昨日の私の質問を高知新聞が報道したと連絡がありました。自衛隊地本が高知市に対し自衛官募集適齢者名簿の提出を強く求めた文書について、防衛大臣が「防衛省の立場を踏まえず不適切な要請を行ったことは誠に遺憾だ」と答弁したことを報じています。
午前中は、今後の論戦や地方選の応援日程などについて打ち合わせ。 12時から、参院議員会館内で開かれた法律家六団体による、安保法制の立法化作業に反対する共同アピール発表記者会見&院内集会に参加。先日の予算委の質問で明らかになった点などを報告し、ともにガンバる決意を表明。民主、社民の議員の参加もありました。
質問準備などすすめながら14:30からは倉林明子議員の初の予算委テレビ質問の応援傍聴。福井の高浜原発の再稼働について、立地県は福井だが30㎞県内の人口は京都の方が多いことや、舞鶴市は5㎞圏に入ることを指摘。
実効ある避難計画の策定が困難であることも示しながら、過酷事故被害の可能性があるこらこそ30㎞圏内の市町村に避難計画の策定を求めた以上、こうした市町村に対し立地自治体並みの「拒否権」を与えるべきだと迫り、再稼働中止を求めました。地元の声を正面から伝え「再稼働ありき」の政府の無責任さを浮き彫りにしました。ご苦労様でした!
夕方、銀座で用事があったので、夕食は銀座一丁目にある広島のアンテナショップ「TAU」でお好み焼き! 一階は広島名物、三階はカープグッズなどが並び、三階では広島カープ東京応援団の皆さんが宴会中。広島愛であふれる空間でした。
「自衛隊が給油した米軍戦闘機が空爆で罪もない市民の命を奪うことが許されるというのか」――安倍政権が進める憲法違反の閣議決定の具体化の中止を求めて20日の予算委で総理をただした時、米軍の空爆が一般市民の犠牲を前提で行われていることを告発したかつての質問を思い起こしました。
政府は、集団的自衛権の行使の立法とともに、戦争中の他国軍への自衛隊の支援の大幅拡充を与党協議に提案しています。周辺事態法から地理的限定をなくす法改正と、イラクやアフガン派兵の時のような特措法を作らずにいつでも派遣できる恒久法の制定です。
これまで政府は、輸送や補給等の後方支援は「合憲」だとしつつも、「他国の武力行使と一体」の活動は憲法に反するとし、弾薬の補給や発進準備中の戦闘機への給油はできないとしてきました。ところが今度はいずれも可能にするというのです。
アフガン戦争の時、インド洋で自衛隊が給油した米艦船から発進した戦闘機が空爆で多くの市民を殺害し大問題になりました。今度は自衛隊が直接給油した戦闘機が空爆するのです。「まさに武力行使と一体化ではないか」とただすと、総理は「閣議決定で、戦闘現場以外なら憲法上可能だと整理した。相手からどう見られるかは関係ない」と驚くべき答弁をしました。 総理は、空爆がどんなに深刻な実態があるかをを知ったうえでこんな答弁をしているのでしょうか。
私は、2007年12月6日の外交防衛委員会で、米軍の空爆が一般市民の犠牲を前提として行われていることを告発しました。 http://www2.inoue-satoshi.com/kokkai/2007_168/gaikou_071206.html
この質問でCBSの番組に登場した実名の米軍幹部の証言を取り上げました。ある幹部は、アフガンやイラクで空爆を行う際に、一般市民の犠牲者は事前に見積もられ、それだけの犠牲を出しても空爆を行うかどうかは、現場の司令官の責任で決定されるとしています。
さらにイラクでの重要目標設定にあたった米軍の責任者は、サダム・フセインを攻撃する際に一般市民を29人まで殺害するのは問題ない、現場の判断でやれとなっていた。30人以上殺したときにはその時点でブッシュ大統領かラムズフェルド国防長官に報告しなければならないとはっきり答えているのです。
