」を守る必要がないものとしてしまうのですから、ひどいものです。
総務省の選挙部長も顔を強ばらせながら大臣の見解に合わせる答弁をしていました。こんな答弁は、「民主政治の発展」のために進めてきた政治資金の透明化の取り組みを根底から覆すようなもの。「大臣、それを言ってはおしまいです」と頑張ってほしかった。
何よりも罪深いのは、こんな答弁を役人に強いた高市総務大臣。政治資金をつかさどる大臣として歴代最低と言わなくてはなりません。
本会議終了後、議員団会議。
来週の月曜日から臨時国会が始まるので土日を挟んで今日が開会日前日。開会一週間くらい前から議院運営委員会の理事会で院の構成や議事日程などの協議が始まり、通常なら二~三日前には決まります。
ところが今回は、常任委員長のポストを巡る自民・民進間の話し合いがつかないことが関係して、決定がずれ込み、今日も午前中に開かれた議運理事会がいったん休憩になり、決定が午後にずれ込みました。
議運理事の仁比議員とその都度、連絡、相談しながら対応。来週の代表質問でのわが党の市田副委員長の質問は29日の午前中で25分となりました。
夕方、京都に帰る新幹線の中で、赤星ゆかり富山市議のツイッターが届きました。「森雅志富山市長が、政務活動費の不正取得で、中川勇、谷口寿一両元市議を刑事告発へ。富山市が今日、記者発表」とのこと。よし!
昨日の富山市内での街宣でも「知事や市長は不正議員を告訴すべき」と訴えたところ。市民の怒りの声が動かしています
5日の深夜23:25から「朝まで生テレビ」に出演。少し仮眠をとり、24時すぎに迎えの車でテレ朝に入りました。
今日のテーマは「改憲と日本の未来」。田原総一郎さんの司会で、パネリストは、片山さつき(自民党・参議院議員) 國重徹(公明党・衆議院議員) 辻元清美(民進党・衆議院議員) 足立康史(おおさか維新の会・衆議院議員) 青木理(ジャーナリスト) 伊藤真(弁護士) 潮匡人(評論家) 三浦瑠麗(国際政治学者) 百地章(日本大学教授) 吉木誉絵(作家)と私の10人。
衆参ともに改憲勢力が三分の二となったことから、「憲法のどこをどう変えるのか」がテーマになりましたが、私は「今、憲法をかえなれば国民の願いにこたえられないような問題があるのか。必要なのは憲法に立ち遅れた現実を変えること」と強調。自民党改憲草案の緊急事態条項、九条改正、お維新が主張する教育無償化のための改憲などが論議になりました。
4:25に終了。朝生の第一回からカメラマンを務めてきた方が、50年にわたる勤務の最終日だということで、田原さんから花束が贈られ、みんなで記念撮影。こんな場に同席さしていただき、とてもうれしく思いました。
テレ朝から外にでるともう明るくなっていました。宿舎に戻り、少し睡眠。8時前に目覚め、8時から広島の平和祈念式典をテレビで見ながら、8:15に一緒に黙とうをささげました。
今日から臨時国会が始まりました。まずは当選議員の皆さんの初登院の出迎え。日本共産党の6人も勢揃いし、山添、武田、岩渕の30代新人トリオのハツラツとした姿が。野党統一候補として当選した皆さんとも握手、当選を喜び合うのはこれまでにないこと。さあ、新しい国会が始まると実感しました。
10時からの本会議では正副議長の選挙があり、議長には自民党推薦の伊達忠一さんが、副議長には民進党推薦の郡司彰さんが選ばれました。本会議では、各議員の委員会所属が確定。私は引き続き、外交防衛委員会、倫理選挙特別委員会を担当し、新たにODA特別委にも所属します。新たな日本共産党参院議員団長に山下よしきさんが就任し、私は引き続き参院幹事長、国対委員長を兼任します。
本会議後に各特別委員会で委員長選任党が行われ、12:30から議員団総会。志位委員長の挨拶に続き、三人の新人議員が決意表明しました。その後、初当選した武田良介参院議員の地元である長野県の皆さんや新潟県から、初登院を激励しようと国会に来られた方々と一緒に記念写真。
議員団控室に戻り、新正副議長の挨拶を受けました。続いて、参議院の新会派「沖縄の風」を結成した、初当選のイハさんと糸数さんが日本共産党に挨拶に来訪。志位委員長らと共に私も同席し沖縄での勝利の意義や今後の闘いについて懇談しました。わが党が2人獲得した外交防衛委員を「沖縄の風」の環境委員と交換したことに感謝の言葉もありました。さらに連携を強めます!