そして、イラク侵攻前に、重要目標であるイラク政府高官を標的に50回の空爆を勧告したけれども、一人も殺害できなかった、代わりに数百人の一般市民が殺害されたとも述べています。一般市民の犠牲は、「誤爆」ではなく、それを前提で行われていた。これが空爆の実態です。
空爆する米軍戦闘機への自衛隊による給油は、「武力行使と一体」そのものであり明白な憲法違反です。多くの市民の命を奪い、日本への憎しみを生み、憲法九条を持つ国としての日本への世界の人々の信頼も崩れます。絶対に許せません。
今日は終日、予算委員会の外交・安保集中審議に出席。午後から36分間、総理、防衛大臣に質
問しました。NHKのテレビ中継を見ていただけましたでしょうか。
昨年7月の集団的自衛権行使容認等の閣議決定の具体化の与党協議が続けられ、丁度今日、取りまとめの合意がされたところ。私は、その中で、周辺事態法の改正と恒久法の制定で、自衛隊にわよる戦争中の他国軍支援の拡大についてただしました。
イラク、アフガン支援の特措法でも、周辺事態法でも、「非戦闘地域」での後方支援を可能としつつ、弾薬の補給と武力行使へ発進準備中の戦闘機への給油はできないとされてきました。ところが今回の法制にはこれが盛り込まれています。
私の質問に防衛省は、米側から給油の要請があったこと、すでに2013年に日本のヘリ空母に米海兵隊のオスプレイの発着艦訓練が行われていることを認めました。これが行われるとどうなるか。アフガン戦争の時に自衛隊はインド洋で米国等の艦船に給油を行い、そこから発進した戦闘機が空版を行ったことが大問題になりました。
今度は、自衛隊が戦闘機に直接給油をするのですから、まさに「武力行使と一体」です。「相手から見れば、武力行使と一体ではない、など通用しない」とただすと、総理は「憲法上の問題であり、相手からどう見られるかは関係ない」という驚くべき答弁。
アフガン空爆の時も政府を追及しましたが、空爆による市民の犠牲者は1700人近くになりました。あのような暴挙に日本が直接の給油支援を行うことになっても、「憲法上問題はない」と平然と言うことに怒りを覚えました。
「相手からどう見えるかは関係ない」――これもひどい。無辜の市民の命を奪われた側からは、日本は武力行使と一体です。艦船への給油支援をした当時、現地で人道支援をしているNGOの皆さんからも「日本への信頼が損なわれた」と批判の声が広がりましたが、それ以上の決定的な事態となるでしょう。安倍総理がいかに独りよがりの議論をしてるいるかがよくわかりました。
私は「安保の問題は、アメリカがどういっているかを見るとよくわかる」として、カーター国防長官が日米ガイドラインの改定について「地域と世界を舞台に、米国を助ける新たな方法を日本に与えるもの」と発言していることを紹介。「アメリカの要求にこれまで以上にこたえられるようにするのが今回の立法の目的ではないか」と総理をただし、憲法違反の立法作業の中止を求めました。
アフガン空爆との比較で追及した場面で、他党からも「いい質問だ」と声援をもらいましたが、他国軍支援の拡大の問題点を浮き彫りにできたと思います。
テレビをご覧いただけなかった方は。ネットでどうぞ。http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/
明日の予算委員会・外交安保集中審議で総理に対して質問に立ちます。NMH中継有。14:28から36分間。アメリカの要請にこたえ、外国軍隊への自衛隊による支援活動を大幅に拡充する問題を追及します。ぜひご覧ください!