15時からは開会式に出席しました。
BSフジ「プライムニュース」の生放送に出演しました。「衆参で2/3獲得――与野党キーマンに問う 憲法改正の是非と展望」と題して、新藤義孝(自民)、長妻昭(民進)、斉藤鉄夫(公明) の各国会議員と議論しました。
午前中の本会議は再生可能エネルギーの固定価格買取制度の見直しに関する法案の質疑。日本共産党から倉林議員が質問に立ち、原発再稼働を優先し、固定価格買い取り制度を後退させることを厳しくただしました。今や「エネルギー問題の倉林」という感じですね。
終了後、倫理選挙特別委員会。小選挙区制温存・定数10削減の衆院選挙制度関連法案について質問しました。「『身を切る改革』というが、議員定数と消費税増税は別次元。議席は政治の私物ではない」とただすと、自民発議者は「身を切る改革=議
員定数削減というのは誤った認識だ」と答え、公明発議者も「同じ認識」。では、なぜ定数削減だと迫りましたが、理論的根拠は示すことができませんでしたる
午後には、治安維持法被害者国家賠償要求同盟の皆さんの岩城法務大臣との面談に仁比議員と共に同席。102歳の水谷安子さんはじめ4人の犠牲者と増本会長らが参加され、自ら受けた弾圧を語られました。戦後70年余、お元気なうちに謝罪と賠償を何としても実現させたい。
15時から党首討論を傍聴。志位委員長が消費税増税問題で鋭く迫りました。その後、ヒューマンライツウォッチの土井香苗さんから児童福祉法改正案の早期成立について要請を受けました。続いて明日の外交防衛委員会の質問通告。夜は麹町議員宿舎の懇親会。
円山音楽堂で開かれた5,3憲法集会in京都に参加。参加者は3000人を超え、会場からあふれています。共産党・穀田衆院議員、民進党・福山参院議員、生活の党・豊田元衆院議員や社民党、新社会党、緑の党の代表が来賓あいさつの後、手をつないでアピール。「野党は共闘♪」のコールが沸き起こりました。
京大の山室信一教授の講演、朗読劇、リレートークの
後、大会宣言を確認し、京都市役所まで憲法ウォーク。観光客でもにぎわう京都市内でアピールしました。
10時からの本会議は1時間あまりで終了。その後、倫理選挙特別委委員会の理事打ち合わせ会があり、参院選挙の選挙区候補の政見放送に手話通訳や字幕を付けられるようにするために衆院小選挙区のようにビデオ持ち込みを可能にすることはできないか協議しました。
手話通訳や字幕を付けることは必要ですが、ビデオ持ち込みにはクリアすべき問題がありさらに協議することになりました。
夜は川崎市川崎区で演説会。あさか由香選挙区候補、椎葉かずゆき比例候補とともに訴えました。川崎市で反ヘイトスピーチに取り組む青年も弁士に立ってくれました。
終了後、みんなで志位さんのポスターのポーズ。手話で「ぜひ」という意味です。
10時から本会議。採決のみで約三十分で終了。その後、参院選挙での政見放送への手話や字幕を可能にすることについて総務省からレク。研修をうけた手話通訳士を全都道府県で確保することの困難性や、放送局の人的体制や設備の問題などがあるようですが、導入可能な都道府県から実施していくことも可能だと感じました。
衆院小選挙区のように候補者を擁立する政党がビデオを持ち込むやり方もありますが、政党中心の衆院の選挙制度のやり方を個人中心の参院選挙区選挙に持ち込むのはいささか無理があるように思えます。手話や字幕は聴覚障害者にとって必要なことであり、その実現にむけて今後、各会派と議論することになります。
昨日、政府から出されたTPP協議の資料は、タイトル以外はすべて黒濡りというひどいもの。これでどうして議論できるというのでしょうか。国民に中身を示せないというのなら撤退すべきです。
夜は半年ぶりにプール。宿舎近くの区民プールが耐震補強で工事に入ったために中断し、工事終了後も国会が忙しくて遠ざかっていました。この間、競泳の日本選手権をテレビで見て、無性にに泳ぎたくなりました。久しぶりなので600mにとどめましたが、実に爽快。