と、いうわけで、今日は質問準備がメイン。18時頃に通告を済ませました。とはいえ、準備に集中できたわけでなく、あれこれ忙しい一日でした。
朝の国対の後、11時から参院議員のOB・OGの会である参院協会40周年の総会に会派代表として参加し挨拶。続いて、議長公邸での祝賀会にも参加しました。吉川春子さんや緒方靖男さんも元気に参加。国対や議運、委員会等でお世話になった皆さんともたくさんお会いできました。
12:30から外交防衛委員会が開かれ、外務、防衛両大臣の所信を聴取。来週の火、木曜日にこれに対する質疑を行うことになりました。
14:00から小池晃副委員長、東海ブロックの本村、島津両議員とともに、愛知保険医協会の皆さんと懇談。続いて、被爆70周年の年に「サダコの鳩」の映画を撮影されている増山麗奈さんが来訪され、映画撮影のこと、サダコとの縁、原発、沖縄など様々なお話しができました。
明日は質問、がんばります。
明後日、3月20日の参院予算委員会で総理出席で外交・安保問題の集中審議が行われことになり、日本共産党から私が質問に立ちます。
今日は8:15からの国対会議で始まり、質問準備に集中。内閣法制局や防衛省などからレクを受け、原稿を作っています。内容は、閣議決定にもとづく自衛隊による他国軍支援の拡大について。
20日金曜日の14:28から36分間。NHKテレビ中継があります。是非、ご覧下さい。
先週金曜日の衆院での来年度予算案の可決を受け、週明けの昨日から参院予算委が始まりました。まずは2日間一巡で全閣僚出席の基本的質疑。日本共産党からは今日、山下よしき書記局長が質問に立ち、沖縄の辺野古新基地の問題で追及しました。
予算委は明日から一般質疑へ。金曜日には外交安保の問題での集中質疑が行われることになり、日本共産党から私が質問に立ちます。TV中継もありますのでご覧あれ。
昨日から論戦準備のピッチを上げており、内閣法制局のレクや、論戦打ち合わせ会議、資料の読み込みや原稿作りなどが続いています。
京都を朝出て、山口県岩国市での演説会へ。松田一志(県議・新)、上田丈二(和木町議・新) 、渕上正博(平生町議・現)各氏の勝利を訴えました。
岩国市・和木町の日本共産党の県議を失ったこの4年間、米軍岩国基地への空中給油機の先行移駐やオスプレイの配備、米軍住宅の着工が強行されました。
私は、「あきらめる必要はありません。米軍再編はワンパッケージで、艦載機移駐も辺野古基地も一つダメになると全部ダメになると政府は言ってきた。沖縄の闘いに連帯し日本共産党の県議復活で基地強化ノーの声示そう」と訴えました。
和木町議候補の上田丈二さんは、マツダの派遣切り裁判原告団の副団長。闘いを通じて日本共産党に入党されました。現職議員が亡くなり議席空白となった同町に移住しての挑戦。闘いが人を作り、鍛える。私も決意を新たにしました。必ず勝利を!
終了後、岩国空港から羽田へ。さあ、明日から参院での予算委論戦が始まります!
京丹後市の米軍Xバンドレーダー基地にアメリカの国内法を根拠に立ち入りを禁止するとした看板が設置されていることが昨日の京都新聞に報道され「主権侵害だ」と問題になっています。
倉林明子参院議員とともに今日、外務省、防衛省から説明を求めたところ、両省は「不適切であり、昨日、米側に撤去を申し入れた。順次撤去されている」と回答。さらに、他の基地でも同様の看板がないか、米国に全国的調査と撤去させるよう求めました。
問題の看板には、英語と日本語で敷地内への立ち入りを禁止すると記されています。英語の表示では、その根拠として日本の法律とともにアメリカの国内保安法に基づくと記されており、日本語の表示には日本の法律についてのみ書かれています。
しかし「施設・区域内の立ち入り禁止部分につき立ち入り禁止を担保するのは米国内法でなく我が国内法たる刑事特別法第二条」(外務省・『日米地位協定の考え方』)です。外務省は「あたかも米国の法律で禁止されているような誤解を与える不適切なもの」として撤去を求めたと説明。同様の看板の問題は1983年、2012年にも国会で問題になり、外務省は米側に撤去を求めています。
私は、「日本の主権侵害になる表記だ。辺野古での米軍による日本人拘束に見られた、米軍の姿勢が示されたのではないか。過去にも指摘されていながら米側が繰り返していることは重大だ。他の基地でも同様の表記がないか調べ、撤去するよう求めるべきだ」と要求。両省は「調査は検討するが、指摘があれば撤去を求める」と答えました。
12時から外交防衛委員会理事懇。ISによる日本人殺害事件に関する政府対応や、日本の難民支援等の内訳など、政府から追加の説明がありました。
今日は、全労連の公務労働の皆さんの国会行動。午前中は自治労連の皆さんの要請を受け、午後には請願デモを激励。いっせいに参院の調査会などが開かれてあり、私の田村さんの二人での激励となりました。15時には石川県の医労連の代表の皆さんから要請を受け懇談。18時からは自由法曹団の皆さんと安保法制の問題で意見交換をしました。